意匠ウォッチ

発行日2024-07-23
公報種別意匠公報(S)
登録番号1776012
登録日2024-07-12
意匠に係る物品カテーテル固定用貼付材
意匠分類J7-400(医療機械器具)
出願番号2024007713
出願日2024-04-12
意匠権者ニチバン株式会社
代理人弁理士法人はなぶさ特許商標事務所
意匠に係る物品の説明本物品は、末梢静脈にカテーテルを穿刺、留置する際に、皮膚に貼って、カテーテルを固定するための貼付材である。 B-B’部分拡大断面図及びC-C’部分拡大断面図に示すように、概略5層からなり、キャリアフィルム、キャリアフィルム支持体、粘着剤、フレームシート、粘着剤を順次積層してなり、取口テープ及び剥離紙を含めると概略8層からなる(参考断面図参照)。キャリアフィルム、キャリアフィルム支持体及びフレームシートのみの各正面図、及び、剥離紙に貼付材を貼り付けた状態を示す参考図に示すように、キャリアフィルム、キャリアフィルム支持体及びフレームシートには、カテーテルのロックナットのサイズに合わせ、ロックナットと皮膚との間に隙間が形成されないように、台形状のスリットが形成される。使用方法は、スリット側の剥離紙を剥がし、スリットをカテーテルのロックナットに位置合わせて、フレームシートを皮膚に貼り付けて、カテーテルハブを固定する。その後、観察窓部側の剥離紙を剥がして、キャリアフィルム支持体を皮膚に貼り付け、キャリアフィルムを剥がす。このように、スリットをカテーテルのロックナットに位置合わせて貼り付けることで、貼付材の観察窓部からカテーテルの刺入部を視認した際、刺入部が観察窓部の中央に位置し、視認しやすくなり、また、カテーテルの刺入部が貼付材に覆われているので、水の浸入を防ぐことができる。さらに、スリットの反対側に一片のフレームシートを設けることで、観察窓部側の剥離紙を剥がした際、貼付材の、切欠き部の反対側の端部にコシ(硬さ)を持たせることができる。
意匠の説明全体の厚さは、0.30mmで、極薄であるため、左右側面図及び平面図において略3層の細幅状矩形に表してあるが、各層は、キャリアフィルム、キャリアフィルム正面図及びフレームシートのみの各正面図に表したとおりであり、B-B’部分拡大断面図及びC-C’部分拡大断面図のとおりに積層されて成る。参考断面図における各層は、模式的に表したものである。背面図は、正面図と対称に表れ、底面図は、平面図と対称に表れるので省略する。フレームシートは不透明体であり、キャリアフィルム及びキャリアフィルム支持体は透明体である。

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