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公開番号2024063623
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171717
出願日2022-10-26
発明の名称車両のソフトウェア更新装置
出願人株式会社SUBARU
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 8/65 20180101AFI20240502BHJP(計算;計数)
要約【課題】車両のソフトウェアの更新について、車両の管理者がその更新を適切に管理できるようにする。
【解決手段】車両4のソフトウェア更新装置としての制御系20は、更新制御装置27、出力デバイス38,40を制御する入出力制御装置24、および、管理者端末(12)と通信可能な通信制御装置25、を有する。更新制御装置27は、ソフトウェアの更新処理を実行する前に、車両4に管理者が乗車しているか否かを判断する乗車判断処理、を実行する。管理者が乗車している場合、更新制御装置27は、入出力制御装置24を通じて、車両1に設けられる出力デバイス38(,40)から、更新処理の案内通知を出力する。管理者が乗車していない場合、更新制御装置27は、通信制御装置25を通じて、管理者端末(12)から、更新処理の案内通知を出力する。更新制御装置27は、更新処理の案内通知を出力した後に、ソフトウェアを更新するための処理を実行する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車両で用いられるソフトウェアを更新するために前記車両に設けられる、車両のソフトウェア更新装置であって、
前記車両のソフトウェアを更新する処理を実行する更新制御装置、前記車両に設けられる出力デバイスを制御する入出力制御装置、および、前記車両の管理者の端末デバイスと通信可能な通信制御装置、を有し、
前記更新制御装置は、
前記車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する前に、
前記車両に前記管理者が乗車しているか否かを判断する乗車判断処理、を実行し、
前記乗車判断処理において管理者が乗車していると判断する場合には、前記入出力制御装置を通じて、前記車両に設けられる前記出力デバイスから、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力し、
前記乗車判断処理において管理者が乗車していないと判断する場合には、前記通信制御装置を通じて、前記車両の管理者の端末デバイスから、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力し、
前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力した後に、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する、
車両のソフトウェア更新装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記更新制御装置は、
前記乗車判断処理において前記車両に乗車していると判断する管理者の体調の良否を判断する体調判断処理、を実行し、
前記体調判断処理において前記車両の管理者の体調が良であると判断する場合には、前記入出力制御装置を通じて、前記車両に設けられる前記出力デバイスから、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力し、
前記体調判断処理において前記車両の管理者の体調が良でないと判断する場合には、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知出力を止めて、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を中断する、
請求項1記載の、車両のソフトウェア更新装置。
【請求項3】
前記車両に設けられる前記入出力制御装置は、前記車両に設けられる出力デバイスとともに入力デバイスを制御するものであり、
前記更新制御装置は、
前記入出力制御装置を通じて前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力し始めるとともに、前記車両に乗車している管理者による案内通知の表示についての認知の有無を判断する視認判断処理を繰り返し実行し、
案内通知の出力中に繰り返される前記視認判断処理において管理者が通知を視認していると判断する場合には、案内通知が出力し終える前でも、前記入力デバイスからの管理者の承諾入力を可能とし、
前記入力デバイスから管理者の承諾が入力されると、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する、
請求項1または2記載の、車両のソフトウェア更新装置。
【請求項4】
前記出力デバイスは、表示により通知を出力可能な表示デバイスであり、
前記更新制御装置は、
前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を前記表示デバイスから出力し始めた後の前記視認判断処理において、前記表示デバイスに表示している案内通知についての前記車両の乗員による視認期間に基づいて、前記車両の乗員が案内通知を視認していることを判断する、
請求項3記載の、車両のソフトウェア更新装置。
【請求項5】
前記更新制御装置は、
前記車両に前記管理者が乗車しているか否かを再度判断する乗車再判断処理を実行し、
前記乗車再判断処理において管理者が乗車していると判断する場合には、管理者による承諾入力を許可し、
前記乗車再判断処理において管理者が乗車していると判断しない場合には、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知出力を止めて、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を中断する、
請求項4記載の、車両のソフトウェア更新装置。
【請求項6】
前記更新制御装置は、
管理者から承諾の入力がある場合には、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を実行し、
管理者から承諾の入力がない場合には、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を中断する、
請求項5記載の、車両のソフトウェア更新装置。
【請求項7】
前記更新制御装置は、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を、
前記車両において更新のためのソフトウェアを取得する処理を実行する場合、
前記車両に取得しているソフトウェアを前記車両に展開する処理、および、
前記車両に展開したソフトウェアの実行へ切り替える処理、の複数の段階に分けて、各段階の実行の前に、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力する、
請求項6記載の、車両のソフトウェア更新装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のソフトウェア更新装置に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1~3は、このように車両で用いられるソフトウェアを更新する際に、自動車の乗員に対してそれを通知することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開 2021-128362号公報
特開2018-86894号公報
特開2017-97620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1~3では、車両の走行停止などの走行状態を判断し、たとえば駐停車中においてソフトウェアの更新を通知している。
