意匠ウォッチ

発行日2024-11-18
公報種別意匠公報(S)
登録番号1784652
登録日2024-11-07
意匠に係る物品包装容器入り折り畳み衛生マスク
意匠分類F4-401(包装紙、包装用容器等)
出願番号2024014486
出願日2024-06-27
意匠権者日本横豊株式会社
代理人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品は包装容器入りの折り畳み衛生マスクである。本願意匠に係る折り畳み衛生マスクは、折り畳んだマスクを密封する樹脂製包装容器と、折り畳んだマスクと、折り畳んだマスクの上下及び左右の中央一部分を折り畳んだ形状を維持するために包含する筒状の透明ビニールからなる。使用時には該包装容器を破き、中に密封されている該折り畳んだマスクを取り出し、折り畳んだ状態を維持するための該筒状のビニールを長手方向に添って、左又は右にスライドさせて取り外した後、マスク本体を短手方向上下に広げて展開し、顔に立体的に装着して使用する動的意匠である。該包装容器は、短手方向の両端から中央部分にかけて膨らみを持たせた略長方形であり、水等に濡れても内部のマスク本体にまで浸透しにくく折り曲げに強い変形可能な樹脂製であり、該包装容器内に包装し、折り曲げても中のマスク本体にしわは生じにくい。該包装容器の形状は、高さ2.7cm、幅20cm、厚さ1cm程度であり、軽量で小さくコンパクトのため、バッグ等のわずかな隙間に入れて持ち運ぶことができる。使用する際には、該包装容器の上部に設けられている裁断用凹み部から手で簡単に裂くことが可能であり、中の折り畳みマスクを取り出し、展開すれば、すぐに使用できる。マスクを折り畳んだ状態のまま維持するための該筒状のビニールの形状は、高さ3cm、幅3cm、厚さ0.05cm程であるが、広げた状態では直径2cm程度の筒型の透明ビニールである。該折り畳んだ状態のマスク中央部を該筒状のビニールが覆う形状である。取り外しの際には、該筒状のビニールを折り畳んだマスク上で長手方向に添って左又は右方向に滑らせることで、簡単に取り外しができる。マスク本体は、左右両端に配置されるやわらかく伸縮性のある素材の耳掛け紐部と不織布からなる。顔を覆うマスクの表面は不織布であり、肌に接する裏面は、冷感を感じさせる素材の二重構造である。マスク本体の形状は、マスク上部に長手方向に添ってノーズワイヤーが組み込まれ、マスク中央部には長手方向に添ってプリーツが中央及びその上下に各1段の合計3段に配置されており、該プリーツの形状は、中心部は高さ2.5cm、幅15.5cm,その上下のプリーツは各高さ1.0cm、幅15.5cm程度である。マスクの左右両端は4列28行程度の小さな穴を開けた固定部によりプリーツが固定されている。そのため、マスク装着時には、マスクを短手方向上下に広げることで、プリーツは中心部から均等に広がり、顔の形状に合った立体形状となり、マスクと口の間に空間が生まれ、呼吸がラクに行える。口の動きにも柔軟に対応し、マスクをしたまま話をしてもズレにくい。マスクを折り畳んだ形状は、マスク本体の左右両端に配置される該耳掛け紐部をマスク中心部の内側方向に向かって折り曲げた後、マスク本体を長手方向の該プリーツと平行に折り、更に半分に折り畳む。それにより、やわらかい耳掛け紐部の半円形状が重なって二重となり、マスク内部にくるまれ、折り畳まれるため、クッションの役割を担う。そのため、折り畳んでもしわになりにくい状態となる。折り畳んだ状態のマスクはその中央部を該筒状のビニールに包まれることで折り畳んだ形状を維持しつつ、該包装容器に1枚ずつ封入・密封される。
意匠の説明折り畳み状態から展開した状態の左側面図は、該右側面図と同様のため省略する。また、使用時の左側面図は使用時の右側面図と同様のため省略する。

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