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公開番号2025006024
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106557
出願日2023-06-29
発明の名称遊技機
出願人サミー株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A63F 5/04 20060101AFI20250109BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】通常区間と、有利区間と、を備え、有利区間は、メイン遊技状態『BB』と、メイン遊技状態『エンディングBB』と、メイン遊技状態『ミッション』と、メイン遊技状態『ミッション高確率』と、を含み、通常区間から有利区間へ移行する場合は『ミッション高確率』へ移行し、『BB』においてBBゲームが終了すると、所定確率で『ミッション高確率』へ移行し、『エンディングBB』においてBBゲームが終了すると、高確率ゲーム数を付与して通常区間へ移行し、『ミッション』および『ミッション高確率』において、有利区間残りゲーム数が300回または有利区間残り差枚数が500枚になると『エンディングBB』へ移行させる。
【選択図】図112
特許請求の範囲【請求項1】
遊技が実行可能な通常区間と、
前記通常区間における遊技よりも有利な遊技が実行可能であり、所定の終了条件が成立すると前記通常区間へ移行する有利区間と、を備え、
前記有利区間は、
遊技者に有利な特別遊技を実行可能な第1の特別遊技状態と、
前記特別遊技を実行可能な第2の特別遊技状態と、
前記第1の特別遊技状態へ移行可能な特別遊技移行遊技状態と、
抽せん可能遊技回数を消費するまで、前記特別遊技移行遊技状態へ移行するための移行抽せんを実行可能な移行抽せん遊技状態と、を含み、
前記通常区間から前記有利区間へ移行する場合は、前記移行抽せん遊技状態へ移行し、
前記第1の特別遊技状態において前記特別遊技が終了すると、所定確率で前記移行抽せん遊技状態へ移行し、
前記第2の特別遊技状態において前記特別遊技が終了すると、前記抽せん可能遊技回数を付与して前記通常区間へ移行し、
前記特別遊技移行遊技状態および移行抽せん遊技状態において、前記所定の終了条件が成立する前に前記第2の特別遊技状態へ移行させることを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スロットマシンやぱちんこ機等の遊技機に関する。
続きを表示(約 6,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、遊技機には、スロットマシン(回胴式遊技機)、ぱちんこ遊技機、アレンジボール遊技機、じゃん球遊技機などがあり、この種の遊技機の中には、例えば特許文献1に示すようなスロットマシンがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-144015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の遊技機では、遊技性を高めて遊技の興趣向上を図るためや、円滑に遊技を行えるようにするために、種々の工夫がなされてきたが更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下のような特徴を備えている。なお、以下の特徴構成の説明では、後述する実施形態において対応する構成の一例を括弧書きで示している。
【0007】
本発明に係る遊技機は、遊技が実行可能な通常区間と、前記通常区間における遊技よりも有利な遊技が実行可能であり、所定の終了条件(例えば、第5実施形態における有利区間残りゲーム数が120)が成立すると前記通常区間へ移行する有利区間と、を備え、前記有利区間は、遊技者に有利な特別遊技を実行可能な第1の特別遊技状態(例えば、第5実施形態におけるメイン遊技状態『BB』)と、前記特別遊技を実行可能な第2の特別遊技状態(例えば、第5実施形態におけるメイン遊技状態『エンディングBB』)と、前記第1の特別遊技状態へ移行可能な特別遊技移行遊技状態(例えば、第5実施形態におけるメイン遊技状態『ミッション』)と、抽せん可能遊技回数(例えば、第5実施形態における高確率ゲーム数)を消費するまで、前記特別遊技移行遊技状態へ移行するための移行抽せんを実行可能な移行抽せん遊技状態(例えば、第5実施形態におけるメイン遊技状態『ミッション高確率』)と、を含み、前記通常区間から前記有利区間へ移行する場合は、前記移行抽せん遊技状態へ移行し、前記第1の特別遊技状態において前記特別遊技が終了すると、所定確率で前記移行抽せん遊技状態へ移行し、前記第2の特別遊技状態において前記特別遊技が終了すると、前記抽せん可能遊技回数を付与して前記通常区間へ移行し、前記特別遊技移行遊技状態および移行抽せん遊技状態において、前記所定の終了条件が成立する前(例えば、第5実施形態における有利区間残りゲーム数が300)に前記第2の特別遊技状態へ移行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上記構成の遊技機によれば、遊技の興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの正面図である。
上記スロットマシンの構成を概略的に示すブロック図である。
上記スロットマシンから前扉を取り外した状態を示す正面図である。
上記スロットマシンのリールの図柄配置を示す図である。
上記スロットマシンにおける図柄組合せ1を示す図である。
上記スロットマシンにおける図柄組合せ2を示す図である。
上記スロットマシンにおける図柄組合せ3を示す図である。
上記スロットマシンにおける図柄組合せ4を示す図である。
上記スロットマシンの機能を概念的に示すブロック図である。
上記スロットマシンにおける各RT状態の関係を示す図である。
上記スロットマシンにおける各遊技モードの関係を示す図である。
