意匠ウォッチ

発行日2024-04-03
公報種別意匠公報(S)
登録番号1767316
登録日2024-03-26
意匠に係る物品かご車のカバー
意匠分類G2-59(車両)
出願番号2023017441
出願日2023-08-29
意匠権者株式会社三洋
代理人弁理士法人開知
意匠に係る物品の説明本物品は、外周4面のうち3面がパネルで囲まれ1面が開口しているキャスター付きの荷物運搬用台車であるかご車のカバーである。本カバーは、パネルの内側でかご車内の荷物のみに掛けられる場合だけでなく、パネルの外側からパネルとかご車内の荷物の双方に掛けられる場合もある。カバー正面の左右両端部には上下方向に延びるスライドファスナーが設けられている。当該2つのスライドファスナーを開くと、「カバーを開けて保冷箱を入れた参考正面図」に示すようにカバー内部を露出させることができる。図示の例ではカバーの内部に、かご車に載せた保冷箱と、当該保冷箱の右側面の上部に配置され保冷箱内に冷風を送る冷却装置と、当該冷却装置に電力を供給するバッテリ(図中右下)とが収納されている。各スライドファスナーにおけるスライダーの持ち手部分には孔が設けられており、当該孔には環を形成する紐状部材が挿入されている。2つのスライドファスナーを閉じた状態で2つの紐状部材をカバー正面下端の中央部に向かって左右から延ばすと、2つの紐状部材の環の一部が重なるようになっている。第三者によるカバー内部(つまりかご車内の荷物)へのアクセスを防止する場合には、当該環の重なりにカバー正面下端に設けられた第1のベルトを通し、当該第1のベルトの先端に取り付けられた雌固定具と、例えば保冷箱の底面やかご車に設けられた第2のベルトの先端に取り付けられた雄固定具とを係合させてロックする(「保冷箱とカバーを固定した参考正面図」に雌固定具と雄固定具とを係合させてロックした状態を示す)。これにより各スライダーの上方向への移動が拘束されてカバー正面の開放が不能になり、第三者によるカバー内部へのアクセスを防止できる。なお、固定具の雌雄は逆転しても良い。また、雌固定具と雄固定具のロックの解除は、カバー内の荷物の管理者等が所有するロック解除キーにより行うことが好ましい。
意匠の説明実線で表した部分が、意匠登録を受けようとする部分である。一点鎖線は、意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界のみを示す線である。

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