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公開番号2024054590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160906
出願日2022-10-05
発明の名称ホルダ
出願人中部電力株式会社
代理人個人,個人
主分類H05B 6/02 20060101AFI20240410BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】回転させることにより、金属材料の飛び出しを規制することができるホルダを提供する。
【解決手段】金属材料50を収容するとともにモーターにより回転し、金属材料50を誘導加熱する際に使用されるホルダは、モーターの回転軸62の径方向R1において回転軸62の外側に位置するとともに、上向きに開口する開口部23を含み、金属材料50を収容する収容部22と、モーターの回転に伴って金属材料50が開口部23から外部へ飛び出すことを規制する規制部30と、を備え、金属材料50を収容部22から取り出すことが可能な状態を通常状態とし、規制部30により金属材料50の収容部22からの飛び出しが規制される状態を規制状態とするとき、モーターの回転に伴って、規制部30及び金属材料50のいずれか一方に対して作用する遠心力を利用することにより、通常状態から規制状態に変化するように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
金属材料を収容するとともにモーターにより回転し、前記金属材料を誘導加熱する際に使用されるホルダであって、
前記モーターの回転軸の径方向において当該回転軸の外側に位置するとともに、上向きに開口する開口部を含み、前記金属材料を収容する収容部と、
前記モーターの回転に伴って前記金属材料が前記開口部から外部へ飛び出すことを規制する規制部と、を備え、
前記金属材料を前記収容部から取り出すことが可能な状態を通常状態とし、前記規制部により前記金属材料の前記収容部からの飛び出しが規制される状態を規制状態とするとき、
前記モーターの回転に伴って、前記規制部及び前記金属材料のいずれか一方に対して作用する遠心力を利用することにより、前記通常状態から前記規制状態に変化するように構成されている、
ホルダ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記収容部は、
前記金属材料が載置される底壁と、
前記底壁に接続されるとともに上側に延びる側壁と、
当該側壁から突出するとともに前記収容部に収容された状態の前記金属材料の前記径方向における外側の部分の上側に位置する前記規制部としての突出部とを含み、
前記径方向における前記底壁の長さは、当該収容部に収容された状態の前記金属材料の前記径方向における長さよりも長く、
前記底壁は、第1部分と、当該第1部分よりも前記径方向の外側に位置するとともに前記第1部分よりも上側に位置する第2部分とを含み、
前記通常状態は、前記金属材料の上部が下部よりも前記径方向における内側に位置することにより前記突出部が前記金属材料に接触しない状態であり、
前記規制状態は、前記金属材料が前記側壁の前記径方向における最も外側の部分及び前記突出部に接触した状態である、
請求項1に記載のホルダ。
【請求項3】
前記規制部は、前記通常状態における第1位置と、前記規制状態における第2位置との間で位置変化が可能である可動部材と、当該可動部材を回転可能に支持する支持軸とを含み、
前記支持軸は、前記遠心力の方向とは異なる方向に延びており、
前記可動部材は、前記支持軸によって支持される箇所とは異なる位置に重心を有し、前記遠心力が作用して前記支持軸を中心に回転することにより、当該可動部材の位置が、前記第1位置から前記第2位置に変化するよう構成されている、
請求項1に記載のホルダ。
【請求項4】
前記支持軸は、前記遠心力の方向及び重力の方向のいずれとも異なる方向に延びており、
前記可動部材の位置が、前記遠心力が作用して前記支持軸を中心に回転することにより、前記第1位置から前記第2位置に変化し、前記遠心力が作用せず且つ重力が作用することにより、前記第2位置から前記第1位置に変化するよう構成されている、
請求項3に記載のホルダ。
【請求項5】
前記規制部は、前記通常状態における第1位置と、前記規制状態における第2位置との間で位置変化が可能である可動部材と、前記遠心力の方向及び重力の方向のいずれとも異なる方向に移動可能に前記可動部材をガイドするガイド部材と、を含み、
前記可動部材は、前記第2位置において、前記第1位置よりも上側且つ前記径方向の外側に位置しており、