上記スロットマシンの制御で使用される変数を示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)は有利区間移行抽せん、(B)はチャンスモード1抽せん、(C)はチャンスモード2抽せん-1、(D)はチャンスモード2抽せん-2、(E)はチャンスゲーム3抽せんの内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はチャンスゲーム数抽せん、(B)はチャンス周期抽せん、(C)はEX1モード抽せん、(D)はEX2モード抽せん、(E)はATモード抽せん-1、(F)はATモード抽せん-2、(G)はATモード抽せん-3の内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はセブン1抽せん、(B)はセブン2抽せん、(C)はATモード書換抽せん、(D)はセブンループ抽せん、(E)は金セブンループ抽せん、(F)は金セブンループ書換抽せん、(G)は上乗せモード抽せんの内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はベル回数切替抽せん、(B)はセブンストック1抽せん、(C)はセブンストック2抽せん、(D)は演出レバーウェイト抽せんの内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はAT周期抽せん-1、(B)はAT周期抽せん-2、(C)は引き戻し1抽せん-1、(D)は引き戻し1抽せん-2の内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)は引き戻し1抽せん-3、(B)は引き戻し2抽せん、(C)はAT周期優遇ゲーム数抽せんの内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はセブンテーブル1抽せん、(B)はセブンテーブル2抽せんの内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はベル回数1抽せん-1、(B)はベル回数1抽せん-2、(C)はベル回数2抽せん、(D)はベル回数3抽せんの内容をそれぞれ示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はボーナス条件装置と演出グループA番号との対応関係を示し、(B)は入賞再遊技条件装置と演出グループB番号との対応関係を示す図である。
上記スロットマシンにおける演出グループ番号と条件装置グループ番号との対応関係を示す図である。
上記スロットマシンにおける各条件装置に割り当てた当選置数を示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)はボーナス条件装置を示し、(B)は入賞再遊技条件装置(1)を示す図である。
上記スロットマシンにおける入賞再遊技条件装置(2)を示す図である。
上記スロットマシンにおける入賞再遊技条件装置(3)を示す図である。
上記スロットマシンにおける入賞再遊技条件装置(4)を示す図である。
上記スロットマシンにおける入賞再遊技条件装置(5)を示す図である。
上記スロットマシンにおける入賞再遊技条件装置(6)を示す図である。
上記スロットマシンにおける(A)は設定変更処理、(B)は遊技進行制御処理、(C)は遊技開始待機処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)は内部抽せん処理、(B)はグループ番号セット処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける区間種別番号管理レバー処理の流れを示すフローチャートである。
上記区間種別番号管理レバー処理の続きの流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)は有利区間移行処理、(B)はチャンスゲーム数抽せん処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるAT当せん時処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はセブン番号補正処理、(B)は補正カウンタ処理、(C)は到達フラグ処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるAT突入時レバー処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はループCUランクセット処理、(B)はセブンループ抽せん処理、(C)は金セブンループ抽せん補正処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるベル回数カウンタ補正処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるレバー時ウェイト処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はメイン遊技状態番号1レバー処理、(B)はチャンスモード番号判定処理、(C)はメイン遊技状態番号2,5レバー処理、の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるAT当せん後レバー処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はメイン遊技状態番号3レバー処理、(B)は金セブンループ書換抽せん補正処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はメイン遊技状態番号4レバー処理、(B)はAT周期優遇ゲーム数抽せん処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける待機演出処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける区間種別番号管理遊技終了処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける累積カウンタ処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるメイン遊技状態番号0全停処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるAT突入後終了処理の流れを示すフローチャートである。
上記AT突入後終了処理の続きの流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はメイン遊技状態番号1全停処理、(B)はメイン遊技状態番号2,5全停処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるはメイン遊技状態番号3全停処理の流れを示すフローチャートである。
上記メイン遊技状態番号3全停処理の続きの流れを示すフローチャートである。
上記メイン遊技状態番号3全停処理の別の続きの流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるメイン遊技状態番号4全停処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおける(A)はメイン遊技状態番号6全停処理、(B)はメイン遊技状態番号7全停処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるは有利区間クリアカウンタ管理処理の流れを示すフローチャートである。
