意匠ウォッチ

発行日2023-10-19
公報種別意匠公報(S)
登録番号1755709
登録日2023-10-11
意匠に係る物品衣料用ハンガー
意匠分類D6-11(室内整理用家具・用具)
出願番号2023007318
出願日2023-04-07
意匠権者株式会社サンエコー
代理人個人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品は、衣料用ハンガーであり、「折り曲げ部を1点鎖線で表した参考展開図」(以下、「参考展開図」)に示すシート状のブランク(板紙)から折曲げと係止のみの工程で製造することができる。すなわち、接着工程は省かれる。保管・輸送などの際に省スペースであるとともに、衛生面の要請などから一時的な使用に好適である。このブランクの素材は、段ボール原紙などの紙を主体とするものである。このため、ブランクは折り曲げたときに柔軟性と反発力を有するため、折り曲げと3か所の係止のみでハンガーとしての物品の形状が保持される。3か所とは、ハンガーの底面Bの2か所とフック部Fの1か所である。折り曲げと係止を「参考展開図」を用いてより具体的に説明すると、まず、ブランクの谷折りの折目線a(一点鎖線で表している。)を、ブランクのフック部F及び肩部Cがちょうど二重に重ね合わされて形成されるように折り合わせる。その後、底面Bの係止は、係止部K1(肩部Cに折目線bを介して接続されている。)を肩部Cを巻き回すように谷折りの折目線bで折るとともに、係止片部K2(係止部K1の先端側に接続されている。)を底面Bに形成された矩形の切込部Nに嵌め込むようにして係止させる。係止片部K2の形状は、先端側に向けて末広がりにテーパ形状になっており係止片部K2の根元側は切込部Nに嵌まるとともにその先端側はその幅が切込部Nの幅より大きいので、組み立てたときにブランクの柔軟性と反発力で係止することができる。フック部Fの係止は、ブランクのフック部Fの頭部にそれぞれ設けられた係止片部F1,F2同士が根元側では重ならずかつ先端側でのみ互いにわずかに重なるようにして立ちあがる形状で設けられているため、その重なる箇所同士を係止させると、ブランクの柔軟性と反発力で係止状態が維持される。
意匠の説明

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