意匠ウォッチ

発行日2024-02-20
公報種別意匠公報(S)
登録番号1763894
登録日2024-02-09
意匠に係る物品係止具
意匠分類C1-59(寝具、床敷物、カーテン等)
出願番号2023015127
出願日2023-07-24
意匠権者ワタナベ工業株式会社
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、本体部と、両基端が本体部に取り付けられることでその略中心にて折り返される紐体部と、を備えてなり、該折り返された紐体部が貫通可能な穴を有する対象物を支持物に対して係止するために用いられる。即ち、使用状態を示す参考写真1に示すように、一主表面と他主表面とを有する対象物(使用状態を示す参考写真1中では日除け用のシェードである。)の下縁近傍に形成された穴(ここでは金属製のハトメが取り付けられている)に該折り返された紐体部(使用状態を示す参考写真1中では伸縮自在の黒色の紐により形成されている)を貫通させることで、本体部(使用状態を示す参考写真1中では白色の略楕円体により形成されている)は該一主表面に面すると共に、該折り返された紐体部は該穴を該一主表面から該他主表面の方向に突出する。使用状態を示す参考写真2に示すように、該穴から該他主表面側に突出した該折り返された紐体部の折り返し部分(紐体部の略中心の部分)が、該本体部から突出した紐体部の該両基端近傍に係合することで、紐体部は閉じた輪形状となる。紐体部が形成するこの閉じた輪を支持物(使用状態を示す参考写真1中では金属棒)に周回させることで、本物品は対象物を支持物に係止する。本物品においては、使用状態を示す参考写真2に示すように、本体部から突出した紐体部の該両基端近傍に係合する紐体部の折り返し部分及びその近傍が、本体部に設けられた凹部に収容されることで、紐体部の折り返し部分から本体部が不意に抜けることを防止又は減少させることができる。このことは、シェード、オーニング及びカーテン等のような日除けを対象物とする場合、風によって日除けが動いても、対象物が支持物に係止された状態を保持し、対象物が支持物から不意に解放されることを防止又は減少させることができる。
意匠の説明見本において、黒色で着色している部分以外の部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。

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