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公開番号
2024176987
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023098507,2023093721
出願日
2023-06-15,2023-06-07
発明の名称
水改質効果の評価方法及び評価装置、並びに、水改質効果有無の判定方法及び判定装置
出願人
ティーケイケイホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20241212BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水改質処理の効果の程度を評価したり、水改質処理の効果の有無を予め判定したりする。
【解決手段】水改質効果の評価方法が、改質対象水に対して水改質処理が施されていない未処理水と改質対象水に対して水改質処理が施された処理水とのそれぞれにスケール成分の粒子を投入して撹拌する処理(ステップS1-4)と、スケール成分の粒子が投入された未処理水と処理水とのそれぞれを濃縮する処理(ステップS1-5)と、スケール成分の粒子が投入された未処理水と処理水とのそれぞれについてゼータ電位を測定する処理(ステップS1-6)と、処理水のゼータ電位と未処理水のゼータ電位との差の絶対値を算出する処理(ステップS1-7)と、算出した差に基づいて改質対象水に対する水改質処理の効果の程度を評価する処理(ステップS1-8)と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
改質対象水に対して水改質処理が施されていない未処理水と前記改質対象水に対して前記水改質処理が施された処理水とのそれぞれにスケール成分の粒子を投入して撹拌する処理と、
前記スケール成分の粒子が投入された前記未処理水と前記処理水とのそれぞれについてゼータ電位を測定する処理と、
前記処理水の前記ゼータ電位と前記未処理水の前記ゼータ電位との差の絶対値を算出する処理と、
算出した前記差に基づいて前記改質対象水に対する前記水改質処理の効果の程度を評価する処理と、を含む、
ことを特徴とする水改質効果の評価方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記スケール成分の粒子が、炭酸塩スケールとケイ酸塩スケールとのうちの少なくとも一方である、
ことを特徴とする請求項1に記載の水改質効果の評価方法。
【請求項3】
前記スケール成分の粒子が投入された前記未処理水と前記処理水とのそれぞれを濃縮する処理を更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の水改質効果の評価方法。
【請求項4】
前記改質対象水が、スケール生成の影響を受ける機器又は設備で使用される水である、
ことを特徴とする請求項1に記載の水改質効果の評価方法。
【請求項5】
前記改質対象水が、水道水、地下水、河川水のうちの少なくとも1つである、
ことを特徴とする請求項1に記載の水改質効果の評価方法。
【請求項6】
前記処理水が、冷却塔と、前記冷却塔の下部に設けられた水槽と、前記水槽に補給水を注水する補給水注水管と、前記水槽から冷却先へと冷却水を供給する冷却水供給管と、前記冷却先から前記冷却塔へと冷却水を回収する冷却水回収管と、を備える冷却装置における、人工鉱石を用いて前記水槽内の水を改質する第1改質ステップと、人工鉱石を用いて前記補給水を改質する第2改質ステップと、を含む水改質処理が施された水である、
ことを特徴とする請求項1に記載の水改質効果の評価方法。
【請求項7】
改質対象水に対して水改質処理が施されていない未処理水と前記改質対象水に対して前記水改質処理が施された処理水とのそれぞれにスケール成分の粒子が投入されて撹拌されたうえで、前記スケール成分の粒子が投入された前記未処理水と前記処理水とのそれぞれについて測定されたゼータ電位の値の入力を受け付ける第1手段と、
前記処理水の前記ゼータ電位の値と前記未処理水の前記ゼータ電位の値との差の絶対値を算出する第2手段と、
算出された前記差に基づいて前記改質対象水に対する前記水改質処理の効果の程度を評価する第3手段と、を有する、
ことを特徴とする水改質効果の評価装置。
【請求項8】
前記スケール成分の粒子が、炭酸塩スケールとケイ酸塩スケールとのうちの少なくとも一方である、
ことを特徴とする請求項7に記載の水改質効果の評価装置。
【請求項9】
前記スケール成分の粒子が投入された前記未処理水と前記処理水とのそれぞれが濃縮される、
ことを特徴とする請求項7に記載の水改質効果の評価装置。
【請求項10】
前記改質対象水が、スケール生成の影響を受ける機器又は設備で使用される水である、
ことを特徴とする請求項7に記載の水改質効果の評価装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水改質効果の評価方法及び評価装置、並びに、水改質効果有無の判定方法及び判定装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
水質を改善する従来の技術として、銅と亜鉛の合金または銅からなる金属繊維であって、表面に多数の歯状突起が形成された金属繊維と、金属繊維を充填した充填容器であって、多数の通水孔が形成された充填容器と、を備え、水に含まれるシリカやスケールの成分を除去する水質改善装置が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-239938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、水質の改善を行った場合には、水質の改善前に対する水質の改善の程度を客観的に評価することができることが望まれる。
【0005】
また、水質の改善を行う際には、水質を改善するために適用しようとしている水改質の方法・手法によって水質改善対象の水が改善され得るのか否か、言い換えると、水質を改善するために適用しようとしている水改質の方法・手法が水質改善対象の水を改善するのに適切で有効な方法・手法であるのか否かを予め客観的に判定することができることが望まれる。
【0006】
そこで本発明は、1つの側面では、水改質処理の効果の程度を評価することが可能な技術を提供することを目的とする。本発明は、また、水改質処理の効果の有無を予め判定することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る水改質効果の評価方法は、改質対象水に対して水改質処理が施されていない未処理水と前記改質対象水に対して前記水改質処理が施された処理水とのそれぞれにスケール成分の粒子を投入して撹拌する処理と、前記スケール成分の粒子が投入された前記未処理水と前記処理水とのそれぞれについてゼータ電位を測定する処理と、前記処理水の前記ゼータ電位と前記未処理水の前記ゼータ電位との差の絶対値を算出する処理と、算出した前記差に基づいて前記改質対象水に対する前記水改質処理の効果の程度を評価する処理と、を含む、ようにしてもよい。
【0008】
本発明に係る水改質効果の評価方法は、前記スケール成分の粒子が、炭酸塩スケールとケイ酸塩スケールとのうちの少なくとも一方である、ようにしてもよい。
【0009】
本発明に係る水改質効果の評価方法は、前記スケール成分の粒子が投入された前記未処理水と前記処理水とのそれぞれを濃縮する処理を更に含む、ようにしてもよい。
【0010】
本発明に係る水改質効果の評価方法は、前記改質対象水が、スケール生成の影響を受ける機器又は設備で使用される水である、ようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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