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公開番号
2024155986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2024145043,2022178524
出願日
2024-08-27,2020-03-12
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社三洋物産
代理人
個人
主分類
A63F
5/04 20060101AFI20241024BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】遊技を進行させるための処理が好適に行われるようにすることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技区間として第1区間と第2区間とが設定されている。第1区間において実行されたゲームにていずれかの役に当選することで第2区間に移行する。第2区間においては移行条件が成立することでAT状態に遊技状態が移行する。AT状態においてはベル入賞を成立させるためのリールの停止順序が報知される。AT状態において上乗せ条件が成立するとAT状態の残りの継続ゲーム数又は残りのセット回数を上乗せするための上乗せ用処理が実行される。AT状態が終了する場合には第2区間が終了する。また、AT状態が終了する場合には移行待ち演出が実行され、当該移行待ち演出は第2区間に新たに移行するまで継続される。
【選択図】 図10
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技者が使用可能な遊技価値数の情報を記憶する数記憶手段と、
当該数記憶手段に記憶されている遊技価値数の情報をベットすべく操作されるベット操作手段と、
所定数の前記遊技価値がベットされている状況において開始操作手段が操作された場合にゲームを開始させるゲーム制御手段と、
前記ゲームにおいて所定の再遊技入賞が成立した場合に遊技価値のベットを要することなく新たな前記ゲームの開始を可能とする所定の再遊技特典を付与する再遊技付与手段と、
ベットされている前記遊技価値の数の情報を表示する第1表示手段と、
ベットされている前記遊技価値の数の情報を表示する第2表示手段と、
前記所定の再遊技入賞が成立した場合に前記第1表示手段におけるベットされている前記遊技価値の数の情報の表示を前記所定の再遊技入賞とは異なる再遊技入賞が成立した場合と同様の表示内容にさせる第1表示制御手段と、
前記ベット操作手段が操作されたことに基づき複数の遊技価値がベットされた場合、当該複数の遊技価値がベットされたことに対応する表示が行われるように前記第2表示手段の表示を段階的に変化させる第2表示制御手段と、
を備え、
前記第2表示制御手段は、
複数の遊技価値がベットされていることに対応する複数ベット表示が前記第2表示手段にて行われている状況で前記所定の再遊技入賞が成立した場合であってその後に前記ベット操作手段が操作された場合、前記第2表示手段の表示を段階的に変化させることで前記第2表示手段において前記複数ベット表示を再開させる手段と、
前記複数ベット表示が前記第2表示手段にて行われている状況で前記所定の再遊技入賞が成立した場合であってその後に前記ベット操作手段が操作されることなく前記開始操作手段が操作された場合、前記第2表示手段において前記複数ベット表示をそのまま再開させる手段と、
を備え、
本遊技機は、
前記数記憶手段に記憶されている前記遊技価値数の情報をベットすることが可能な状況において前記ベット操作手段の発光手段を点灯状態とする手段と、
前記所定の再遊技入賞が成立した場合に前記ベット操作手段の前記発光手段を点灯状態とする手段と、
を備えていることを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関するものである。
続きを表示(約 5,800 文字)
【背景技術】
【0002】
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンが知られている。例えば、パチンコ遊技機では、遊技者に付与された遊技球を貯留する皿貯留部を遊技機前面部に備えており、当該皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内されて、遊技者の発射操作に応じて遊技領域に向けて発射される。そして、例えば遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球した場合に、例えば抽選処理が実行されたり、例えば払出装置から皿貯留部に遊技球が払い出される。また、パチンコ遊技機においては、皿貯留部として上側皿貯留部と下側皿貯留部とを備えた構成も知られており、この場合、上側皿貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内され、当該上側皿貯留部にて余剰となった遊技球が下側皿貯留部に排出される。
【0003】
また、スロットマシンでは、メダルがベットされている状況でスタートレバーが操作されて新たなゲームが開始される場合に制御手段にて抽選処理が実行される。また、抽選処理が実行された場合には制御手段にて回転開始制御が実行されることによりリールの回転が開始され、当該リールの回転中にストップボタンが操作された場合には制御手段にて回転停止制御が実行されることによりリールの回転が停止される。そして、リールの回転停止後の停止結果が抽選処理の当選役に対応したものである場合には、当該当選役に対応した特典が遊技者に付与される(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-202037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記例示等のような遊技機においては遊技が好適に行われるようにする必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、遊技が好適に行われるようにすることが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、遊技者が使用可能な遊技価値数の情報を記憶する数記憶手段と、
