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公開番号2024064734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173540
出願日2022-10-28
発明の名称脱穀装置
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類A01F 12/48 20060101AFI20240507BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】脱穀装置は、扱室の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室を備え、選別室に選別風を送風する唐箕を回転駆動する唐箕モータを設けている。唐箕モータの過熱により、唐箕の動作が停止してしまうことがあった。そこで、唐箕を回転駆動するモータの配置構成を工夫し、モータの過熱による作動停止を簡潔な構成で防止した脱穀装置を提供する。
【解決手段】扱胴が設けられた扱室の下方に揺動選別装置及び選別風を送風する風力選別装置30を設けた脱穀装置において、風力選別装置30を作動させる選別モータ37を風力選別装置30の吸気口30a近傍に設け、選別モータ37のモータ駆動軸37aのみ吸気口30a内に配置し、他の部分を吸気口30aよりも機体外側に配置するか、あるいは、選別モータ37の吸気口30a側の一部とモータ駆動軸37aを吸気口30a内に配置する。

【選択図】図6

特許請求の範囲【請求項1】
扱胴(12)が設けられた扱室(10)の下方に揺動選別装置(20)及び選別風を送風する風力選別装置(30)を設けた脱穀装置において、該風力選別装置(30)を作動させる選別モータ(37)を風力選別装置(30)の吸気口(30a)近傍に設け、選別モータ(37)のモータ駆動軸(37a)のみ吸気口(30a)内に配置し、他の部分を吸気口(30a)よりも機体外側に配置するか、あるいは、選別モータ(37)の吸気口(30a)側の一部とモータ駆動軸(37a)を吸気口(30a)内に配置したことを特徴とする脱穀装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
選別モータ(37)の外周を囲う風洞(38)を設け、該風洞(38)が風力選別装置(30)側から選別モータ(37)の一部まで、あるいは、選別モータ(37)の機体外側端部までを囲うことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置。
【請求項3】
選別モータ(37)の外周を囲う風洞(38)を設け、該風洞(38)が吸気口(30a)から所定距離離れて配置され、風洞(38)と吸気口(30a)との間に隙間(39)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の脱穀装置。
【請求項4】
風洞(38)に複数の通気孔(38a)を形成するか、あるいは、風力選別装置(30)の吸気口(30a)から遠い側の通気孔(38b)を近い側の通気孔(38a)に比べて小さくしたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の脱穀装置。
【請求項5】
選別モータ(37)の回転数を制御する制御装置を設けて風力選別装置(30)の回転数を可変とし、風力選別装置(30)の回転開始時に制御装置が風力選別装置(30)の回転速度を徐々に増速制御し、風力選別装置(30)の回転停止時に制御装置が風力選別装置(30)の回転速度を徐々に減速して停止することを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の脱穀装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバインや脱穀機等に装備される脱穀装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コンバインの脱穀装置としては、上部に穀稈の脱穀を行う扱室を備え、扱室の下側に脱穀された穀粒の選別を行なう選別室を備えている。そして、選別室に選別風を送風する唐箕を回転駆動する電動モータよりなる唐箕モータを唐箕の吸気口付近となる機体外側に設けている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-024643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
然しながら、唐箕モータは、落下してくる藁屑などが当たりにくい位置も考慮して配置しなければならず、吸気口近くに配置しても十分に冷却ができず、過熱により唐箕の動作が停止してしまい、作業能率が低下する課題があった。
【0005】
本発明の目的は、風力選別装置としての唐箕を回転駆動するモータの配置構成を工夫し、モータの過熱による作動停止を簡潔な構成で防止した脱穀装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、扱胴12が設けられた扱室10の下方に揺動選別装置20及び選別風を送風する風力選別装置30を設けた脱穀装置において、該風力選別装置30を作動させる選別モータ37を風力選別装置30の吸気口30a近傍に設け、選別モータ37のモータ駆動軸37aのみ吸気口30a内に配置し、他の部分を吸気口30aよりも機体外側に配置するか、あるいは、選別モータ37の吸気口30a側の一部とモータ駆動軸37aを吸気口30a内に配置した脱穀装置である。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、風力選別装置30を選別モータ37で作動させることにより、収穫物の品種や作業場所の条件、穀粒や葉屑の量に合わせて選別モータ37の回転速度を調節して風力選別装置30の風力や送風量を変更することができるので、穀粒と夾雑物を効率よく分離させることができる。
【0008】
また、選別モータ37が風力選別装置30の吸気口30a近傍に設けられ、吸気口30aよりも機体外側に選別モータ37の大部分が配置される構成により、吸気口30aから取り込まれる外気で選別モータ37を冷却できるので、選別モータ37の冷却ファンが不要となり、部品数の削減が図れて安価で簡潔な構成にできる。
【0009】
請求項2記載の発明は、選別モータ37の外周を囲う風洞38を設け、該風洞38が風力選別装置30側から選別モータ37の一部まで、あるいは、選別モータ37の機体外側端部までを囲う請求項1に記載の脱穀装置である。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、風洞38が風力選別装置30側から選別モータ37の一部まで、あるいは、選別モータ37の機体外側端部までを囲うので、選別モータ37周辺の空気を吸引して選別モータ37の冷却効果が向上し、過熱による選別モータ37の停止を適切に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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