これにより、車両で用いるソフトウェアは、製造後の車両においても更新することができる。車両で用いるソフトウェアは、改善したり、機能追加したり、できるようになる。
【0005】
ただし、特許文献1~3のような通知の仕方では、車両の駐停車中に、車両に乗車している乗員に対して、ソフトウェアの更新処理についての通知がなされることになる。
その一方で、車両は、一般的に、その車両を購入などした人のみが使用するものではない。たとえば、会社が購入した車両を従業員が使用する場合、家長が購入した車両を扶養家族が使用する場合などの例が挙げられる。
そして、上述した特許文献1~3では、これらの車両の管理者以外の人が乗車している場合でも、車両の駐停車中においてソフトウェアの更新を通知してしまう。
この際、通知を受けた管理者以外の乗員が、ソフトウェアの更新についての承認操作をしてしまうと、車両のソフトウェアが更新されてしまうことになる。
車両の管理者以外の人が車両のソフトウェアを更新してしまうと、車両の管理者は、車両を管理し難しくなる可能性がある。車両の管理者は、ソフトウェアが更新された車両と、ソフトウェアが更新されていない車両とを、特段の確認作業をすることなしに判別することは難しい。したがって、車両の管理者は、車両のソフトウェアが更新されたことについて気づきにくい。
【0006】
このように車両のソフトウェアの更新では、車両の管理者がその更新を適切に管理できるようにすることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態に係る車両のソフトウェア更新装置は、車両で用いられるソフトウェアを更新するために前記車両に設けられる、車両のソフトウェア更新装置であって、前記車両のソフトウェアを更新する処理を実行する更新制御装置、前記車両に設けられる出力デバイスを制御する入出力制御装置、および、前記車両の管理者の端末デバイスと通信可能な通信制御装置、を有し、前記更新制御装置は、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する前に、前記車両に前記管理者が乗車しているか否かを判断する乗車判断処理、を実行し、前記乗車判断処理において管理者が乗車していると判断する場合には、前記入出力制御装置を通じて、前記車両に設けられる前記出力デバイスから、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力し、前記乗車判断処理において管理者が乗車していないと判断する場合には、前記通信制御装置を通じて、前記車両の管理者の端末デバイスから、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力し、前記車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力した後に、前記車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する、ものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、車両で用いられるソフトウェアを更新するために車両に設けられる、車両のソフトウェア更新装置は、車両のソフトウェアを更新する処理を実行する更新制御装置、車両に設けられる出力デバイスを制御する入出力制御装置、および、車両の管理者の端末デバイスと通信可能な通信制御装置、を有する。そして、更新制御装置は、車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する前に、車両に管理者が乗車しているか否かを判断する乗車判断処理、を実行する。
また、更新制御装置は、乗車判断処理において管理者が乗車していると判断する場合には、入出力制御装置を通じて、車両に設けられる出力デバイスから、車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力する。これに対し、乗車判断処理において管理者が乗車していないと判断する場合には、更新制御装置は、通信制御装置を通じて、車両の管理者の端末デバイスから、車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力する。これらの車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力した後に、更新制御装置は、車両のソフトウェアを更新するための処理を実行する。
これにより、たとえば車両に管理者以外の乗員が乗車している場合には、その車両において、車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力しないようにできる。車両の管理者以外の乗員は、車両のソフトウェアを更新しないようにできる。しかも、本発明では、車両に管理者以外の乗員が乗車している場合には、その更新通知を止めるのではなく、車両の管理者の端末デバイスに、車両のソフトウェアの更新処理の案内通知を出力する。したがって、車両のソフトウェアを更新可能な場合には、車両の管理者は、その車両を使用していなくても、その更新の通知を受けて、車両のソフトウェアを即時的に更新することが可能である。
その結果、車両の管理者は、たとえば、それ以外の人が車両のソフトウェアを更新してしまうことがなくなり、車両を容易に管理することができる。また、車両の管理者は、自らに通知がされることにより、車両のソフトウェアが更新されたことを把握できる。車両の管理者は、ソフトウェアが更新された車両と、ソフトウェアが更新されていない車両とを、特段の作業をすることなしに容易に判別することができる。車両の管理者は、車両のソフトウェアの更新を適切に管理することができる。
このように、本発明では、車両のソフトウェアの更新について、車両の管理者がその更新を適切に管理できるように改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係るソフトウェア更新装置が適用可能な自動車のソフトウェア更新システムの一例の模式的な説明図である。
図2は、図1の自動車の制御系の一例の説明図である。
図3は、自動車の制御系に用いられる制御装置の基本的な構成の説明図である。
図4は、図1のサーバ装置と自動車の制御系との連携により自動車のソフトウェアを更新する制御の一例のタイミングチャートである。
図5は、本実施形態において図2の更新制御装置が実行する自動車のソフトウェア更新制御のフローチャートである。
図6は、図2の更新制御装置による、ソフトウェア更新のための承諾制御のフローチャートである。
図7は、図6のステップST22の事前確認処理において図2の更新制御装置が実行する事前確認制御のフローチャートである。
図8は、図6のステップST30の案内終了判断処理において図2の更新制御装置が実行する案内終了判断制御のフローチャートである。
図9は、図7のステップST49において表示デバイスに表示される予告案内画面の一例である。
図10は、図6のステップST26において表示デバイスに表示される通常の予告案内画面の一例である。
図11は、図6のステップST31において承諾入力を許可している状態での、通常の予告案内画面の一例である。
図12は、図6のステップST28において表示デバイスに表示される、視認性を向上させた予告案内画面の一例である。
図13は、図6のステップST31において承諾入力を許可している状態での、視認性を向上させた予告案内画面の一例である。
図14は、上述した実施形態の制御を、OTAセンタとOTAマスタとの連携に適用する場合の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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