当該数記憶手段に記憶されている遊技価値数の情報をベットすべく操作されるベット操作手段と、
所定数の前記遊技価値がベットされている状況において開始操作手段が操作された場合にゲームを開始させるゲーム制御手段と、
前記ゲームにおいて所定の再遊技入賞が成立した場合に遊技価値のベットを要することなく新たな前記ゲームの開始を可能とする所定の再遊技特典を付与する再遊技付与手段と、
ベットされている前記遊技価値の数の情報を表示する第1表示手段と、
ベットされている前記遊技価値の数の情報を表示する第2表示手段と、
前記所定の再遊技入賞が成立した場合に前記第1表示手段におけるベットされている前記遊技価値の数の情報の表示を前記所定の再遊技入賞とは異なる再遊技入賞が成立した場合と同様の表示内容にさせる第1表示制御手段と、
前記ベット操作手段が操作されたことに基づき複数の遊技価値がベットされた場合、当該複数の遊技価値がベットされたことに対応する表示が行われるように前記第2表示手段の表示を段階的に変化させる第2表示制御手段と、
を備え、
前記第2表示制御手段は、
複数の遊技価値がベットされていることに対応する複数ベット表示が前記第2表示手段にて行われている状況で前記所定の再遊技入賞が成立した場合であってその後に前記ベット操作手段が操作された場合、前記第2表示手段の表示を段階的に変化させることで前記第2表示手段において前記複数ベット表示を再開させる手段と、
前記複数ベット表示が前記第2表示手段にて行われている状況で前記所定の再遊技入賞が成立した場合であってその後に前記ベット操作手段が操作されることなく前記開始操作手段が操作された場合、前記第2表示手段において前記複数ベット表示をそのまま再開させる手段と、
を備え、
本遊技機は、
前記数記憶手段に記憶されている前記遊技価値数の情報をベットすることが可能な状況において前記ベット操作手段の発光手段を点灯状態とする手段と、
前記所定の再遊技入賞が成立した場合に前記ベット操作手段の前記発光手段を点灯状態とする手段と、
を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、遊技が好適に行われるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態におけるスロットマシンの正面図である。
前面扉を開いた状態を示すスロットマシンの斜視図である。
筐体の正面図である。
左リールの組立斜視図である。
各リールの図柄配列を示す図である。
表示窓部から視認可能となる図柄と組合せラインとの関係を示す説明図である。
入賞態様と付与される特典との関係を示す説明図である。
(a)共通表示領域の正面図であり、(b)兼用表示部にて表示される停止順序に対応する情報の内容を説明するための説明図である。
(a),(b)画像表示装置における停止順序の報知内容と兼用表示部における停止順序の表示内容との関係を説明するための説明図である。
スロットマシンの電気的構成図である。
主側MPUにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される開始待ち処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される役の抽選処理を示すフローチャートである。
非ボーナス状態の役抽選テーブルを説明するための説明図である。
RT状態の役抽選テーブルを説明するための説明図である。
リールの停止順序と成立する入賞態様との関係を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行される当選データの取得処理を示すフローチャートである。
(a)ステッピングモータの駆動系を示す接続図であり、(b)ステッピングモータの駆動特性を示す図である。
相励磁の内容を説明するための説明図である。
(a)加速用テーブルを説明するための説明図であり、(b)停止用テーブルを説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるリール制御処理を示すフローチャートである。
各リールの回転制御を実行するために利用される主側RAMの各エリアを説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるステッピングモータ制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される停止制御用処理を示すフローチャートである。
(a)~(j)各リールの回転制御が実行される様子を示すタイムチャートである。
各リールの図柄配列を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行される遊技終了時の対応処理を示すフローチャートである。
スロットマシンに存在している遊技状態及び遊技区間を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるボーナス用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるRT用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される停止順報知制御処理を示すフローチャートである。
(a)~(c)逆押し報知が実行された場合においてその逆押し報知に従ってリールの停止操作が行われた場合におけるリールの停止態様を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるゲーム終了時の設定処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるベット表示部の制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される疑似ベット対応処理を示すフローチャートである。
