意匠ウォッチ

発行日2024-12-13
公報種別意匠公報(S)
登録番号1786948
登録日2024-12-05
意匠に係る物品絆創膏ケース
意匠分類C4-04(家庭用保健衛生用品)
出願番号2024003882
出願日2024-02-27
意匠権者リバテープ製薬株式会社,ハタノ綜合印刷株式会社
代理人弁理士法人山田特許事務所
意匠に係る物品の説明本物品は、絆創膏を衛生的に携帯するための絆創膏ケースであり、ポリプロピレンの樹脂シートを折り紙のように折り重ねて縁部を溶着することにより、手紙を入れる封筒の如き形状に形作られた物品となっている。ポリプロピレンの樹脂シートからは、参考用に添付した展開図の如く切り出され、この展開状態にあっては、上部、中部、下部の3ブロックに大きく区分されていて、中部の両側の耳部を内側に折り曲げたところに下部を折り重ねて前記耳部と溶着することで、絆創膏を収容する包袋部が形成されるようになっており、この包袋部の開口部分は、上部を折り重ねることで封じられるようになっている[(蓋開き)斜視図参照]。つまり、前記上部は本物品の蓋部を成しており、この蓋部の先端は前記包袋部の底面側に更に折り返されるようになっている上、半円状の切り起こし舌部を前記包袋部の底面側にあるスリットに差し込むことで留められるようにしてある。そして、本物品の展開図における一点鎖線は、マイクロミシン目(微細な破線状の切れ目を入れることで切り取りやすくする加工)を示しており、展開図における上部の中央部を矩形状に切り抜くことで第一のスタンド片とする一方、展開図における下部の中央部を矩形状に切り抜くことで第二のスタンド片とし、展開図における中部のスリットを避けた余剰部を2本の偏平な台形状に切り抜くことで2本の台座とすることができる。即ち、第一のスタンド片と第二のスタンド片には、キャラクターや背景などの図柄をプリントしておくことができ、(スタンド2枚)参考図や(スタンド1枚)参考図に示されている通り、2本の台座の何れかをV字状に折り曲げた上で第一のスタンド片や第二のスタンド片との切れ込み線同士を差し込み合わせることで第一のスタンド片や第二のスタンド片を起立させて飾れるようにしてある。 2本の台座は切れ込み線の数が異なっており、(スタンド2枚)参考図のように2枚重ねで奥行き感を付けて飾ったり、(スタンド1枚)参考図のように1枚でシンプルに飾ったりする際に選択的に使用することができ、1枚ずつ2箇所に飾る際には両方の台座を使用することもできる。
意匠の説明展開図における二点鎖線は折り曲げ線を表しているが、展開図における上部に関する一点鎖線については折り曲げ線を兼ねたものとなっている。また、展開図における下部の中央部に一点鎖線のマイクロミシン目で描かれる第二のスタンド片は、展開図における上部を蓋部として折り重ねることで隠れてしまうため、正面図、背面図、左側面図、右側面図、平面図、底面図には現れていない。

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