意匠ウォッチ

発行日2025-04-01
公報種別意匠公報(S)
登録番号1794795
登録日2025-03-24
意匠に係る物品包装用容器
意匠分類F4-7140(包装紙、包装用容器等)
出願番号2024016089
出願日2024-08-02
意匠権者福友産業株式会社
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本物品は、果実や野菜を包装するための包装用容器である。本物品は、例えば、複数の苺を収容するとともに容器の上面側を透明フィルムやビニルシート等のシート状の被覆部材によって苺ごと覆うことで、複数の苺を包装した苺パックをなす。本物品は、平面視で略矩形状をなすとともに上側を開放側とした包装用容器であり、「使用状態を示す参考正面図」および「各部の名称を示す参考A-A線切断部端面図」に示すように、側壁部をやや下窄まりの形態とする方向に傾斜した四方の側面部と、底面部とを有する。各側面部には、正面視や右側面視等において上下方向に沿った複数の突起部が形成されている。各側面部において、複数の突起部は、横方向に所定の間隔を隔てて配置されている。突起部は、側面部の下部において、側面部の上部に対して容器内側に向けて突出した部分として形成されている。突起部は、その容器内側に向けた突出形状により、側面部の全体的な傾斜に比して緩やかな傾斜の段差面をなす段差部を形成している。例えば「使用状態を示す参考正面図」に示すように、従来の包装用容器に対して上下複数段(図示の例では2段)に複数の苺を配列収容した状態においては、上段の苺が下段の苺間の隙間に入り込み、容器内における苺の収容状態が安定しないという問題がある。そこで、本物品のように、四方の側面部に複数の突起部を設けた構成によれば、本物品に対して上下複数段に複数の苺を配列収容した状態において、上段の苺が下段の苺間の隙間に入り込むことを突起部の段差形状によって抑制することができる。これにより、複数の苺の安定した包装状態を得ることができる。
意匠の説明実線で表した部分が、意匠登録を受けようとする部分である。一点鎖線は意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界のみを示す線である。「背面図」は「正面図」と同一に表れるため省略する。「左側面図」は「右側面図」と同一に表れるため省略する。本物品は、透明である。

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