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公開番号2024083626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024068784,2022175200
出願日2024-04-22,2019-10-28
発明の名称遊技機
出願人株式会社三洋物産
代理人個人
主分類A63F 5/04 20060101AFI20240614BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】制御手段における処理が好適に実行されるようにすること。
【解決手段】主側MPU72にはCLR実行回路が設けられている。主側MPU72においてプログラムを利用した処理が実行されている場合に所定のエリアを「0」クリアする命令が設定されている場合、CLR実行回路にて当該所定のエリアの値が「0」クリアされる。また、CLR実行回路に対応させてジャンプステータスフラグが設けられている。CLR実行回路による「0」クリアが実行される前に所定のエリアに「1」がセットされていなかった場合にはジャンプステータスフラグに「1」がセットされ、CLR実行回路による「0」クリアが実行される前に所定のエリアに「1」がセットされていた場合にはジャンプステータスフラグの値は「0」となる。そして、ジャンプステータスフラグの値に対応する処理が実行される。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
所定の処理を実行している状況において別の処理を呼び出して実行する呼び出し契機が発生した場合に、当該別の処理の終了後における前記所定の処理の戻りアドレスの情報を特定記憶領域に記憶させる情報記憶実行手段と、
前記別の処理が終了して前記所定の処理に復帰することを可能とする読み出し契機が発生した場合に前記特定記憶領域から前記戻りアドレスの情報を読み出す情報読み出し手段と、
を備え、
前記特定記憶領域は、複数の単位記憶領域を有しており、
前記情報記憶実行手段は、前記情報読み出し手段による前記戻りアドレスの情報の読み出しが実行されることなく複数回の前記呼び出し契機が発生した場合、前記複数の単位記憶領域に対して予め定められた所定順序で前記戻りアドレスの情報を記憶させるものであり、
前記情報読み出し手段は、前記戻りアドレスの情報が複数記憶されている状況において前記読み出し契機が発生した場合、記憶された順序が後側の前記戻りアドレスの情報から読み出すものであり、
本遊技機は、
前記読み出し契機が発生したことで前記情報読み出し手段により前記戻りアドレスの情報が読み出された場合に、当該戻りアドレスの情報に対応する処理に復帰する第1復帰手段と、
前記読み出し契機が発生したことで前記情報読み出し手段により前記戻りアドレスの情報が読み出されたにも関わらず当該戻りアドレスの情報に対応する処理に復帰することなく、その後に前記読み出し契機が発生したことで前記情報読み出し手段により前記戻りアドレスの情報が読み出された場合に、当該戻りアドレスの情報に対応する処理に復帰する第2復帰手段と、
を備え、
前記別の処理において第1復帰条件が成立している場合に前記第2復帰手段による復帰が行われることなく前記第1復帰手段による復帰が行われ、前記別の処理において第2復帰条件が成立している場合に前記第1復帰手段による復帰が行われることなく前記第2復帰手段による復帰が行われる構成であり、
前記別の処理において前記第1復帰条件が成立していることで前記第1復帰手段による復帰が行われた場合、その復帰した前記所定の処理にて前記第1復帰条件の成立に対応する処理が実行されることを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関するものである。
続きを表示(約 6,200 文字)【背景技術】
【0002】
遊技機としてパチンコ遊技機やスロットマシンが知られている。例えば、パチンコ遊技機では、遊技球を貯留する貯留部を備えており、当該貯留部に貯留された遊技球が遊技球発射装置に案内されて、遊技者の発射操作に応じて遊技領域に向けて発射される。そして、例えば遊技領域に設けられた入球部に遊技球が入球した場合に、例えば抽選処理が実行されたり、例えば遊技者が使用可能な遊技球の数を増加させるための処理が実行される。
【0003】
スロットマシンでは、メダルなどの遊技価値がベットされている状況でスタートレバーが操作されて新たなゲームが開始される場合に制御手段にて抽選処理が実行される。また、抽選処理が実行された場合には制御手段にて回転開始制御が実行されることによりリールの回転が開始され、当該リールの回転中にストップボタンが操作された場合には制御手段にて回転停止制御が実行されることによりリールの回転が停止される。そして、リールの回転停止後の停止結果が抽選処理の当選役に対応したものである場合には、当該当選役に対応した特典が遊技者に付与される(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-045989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記例示等のような遊技機においては、制御手段における処理が好適に実行される必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、制御手段における処理が好適に実行されるようにすることが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、所定の処理を実行している状況において別の処理を呼び出して実行する呼び出し契機が発生した場合に、当該別の処理の終了後における前記所定の処理の戻りアドレスの情報を特定記憶領域に記憶させる情報記憶実行手段と、
前記別の処理が終了して前記所定の処理に復帰することを可能とする読み出し契機が発生した場合に前記特定記憶領域から前記戻りアドレスの情報を読み出す情報読み出し手段と、
を備え、
前記特定記憶領域は、複数の単位記憶領域を有しており、
前記情報記憶実行手段は、前記情報読み出し手段による前記戻りアドレスの情報の読み出しが実行されることなく複数回の前記呼び出し契機が発生した場合、前記複数の単位記憶領域に対して予め定められた所定順序で前記戻りアドレスの情報を記憶させるものであり、