演出側MPUにて実行されるベット報知制御処理を示すフローチャートである。
(a)~(h)ベット報知が行われる様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される遊技区間の第1制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される遊技区間の第2制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時の有利抽選処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される通常用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時のAT状態用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるAT用処理を示すフローチャートである。
上乗せ期間における演出モードの内容を説明するための説明図である。
(a)~(d)演出モードを第1~第3演出モードのいずれにするのかを決定するための画像表示を説明するための説明図である。
演出側MPUにて実行される演出モードの選択処理を示すフローチャートである。
(a)~(g)演出モードの選択期間において上乗せ期間にて実行対象となる演出モードの種類が決定される様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される上乗せ期間用処理を示すフローチャートである。
演出側MPUにて実行される上乗せ期間中の演出制御処理を示すフローチャートである。
(a)~(g)リールの停止順序の報知の有無に応じて途中フリーズ期間の設定態様が相違する様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行されるエンディング対応処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるAT時の停止順報知用処理を示すフローチャートである。
(a)インデックス値IV=10に当選した場合において逆押し報知が実行される様子を説明するための説明図であり、(b)インデックス値IV=10に当選した場合において順押し報知が実行される様子を説明するための説明図である。
演出側MPUにて実行されるAT中の演出制御処理を示すフローチャートである。
(a)画像表示装置にて実行されるエンディング確定演出の表示内容の一例を説明するための説明図であり、(b)画像表示装置にて実行されるエンディング用演出の表示内容の一例を説明するための説明図であり、(c)画像表示装置にて実行される移行待ち演出の表示内容の一例を説明するための説明図である。
演出側MPUにて実行される終了制御処理を示すフローチャートである。
(a)~(h)AT状態においてエンディング条件が成立する場合におけるスロットマシンの動作内容を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される非移行対応処理を示すフローチャートである。
(a)非移行連続カウンタの値及び現状の使用対象として設定されている設定値の組合せに対応する設定示唆抽選テーブルの選択態様を説明するための説明図であり、(b)各設定示唆抽選テーブルの内容を説明するための説明図である。
(a)小期待度コマンドに対応する演出が画像表示装置にて実行される様子を説明するための説明図であり、(b)中設定コマンドに対応する演出が画像表示装置にて実行される様子を説明するための説明図であり、(c)高設定コマンドに対応する演出が画像表示装置にて実行される様子を説明するための説明図である。
演出側MPUにて実行される非AT中の演出制御処理を示すフローチャートである。
(a)解除ゲーム数のゲーム数範囲及び移行モードの種類の組合せに対応する移行示唆抽選テーブルの選択態様を説明するための説明図であり、(b)各移行示唆抽選テーブルの内容を説明するための説明図である。
(a)画像表示装置にて表示される第1移行画像を説明するための説明図であり、(b)画像表示装置にて表示される第2移行画像を説明するための説明図であり、(c)画像表示装置にて表示される第3移行画像を説明するための説明図である。
(a)~(f)第1区間となってから第2区間への移行が発生するまでにおける演出の実行内容を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される外部出力設定処理を示すフローチャートである。
(a)~(h)AT信号の出力レベルが切り換えられる様子を示すタイムチャートである。
第2の実施形態における主側MPUにて実行されるステッピングモータ制御処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態における主側MPUにて実行されるステッピングモータ制御処理を示すフローチャートである。
第4の実施形態における演出側MPUにて実行される終了制御処理を示すフローチャートである。
演出側MPUにて実行される非AT中の演出制御処理を示すフローチャートである。
第5の実施形態における主側MPUにて実行される上乗せ期間用処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるスロットマシン10に本発明を適用した場合の第1の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はスロットマシン10の正面図であり、図2はスロットマシン10の前面扉12を開いた状態の斜視図であり、図3は筐体11の正面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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