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公開番号2024127923
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024106816,2023029191
出願日2024-07-02,2016-03-01
発明の名称遊技機
出願人株式会社三洋物産
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20240912BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技者の遊技への注目度を向上させることができる遊技機の提供。
【解決手段】遊技機は、複数の絵柄を変動表示する変動表示手段と、変動表示手段にて遊技者にとって有利な特定制御状態に遊技状態を移行するのではないかと遊技者に期待させるような期待演出としてリーチ表示を実行する期待演出実行手段とを備える。リーチ表示は、時系列的に連続する複数のストーリーを備える。期待演出実行手段は、複数のストーリーのうち、いずれかのストーリーを後段ストーリーとして選択するストーリー選択部と、後段ストーリーよりも時系列的に前の前段ストーリーを選択する前段ストーリー選択部と、前段ストーリーを早送りして進行させた後、後段ストーリーに接続して通常の速さで進行させる早送り演出を実行する早送り演出実行部と、複数のストーリーのうち、どのストーリーを進行させているかを遊技者に報知するインジケータIND1とを備える。
【選択図】図45
特許請求の範囲【請求項1】
複数の絵柄を変動表示する変動表示手段と、前記変動表示手段にて遊技者にとって有利な特定制御状態に遊技状態を移行するのではないかと遊技者に期待させるような期待演出としてリーチ表示を含む演出を実行可能な演出実行手段とを備える遊技機であって、
前記リーチ表示において、
時系列的に連続する複数の動画像を表示可能であり、
前記演出実行手段は、
前記複数の動画像のうち第1動画像が表示されるように選択する第1動画像選択手段と、
前記第1動画像よりも時系列的に前の動画像である第2動画像が表示されるように選択する第2動画像選択手段と、
前記第2動画像が実行され得る部分に、前記第2動画像ではなく前記第2動画像とは異なる特定の動画像を実行可能な特定実行手段と、
前記第2動画像が通常表示されるよりも速い速度で表示される態様で進行された後において、前記第1動画像が通常の速さで表示される所定演出を実行する所定演出実行手段とを備え、
前記特定実行手段によって前記特定の動画像が実行された場合、前記第2動画像が実行された場合よりも前記特定制御状態へと移行する期待度が高いことを示唆可能に構成されていることを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の絵柄を変動表示する変動表示手段を備えた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機は、作動口に遊技球が入球することによって、大当たり抽選などの内部抽選を実行するとともに、絵柄の変動表示を開始する。遊技機は、例えば、大当たり抽選に当選した場合には、特定の絵柄の組み合わせ等を表示装置に最終的に停止表示させるとともに、遊技者にとって有利な特定制御状態に遊技状態を移行する。この特定制御状態では、遊技機は、例えば、遊技球が入球可能な状態に可変入賞装置を移行させることによって、大量の遊技球を払い出している。
ところで、このような遊技機は、絵柄の変動表示を開始した後、特定制御状態に遊技状態を移行するのではないかと遊技者に期待させるような期待演出としてリーチ表示を実行している。このリーチ表示は、例えば、時系列的に連続する複数のストーリーを有し、これらのストーリーの一部を早送りする演出を実行し、遊技者の期待感を増大させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-074175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このようなストーリーの一部を早送りする演出は、ストーリーの進行の速度が速く、その内容も難解になってしまうので遊技者は期待感の大小を判断しにくく、ひいては遊技者の遊技への注目度も低下してしまう場合があるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、遊技者の遊技への注目度を向上させることができる遊技機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の遊技機は、複数の絵柄を変動表示する変動表示手段と、変動表示手段にて遊技者にとって有利な特定制御状態に遊技状態を移行するのではないかと遊技者に期待させるような期待演出としてリーチ表示を含む演出を実行可能な演出実行手段とを備える遊技機であって、リーチ表示において、時系列的に連続する複数の動画像を表示可能であり、演出実行手段は、複数の動画像のうち第1動画像が表示されるように選択する第1動画像選択手段と、第1動画像よりも時系列的に前の動画像である第2動画像が表示されるように選択する第2動画像選択手段と、第2動画像が実行され得る部分に、第2動画像ではなく第2動画像とは異なる特定の動画像を実行可能な特定実行手段と、第2動画像が通常表示されるよりも速い速度で表示される態様で進行された後において、第1動画像が通常の速さで表示される所定演出を実行する所定演出実行手段とを備え、特定実行手段によって特定の動画像が実行された場合、第2動画像が実行された場合よりも特定制御状態へと移行する期待度が高いことを示唆可能に構成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、遊技者の遊技への注目度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の正面図