前記情報読み出し手段は、前記戻りアドレスの情報が複数記憶されている状況において前記読み出し契機が発生した場合、記憶された順序が後側の前記戻りアドレスの情報から読み出すものであり、
本遊技機は、
前記読み出し契機が発生したことで前記情報読み出し手段により前記戻りアドレスの情報が読み出された場合に、当該戻りアドレスの情報に対応する処理に復帰する第1復帰手段と、
前記読み出し契機が発生したことで前記情報読み出し手段により前記戻りアドレスの情報が読み出されたにも関わらず当該戻りアドレスの情報に対応する処理に復帰することなく、その後に前記読み出し契機が発生したことで前記情報読み出し手段により前記戻りアドレスの情報が読み出された場合に、当該戻りアドレスの情報に対応する処理に復帰する第2復帰手段と、
を備え、
前記別の処理において第1復帰条件が成立している場合に前記第2復帰手段による復帰が行われることなく前記第1復帰手段による復帰が行われ、前記別の処理において第2復帰条件が成立している場合に前記第1復帰手段による復帰が行われることなく前記第2復帰手段による復帰が行われる構成であり、
前記別の処理において前記第1復帰条件が成立していることで前記第1復帰手段による復帰が行われた場合、その復帰した前記所定の処理にて前記第1復帰条件の成立に対応する処理が実行されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御手段における処理が好適に実行されるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態におけるスロットマシンの正面図である。
前面扉を開いた状態を示すスロットマシンの斜視図である。
筐体の正面図である。
各リールの図柄配列を示す図である。
表示窓部から視認可能となる図柄と組合せラインとの関係を示す説明図である。
入賞態様と付与される特典との関係を示す説明図である。
(a)共通表示領域の正面図であり、(b)兼用表示部にて表示される停止順序に対応する情報の内容を説明するための説明図である。
(a),(b)画像表示装置における停止順序の報知内容と兼用表示部における停止順序の表示内容との関係を説明するための説明図である。
スロットマシンの電気的構成図である。
主側MPUにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
停電信号の信号経路を説明するための説明図である。
(a)~(e)メイン処理が開始された場合に停電信号がHIレベルとなるまで処理の進行が待機される様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される停電用処理を示すフローチャートである。
(a)~(d)情報異常フラグを利用して主側RAMに情報異常が発生していることを特定する様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される設定変更処理を示すフローチャートである。
主側RAMの記憶エリアの内容を説明するための説明図である。
(a)~(h)設定変更処理にて主側RAMのクリア処理が実行される様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される設定変更実行処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
(a)主側MPUにて実行されるセンサ監視処理を示すフローチャートであり、(b)主側RAMに設けられた記憶エリアの内容を説明するための説明図である。
(a)~(k)リセットボタンが押圧操作された状態で動作電力の供給が開始された場合においてその維持されているリセットボタンの押圧操作によって選択対象となっている設定値が変更されてしまわない様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される扉開放センサの監視処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される報知用処理を示すフローチャートである。
(a)~(i)動作電力の供給が開始されて設定変更処理が実行された場合に各種報知が実行される様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される開始待ち処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるベット対応処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるベット表示部の制御処理を示すフローチャートである。
インデックス値の内容を説明するための説明図である。
リールの停止順序と成立する入賞態様との関係を説明するための説明図である。
(a)役の抽選処理を行うための主側ROMのデータの内容を説明するための説明図であり、(b)役の抽選処理を行うための主側RAMの記憶エリアの内容を説明するための説明図である。
役抽選テーブル群の内容を説明するための説明図である。
(a)IV=1用データ群を説明するための説明図であり、(b)IV=16用データ群を説明するための説明図であり、(c)IV=17用データ群を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行される役の抽選処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される判定値の取得処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるPVの取得処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される当選データの取得処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるリール制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される遊技終了時の対応処理を示すフローチャートである。
スロットマシンに存在している遊技状態及び遊技区間を説明するための説明図である。
(a)第1区間及び第2区間を説明するための説明図であり、(b)第2区間における各遊技状態の内容を説明するための説明図である。