上記スロットマシンにおけるタイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態のスロットマシンの正面図である。
第2実施形態のスロットマシンの斜視図である。
第2実施形態のスロットマシンの内部構造を示す正面図である。
第2実施形態のスロットマシンにおいて、主制御装置が筐体の内部に取り付けられた状態を示す正面図である。
第2実施形態のスロットマシンにおいて、前扉が開いた状態を示す正面図である。
第2実施形態のスロットマシンの主制御装置の斜視図である。
第2実施形態のスロットマシンの主制御装置の分解斜視図である。
第2実施形態のスロットマシンの主制御装置の断面図である。
第2実施形態のスロットマシンのケース本体の斜視図である。
第2実施形態のスロットマシンにおける基板ケース取り付け機構の正面図である。
第2実施形態のスロットマシンにおける基板ケース取り付け機構の斜視図である。
第2実施形態のスロットマシンにおける主制御基板の正面図である。
第2実施形態のスロットマシンにおける主制御基板の変形例を示す正面図である。
第2実施形態のスロットマシンにおける別の主制御基板の表面部の所定領域に実装された複数種類の電気素子を基板表面側から見た状態の図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の上記所定領域に実装された複数種類の電気素子のリード線を基板裏面側から見た状態の図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の表面部の別の所定領域に実装された複数種類の電気素子を基板表面側から見た状態の図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の裏面部の上記別の所定領域に実装された複数種類の電気素子のリード線を基板裏面側から見た状態の図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の導電層間距離と遊技メダルの厚みとの関係を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の辺縁部に遊技メダルが当接した状態を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の辺縁部にぱちんこ球が当接した状態を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板に実装される複数種類の電子部品のリード線の突出高さの関係を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の上記別の所定領域を正面視した場合の見え方を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の上記別の所定領域を頭を横に傾けて見た場合の見え方を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の表面部に印刷される部品名称の態様例を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の表面部に印刷される部品枠線の態様例を示す図である。
第2実施形態における上記別の主制御基板の表面部に実装される情報表示ランプとLED素子の高さの関係を示す図である。
第3実施形態のスロットマシンにおける役抽せんの当せん確率に応じた置数表を示す図である。
第3実施形態のスロットマシンにおいて実行される空中戦演出の流れを説明するための説明図である。
上記空中戦演出を実行するための空中戦演出処理の内容を示すフローチャートである。
上記空中戦演出処理において実行される戦闘演出処理の内容を示すフローチャートである。
第3実施形態のスロットマシンにおいて実行されるエンディング区間への移行制御について説明するための説明図である。
上記エンディング区間への移行制御を実行するための処理の一例を示すフローチャートである。
第3実施形態のスロットマシンにおいて実行される有利区間中の正解押し順報知制御について説明するための説明図である。
上記有利区間中の正解押し順報知制御を実行するための処理の一例を示すフローチャートである。
第4実施形態のスロットマシンにおける各リールの図柄配列を示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおけるボーナス役及び再遊技役の図柄組合せを示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおける別の再遊技役及び小役の図柄組合せを示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおける別の小役の図柄組合せを示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおける別の小役の図柄組合せを示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおける別の小役の図柄組合せを示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおける別の小役の図柄組合せを示す図である。
第4実施形態のスロットマシンにおける別の小役の図柄組合せを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、上記図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
なお、以下の説明における「役決定処理」とは予め設定された複数の役決定結果番号(1つまたは複数の遊技役またはハズレ(ハズレを設定しない場合は除く)により構成される)の中から、1つまたは複数の役決定結果番号(当選項目)を無作為に選択するために、電子機器等を用いて実行される抽選等の選択行為(「役決定」とも称する)を意味している。ここで、役決定結果番号とは、当該役決定結果番号が決定(選出)された遊技において成立することが許容される1つもしくは複数の遊技役(「成立許容役」や「当選役」とも称する)またはハズレを規定するものである。なお、役決定のことを「内部抽せん」または「役抽選」とも称し、抽選や当選における「選」は「籤」または「せん」とも称する。
(【0011】以降は省略されています)

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