遊技盤の正面図
右側可変入球機構の近傍を拡大した図
図柄表示装置の表示画面を示す図
パチンコ機の電気的構成を示すブロック図
内部抽選に用いられる各カウンタの内容を示す図
小当たり発生に当選する乱数の値を記憶した電役当否テーブルを示す図
当たり発生に当選する乱数の値を記憶した当否テーブルを示す図
当たりの種別の振分先に係る乱数の値を記憶した振分テーブルを示す図
タイマ割込み処理のフローチャートを示す図
スルー用の入賞処理のフローチャートを示す図
作動口用の入賞処理のフローチャートを示す図
通常処理のフローチャートを示す図
メイン処理のフローチャートを示す図
遊技回制御処理のフローチャートを示す図
データ設定処理のフローチャートを示す図
変動開始処理のフローチャートを示す図
遊技状態移行処理のフローチャートを示す図
大入賞口開閉処理のフローチャートを示す図
大入賞口開放処理のフローチャートを示す図
開閉実行モード終了時の移行処理のフローチャートを示す図
可変入球実行処理のフローチャートを示す図
電役サポート用処理のフローチャートを示す図
電役変動開始処理のフローチャートを示す図
電動役物開放処理のフローチャートを示す図
音声発光制御装置および表示制御装置の電気的構成を示すブロック図
音声発光制御装置にて実行されるタイマ割込み処理のフローチャートを示す図
演出決定処理のフローチャートを示す図
羽根部材開放告知演出の判定処理のフローチャートを示す図
羽根部材の開放および閉鎖と、羽根部材開放告知演出を発生させるタイミングとを示す図
遊技結果と、遊技状態等との関係を示す図
低頻度サポートモードにて中央スルーゲートへの入賞をトリガとして下作動口に遊技球が入賞した場合の遊技回用の演出を示す図
右側可変入球機構の周辺を示す拡大図
低頻度サポートモードにて右側スルーゲートへの入賞をトリガとして下作動口に遊技球が入賞した場合の遊技回用の演出を示す図
右側可変入球機構の周辺を示す拡大図
本発明の第2実施形態に係る遊技盤の正面図
電役変動開始処理のフローチャートを示す図
本発明の第2実施形態の変形例に係る電役サポート用処理のフローチャートを示す図
本発明の第3実施形態に係る演出パターンの決定処理のフローチャートを示す図
低期待度のストーリーを選択した場合のスーパーリーチを示す図
中期待度のストーリーを選択した場合の図柄表示装置の表示画面を示す図
高期待度のストーリーを選択した場合の図柄表示装置の表示画面を示す図
演出実行処理のフローチャートを示す図
スーパーリーチの継続時間の関係を示す図
低期待度のストーリーから中期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
中期待度のストーリーから高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
低期待度のストーリーから高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
本発明の第4実施形態に係る演出パターンの決定処理のフローチャートを示す図
最高期待度のストーリーに差し替えた場合の図柄表示装置の表示画面を示す図
スーパーリーチの継続時間の関係を示す図
低期待度のストーリーから最高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
最高期待度のストーリーから高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
低期待度のストーリーから高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
本発明の第5実施形態に係るスーパーリーチの継続時間の関係を示す図
低期待度のストーリーから中期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
中期待度のストーリーから高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
低期待度のストーリーから高期待度のストーリーへと昇格可能なスーパーリーチの流れを示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機の正面図である。
パチンコ機10は、遊技機の一種であるパチンコ遊技機である。このパチンコ機10は、図1に示すように、パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方(正面側)に回動可能に取り付けられた遊技機本体12とを備えている。
【0010】
遊技機本体12は、左右両側部のうち一方を支持側として回動可能となるように外枠11に支持される内枠(図示略)と、内枠の前方に配置されるとともに、左右両側部のうち一方を支持側として前方へ回動可能となるように内枠に支持される前扉枠13と、内枠の後方に配置されるとともに、左右両側部のうち一方を支持側として後方へ回動可能となるように内枠に支持される裏パックユニット(図示略)とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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