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公開番号2024063370
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171259
出願日2022-10-26
発明の名称ダクト装置
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類F01N 1/06 20060101AFI20240502BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】性能劣化を抑制しつつ、十分に消音することができるダクト装置を提供する。
【解決手段】ダクト装置は、軸線回りに回転することで排気ガスを送風するファンと、ファンにおける排気ガスの下流側に設けられて軸線方向に延びる排気ダクトと、を備え、排気ダクトは、軸線を囲うように周方向に配列された複数の音響部を有し、音響部は、上流側を向く第一入口開口、及び、下流側を向く第一出口開口を有する第一音響管と、上流側を向き第一入口開口と同一の軸線方向位置の第二入口開口、及び、下流側を向き第一出口開口と同一の軸線方向位置に近接配置される第二出口開口を有する第二音響管と、を有し、第一出口開口と第二出口開口から出る音圧同士が互い打ち消し合うように、第一音響管と第二音響管の管長が互いに異なる長さとされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸線回りに回転することで排気ガスを送風するファンと、
前記ファンにおける前記排気ガスの下流側に設けられて前記軸線方向に延びる排気ダクトと、
を備え、
前記排気ダクトは、前記軸線を囲うように周方向に配列された複数の音響部を有し、
前記音響部は、
上流側を向く第一入口開口、及び、下流側を向く第一出口開口を有する第一音響管と、
上流側を向き前記第一入口開口と同一の軸線方向位置の第二入口開口、及び、下流側を向き前記第一出口開口と同一の軸線方向位置に近接配置される第二出口開口を有する第二音響管と、
を有し、
前記第一出口開口と前記第二出口開口から出る音圧同士が互い打ち消し合うように、前記第一音響管と前記第二音響管の管長が互いに異なる長さとされている、
ダクト装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第一出口開口のうち音が通過する部分の開口面積と、前記第二出口開口のうち音が通過する部分の開口面積とが等しい、
請求項1に記載のダクト装置。
【請求項3】
前記第一音響管は、前記軸線方向に直線状に延びる直管であり、
前記第二音響管は、前記軸線方向に交差する方向に屈曲した屈曲部を有する屈曲形状に形成された屈曲管である、
請求項1又は2に記載のダクト装置。
【請求項4】
前記排気ダクトは、
前記第一音響管と前記第二音響管とを内部に収容し、前記軸線方向に延びて前記軸線方向両側に開口した筒状の排気ダクト本体を有する、
請求項1又は2に記載のダクト装置。
【請求項5】
前記第二音響管の一部が前記第一音響管の内部に配置され、
前記第一入口開口と前記第二入口開口とは、前記軸線方向に延びる中心軸線に沿って同軸に配置され、
前記第一出口開口と前記第二出口開口とは、前記中心軸線に沿って同軸に配置されている、
請求項1又は2に記載のダクト装置。
【請求項6】
前記第一音響管は、前記軸線方向から見て、前記軸線を囲う環状に複数配置され、
環状に配置された複数の前記第一音響管は、内側に前記排気ガスの流路を形成している、
請求項5に記載のダクト装置。
【請求項7】
前記第一音響管及び、前記第二音響管を伸縮する伸縮機構と、
前記ファンの回転によって生じるNZ音を検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記伸縮機構の動作を制御する制御装置と、
をさらに備える、
請求項1又は2に記載のダクト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ダクト装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ファンによって排気が行われる場合、排気側にダクトが配置される。ダクトの出口は大気解放されるため、ファンの回転によって生じる単一周波数の騒音(以下、NZ音と称する。)が大気にそのまま放出され、騒音問題が発生する。
NZ音を低減する為、ダクトに吸音材を取り付ける等の対策が取られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4482670号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、吸音材は経年劣化し易い。このため、例えば吸音材のみを用いて消音する装置では、性能が劣化し易いとされている。
このような状況を鑑みて、性能劣化を抑制しつつ、十分に消音することができる装置の開発が望まれていた。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、性能劣化を抑制しつつ、十分に消音することができるダクト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るダクト装置は、軸線回りに回転することで排気ガスを送風するファンと、前記ファンにおける前記排気ガスの下流側に設けられて前記軸線方向に延びる排気ダクトと、を備え、前記排気ダクトは、前記軸線を囲うように周方向に配列された複数の音響部を有し、前記音響部は、上流側を向く第一入口開口、及び、下流側を向く第一出口開口を有する第一音響管と、上流側を向き前記第一入口開口と同一の軸線方向位置の第二入口開口、及び、下流側を向き前記第一出口開口と同一の軸線方向位置に近接配置される第二出口開口を有する第二音響管と、を有し、前記第一出口開口と前記第二出口開口から出る音圧同士が互い打ち消し合うように、前記第一音響管と前記第二音響管の管長が互いに異なる長さとされている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のダクト装置によれば、性能劣化を抑制しつつ、十分に消音することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係るダクト装置の全体構成図である。
本開示の第一実施形態に係る音響部を軸線方向から見た図である。
本開示の第一実施形態に係る第一音響管及び第二音響管の拡大図である。
本開示の第一実施形態の変形例に係るダクト装置の構成図である。
本開示の第二実施形態に係るダクト装置の構成図である。
本開示の第三実施形態に係るダクト装置の構成図である。
本開示の第三実施形態に係る伸縮機構の制御の流れを説明するフローチャートである。
本開示の1つの実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
以下、本開示の第一実施形態に係るダクト装置1について、図1から図3を参照して説明する。
【0010】
(ダクト装置)
ダクト装置1は、熱交換器2の冷却に用いられる。熱交換器2は、例えばデータセンター向けのドライクーラである。ドライクーラは、サーバ冷却用の冷却水を冷却する。ただし、熱交換器2は、ドライクーラに限られない。
図1から図3に示すように、ダクト装置1は、ファン10と、吸気ダクト20と、排気ダクト30と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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