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公開番号2024121472
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028603
出願日2023-02-27
発明の名称コンピュータシステム、プログラムおよびマッチング制御方法
出願人株式会社バンダイナムコエンターテインメント
代理人個人,個人,個人
主分類A63F 13/795 20140101AFI20240830BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】マッチングの目的と、マッチングに係るユーザの満足度との両立を図るための技術を提供すること。
【解決手段】仮想空間3内に配置されたユーザキャラクタ4を操作して楽しむ所与のコンテンツに参加する複数の参加ユーザ12をマッチングするコンピュータシステムは、仮想空間3の仮想空間設定情報520および/又はコンテンツへの参加を希望する参加希望ユーザ10のユーザ情報600に基づいて、マッチング条件データ710を可変に設定する。そして、マッチング条件データ710が示すマッチングデータに基づいてマッチングを実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
所与の仮想空間内に配置されたユーザキャラクタを操作して楽しむ所与のコンテンツに参加する複数の参加ユーザをマッチングするコンピュータシステムであって、
前記仮想空間の設定情報および／又は前記コンテンツへの参加を希望する参加希望ユーザのユーザ情報に基づいて、マッチング条件を可変に設定する条件可変設定手段と、
前記マッチング条件に基づいて前記マッチングを行うマッチング実行手段と、
を備えるコンピュータシステム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記ユーザ情報は、当該ユーザが使用する前記ユーザキャラクタの情報であるユーザキャラクタ情報を含み、
前記条件可変設定手段は、前記参加希望ユーザの前記ユーザキャラクタ情報に基づいて、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項１に記載のコンピュータシステム。
【請求項３】
前記ユーザキャラクタ情報は、当該ユーザキャラクタの外観変更に関わる当該ユーザの設定操作に基づくキャラクタ設定情報を含み、
前記条件可変設定手段は、前記参加希望ユーザの前記キャラクタ設定情報に基づいて、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項２に記載のコンピュータシステム。
【請求項４】
前記条件可変設定手段は、前記参加希望ユーザの前記キャラクタ設定情報に基づいて、前記参加ユーザそれぞれの前記ユーザキャラクタの外観が一致する度合を示す外観一致指数が所定条件を満たすように、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項３に記載のコンピュータシステム。
【請求項５】
前記条件可変設定手段は、前記外観一致指数が所定の外観非一致条件を満たすことを前記所定条件として、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項４に記載のコンピュータシステム。
【請求項６】
前記条件可変設定手段は、前記外観一致指数が所定の外観一致条件を満たすことを前記所定条件として、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項４に記載のコンピュータシステム。
【請求項７】
前記条件可変設定手段は、前記参加希望ユーザの前記ユーザ情報に基づいて、前記参加ユーザそれぞれの前記ユーザ情報が所定のユーザ情報一致条件を満たすように、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項１に記載のコンピュータシステム。
【請求項８】
前記条件可変設定手段は、前記参加希望ユーザの前記ユーザ情報に基づいて、前記参加ユーザそれぞれの前記ユーザ情報が所定のユーザ情報非一致条件を満たすように、前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項１に記載のコンピュータシステム。
【請求項９】
前記マッチングは、所与の人数指定条件に基づいてマッチングする参加ユーザの数が決まるマッチングであり、
前記条件可変設定手段は、マッチングする参加ユーザの数に基づいて前記マッチング条件を可変に設定する、
請求項１に記載のコンピュータシステム。
【請求項１０】
前記マッチングは、所与の人数指定条件に基づいてマッチングする参加ユーザの数が決まるマッチングであり、
前記条件可変設定手段は、マッチングする参加ユーザの数に基づいて前記所定条件を可変に設定する、
請求項４から６の何れか一項に記載のコンピュータシステム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、所与のコンテンツに参加する複数の参加ユーザをマッチングするコンピュータシステム等に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
仮想空間での仮想体験を提供するにあたり、ユーザのマッチング処理は不可欠である。マッチング処理によって、仮想空間に参加できるユーザの組み合せが決まる。
【０００３】
例えば、各プレーヤのデータに含まれるデータ要素のうちの利用データ要素に基づいてマッチング処理し、マッチングされたプレーヤ間で、利用データ要素以外の非利用データ要素を少なくとも含む奇遇判定用データ要素の奇遇度合を示す奇遇評価値に基づいて特典を付与する技術が知られている（例えば、特許文献１を参照）。また、クエスト（仮想体験の目的）を行うことを目的にユーザをマッチングし、マッチングされたユーザのユーザキャラクタの装備が全員同じ装備だった場合には、バランスが悪いと判定して、クエストを行うのに最適な装備へ変更する技術が知られている（例えば、特許文献２を参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１９－１７７０８４号公報
特開２０１９－１２９９８５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
マッチングには、どのようなユーザを集めるかの目的に応じて大きく分けて２種類のマッチングがある。所定の要素がなるべく同じ又は類似しているユーザを集めることを目的としたマッチングと、これとは反対に、要素が異なる又は類似しないユーザを集める事を目的としたマッチングである。
【０００６】
一方、マッチングには、マッチング条件をどのように設定するかの問題がある。マッチング条件が緩すぎると、そもそもマッチングの目的が達成できなくなる。かといってマッチング条件が厳し過ぎると、マッチング条件を満足するユーザの組み合わせを選出できず、更なる参加希望のユーザが現れるのを待機することになり、マッチングに長時間を要する。何れの場合もユーザの満足度が低下する。
【０００７】
マッチングの目的と、マッチングに係るユーザの満足度との両立を図ることができれば至便である。
【０００８】
本発明が解決しようとする課題は、マッチングの目的と、マッチングに係るユーザの満足度との両立を図るための技術を提供すること、である。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
上記した課題を解決するための第１の発明は、所与の仮想空間内に配置されたユーザキャラクタを操作して楽しむ所与のコンテンツに参加する複数の参加ユーザをマッチングするコンピュータシステムであって、前記仮想空間の設定情報および／又は前記コンテンツへの参加を希望する参加希望ユーザのユーザ情報に基づいて、マッチング条件を可変に設定する条件可変設定手段（例えば、図１の制御基板１１５０、図８の条件可変設定部２１２、図９のマッチング条件データ７１０、図１１のステップＳ２０）と、前記マッチング条件に基づいて前記マッチングを行うマッチング実行手段（例えば、図１の制御基板１１５０、図８のマッチング実行部２１４、図９のマッチング結果データ７５５、図１１のステップＳ２２）と、を備えるコンピュータシステムである。
【００１０】
第１の発明によれば、仮想空間の設定情報および／又はコンテンツへの参加を希望する参加希望ユーザのユーザ情報に基づいて、マッチング条件を可変に設定できる。つまり、仮想空間の設定がどのようなもので、どのような参加希望ユーザが集まっているかによって、マッチング条件を後から設定変更できるので、マッチングの目的と、マッチングに係るユーザの満足度との両立を図ることが可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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