意匠ウォッチ

発行日2024-09-17
公報種別意匠公報(S)
登録番号1695281
登録日2021-09-01
意匠に係る物品扇子
意匠分類B3-71(身の回り品)
出願番号2020027288
出願日2020-12-18
意匠権者株式会社タイセイパック
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、二種類の薄板を複数枚重ねて基部を要で枢着し、展開と折り畳みを可能に係合させた扇子である。扇子を構成する薄板は、透明性を有する硬質素材からなり、飛沫感染を防止するとともに口元の動きや表情が視認できる。二種類の薄板A及びBに爪と爪をスライドさせる溝を形成し、爪を隣接する薄板のスライド溝に係合しながら左右に摺動させることで展開状態と折り畳み状態を実現する。また、右側に薄板を重ねた状態の正面図に示すように、広げる薄板の枚数を調整することで、扇子の大きさの調整が可能である。二種類の薄板A及びBの参考正面図に示すように薄板にはAとBの2種類があり、それぞれ爪D、Eと波状スライド溝C、Fが切り込み形成されている。要部拡大図に示すように、薄板Bの爪Eの鉤状先端部e1と、右に隣接する薄板Aの波状スライド溝Cの左端に設けた鉤状端部c1が係合し、薄板Aの爪Dの鉤状先端部d1と右に隣接する薄板Bのスライド溝Fの左端に設けた鉤状端部f1が係合して展開状態を保持する。一方、折り畳み時には、展開時と逆方向に薄板を動かし、薄板Bの爪Eの他端部e2に薄板Aのスライド溝Cの鉤状端部c2を係合させて折り畳み状態を保持するのである。更には、波状スライド溝の途中で係止することもできるため、扇子を広げる幅の微調整ができる。
意匠の説明本意匠に係る物品の形状は、その物品の有する機能に基づいて折り畳み状態と展開状態とで形状が変化するものである。実線で表した部分が部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。展開状態の背面図は正面図と対称に表れるため省略する。展開状態の左側面図は右側面図と対称に表れるため省略する。展開状態の底面図は平面図と対称に表れるため省略する。

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