前記可動部材の位置が、前記遠心力が作用することにより、前記ガイド部材によりガイドされながら前記第1位置から前記第2位置に変化し、前記遠心力が作用せず且つ重力が作用することにより、前記ガイド部材によりガイドされながら前記第2位置から前記第1位置に変化するよう構成されている、
請求項1に記載のホルダ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホルダに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、金属材料の誘導加熱器が開示されている。誘導加熱器は、磁気システムによって生成された磁場領域で円柱状あるいは角柱状の金属材料を回転させる。その結果、ジュール熱が発生して金属材料が加熱される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2010-534905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の誘導加熱器に対して、複数の金属材料をホルダに収容し、ホルダよりも回転軸の径方向外側に磁気システムを配置してホルダを回転させることで金属材料を誘導加熱する構成が考えられる。
【0005】
この構成では、ホルダの回転に伴って、金属材料がホルダから飛び出すおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのホルダの各態様を記載する。
[態様1]金属材料を収容するとともにモーターにより回転し、前記金属材料を誘導加熱する際に使用されるホルダであって、前記モーターの回転軸の径方向において当該回転軸の外側に位置するとともに、上向きに開口する開口部を含み、前記金属材料を収容する収容部と、前記モーターの回転に伴って前記金属材料が前記開口部から外部へ飛び出すことを規制する規制部と、を備え、前記金属材料を前記収容部から取り出すことが可能な状態を通常状態とし、前記規制部により前記金属材料の前記収容部からの飛び出しが規制される状態を規制状態とするとき、前記モーターの回転に伴って、前記規制部及び前記金属材料のいずれか一方に対して作用する遠心力を利用することにより、前記通常状態から前記規制状態に変化するように構成されている、ホルダ。
【0007】
上記構成によれば、ホルダを回転させることにより、ホルダを通常状態から規制状態に変化させることができる。
[態様2]前記収容部は、前記金属材料が載置される底壁と、前記底壁に接続されるとともに上側に延びる側壁と、当該側壁から突出するとともに前記収容部に収容された状態の前記金属材料の前記径方向における外側の部分の上側に位置する前記規制部としての突出部とを含み、前記径方向における前記底壁の長さは、当該収容部に収容された状態の前記金属材料の前記径方向における長さよりも長く、前記底壁は、第1部分と、当該第1部分よりも前記径方向の外側に位置するとともに前記第1部分よりも上側に位置する第2部分とを含み、前記通常状態は、前記金属材料の上部が下部よりも前記径方向における内側に位置することにより前記突出部が前記金属材料に接触しない状態であり、前記規制状態は、前記金属材料が前記側壁の前記径方向における最も外側の部分及び前記突出部に接触した状態である、[態様1]に記載のホルダ。
【0008】
上記構成によれば、金属材料に遠心力が作用すると、金属材料が側壁の回転軸の径方向における最も外側の部分に接触する。このため、金属材料が上側に移動しても、金属材料の上側に位置する突出部に接触する。その結果、ホルダは規制状態になる。
【0009】
また、遠心力が金属材料に作用しなくなると、当該金属材料の底壁が第1部分及び第2部分に接触することにより、金属材料の上部が当該金属材料の下部よりも径方向の内側に位置するように、金属材料の姿勢が変化する。その結果、ホルダの回転を停止することにより、ホルダは規制状態から通常状態に戻る。
【0010】
[態様3]前記規制部は、前記通常状態における第1位置と、前記規制状態における第2位置との間で位置変化が可能である可動部材と、当該可動部材を回転可能に支持する支持軸とを含み、前記支持軸は、前記遠心力の方向とは異なる方向に延びており、前記可動部材は、前記支持軸によって支持される箇所とは異なる位置に重心を有し、前記遠心力が作用して前記支持軸を中心に回転することにより、当該可動部材の位置が、前記第1位置から前記第2位置に変化するよう構成されている、[態様1]に記載のホルダ。
(【0011】以降は省略されています)

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