(a)第1CB役及び第2CB役を説明するための説明図であり、(b)第1CB状態及び第2CB状態を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行される遊技区間の第1制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される遊技区間の第2制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるエンディング対応処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時の有利抽選処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される通常用処理を示すフローチャートである。
(a)ゲーム数モードの選択確率を説明するための説明図であり、(b)当選率モードの選択確率を説明するための説明図である。
(a)ラッチエリアを説明するための説明図であり、(b)ラッチエリアに記憶された第2乱数の一例を説明するための説明図であり、(c)上位バイトの一例を説明するための説明図であり、(d)7ビット乱数の一例を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行される第2開始設定処理を示すフローチャートである。
(a)ゲーム数モード抽選テーブルを説明するための説明図であり、(b)当選率モード抽選テーブルを説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるLVの取得処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるボーナス移行時のフリーズ設定処理を示すフローチャートである。
(a)~(e)フリーズ期間が設定される様子を示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時の有利状態用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される疑似ボーナス用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるボーナス終了時のクリア処理を示すフローチャートである。
(a)~(e)疑似ボーナス状態が終了する場合における各種処理の実行タイミングを示すタイムチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時のAT状態用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるAT用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される外部出力設定処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行される外部出力用処理を示すフローチャートである。
(a)~(h)第1外部信号及び第2外部信号の出力態様が適宜変更される様子を示すタイムチャートである。
第2の実施形態における主側MPUの電気的構成を説明するための説明図である。
(a),(b)CLR実行回路により所定の記憶エリアが「0」クリアされる場合におけるジャンプステータスフラグの状態を説明するための説明図である。
(a),(b)DEC実行回路により特定の記憶エリアの値が1減算される場合におけるジャンプステータスフラグの状態を説明するための説明図である。
(a)JR命令のデータ構成を説明するための説明図であり、(b)JRS命令のデータ構成を説明するための説明図である。
JP命令としてJR命令及びJRS命令の両方が実行されたプログラムの内容の一例を説明するための説明図である。
(a)~(c)第3の実施形態における主側RAMに設けられたスタックエリアを説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時の有利抽選処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時の有利状態用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるゲーム開始時のAT状態用処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるエンディング判定処理を示すフローチャートである。
比較例のエンディング判定処理を示すフローチャートである。
比較例のゲーム開始時の有利状態用処理を示すフローチャートである。
第4の実施形態における主側MPUにて実行されるウエイト期間の算出処理を示すフローチャートである。
(a)~(c)ウエイトカウンタの減算処理の内容を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるメダル監視処理を示すフローチャートである。
(a)~(c)監視期間カウンタの加算処理の内容を説明するための説明図であり、(d)「SBC」命令を実行することなく監視期間カウンタの加算処理を実行する比較例の内容を説明するための説明図である。
第5の実施形態における主側MPUにて実行されるウエイト期間の算出処理を示すフローチャートである。
(a),(b)ウエイトカウンタの加算処理の内容を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行されるメダル監視処理を示すフローチャートである。
(a),(b)監視期間カウンタの減算処理の内容を説明するための説明図であり、(c)「ADC」命令を実行することなく監視期間カウンタの減算処理を実行する比較例の内容を説明するための説明図である。
第6の実施形態における主側MPUにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
第7の実施形態における主側MPUにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるスロットマシン10に本発明を適用した場合の第1の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はスロットマシン10の正面図であり、図2はスロットマシン10の前面扉12を開いた状態の斜視図であり、図3は筐体11の正面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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