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公開番号
2025181559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024097750
出願日
2024-05-30
発明の名称
プラスチックフィルム
出願人
サンエス護謨工業株式会社
代理人
主分類
B32B
27/00 20060101AFI20251204BHJP(積層体)
要約
【課題】本発明は、水道管などの地中に埋設された樹脂製配管を被覆する透明性の高い積層体であって、特に砂利などの尖った石などと強く接触しても破損せず、かつ土壌が灯油やハロゲン化合物などで汚染されていても水道管に接触させることの無いスリープに関するものである。
【解決手段】
プラスチックフィルムを用いた積層体からなるスリーブであって、該積層体のスリーブ内側にシーラント層を設け、かつ該スリーブ外側に耐突き刺し層を有し、該スリーブ中間層に耐灯油及び/あるいはハロゲン系ガスのバリア層を有するスリーブに関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
プラスチックフィルムを用いた積層体からなるスリーブであって、該積層体のスリーブ内側にシーラント層を設け、かつ該スリーブ外側に耐突き刺し層を有し、該スリーブ中間層に耐灯油及び/あるいはハロゲン系ガスのバリア層を有するスリーブ。
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【請求項2】
前記耐突き刺し層に、ポリアミドフィルムあるいはポリエステルフィルムを用いることを特徴とする、請求項1に記載のスリーブ。
【請求項3】
前記灯油及び/あるいは耐ハロゲン系ガスバリア層が無機化合物の蒸着層を設けていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のスリーブ。
【請求項4】
該積層体のスリーブ内側のシーラント層と該中間層との間に耐灯油性接着剤層が設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のスリーブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水道管などの地中に埋設された樹脂製配管を被覆する透明性の高い積層体であって、特に砂利などの尖った石などと強く接触しても破損せず、かつ土壌が灯油やハロゲン化合物などで汚染されていても水道管に接触させることの無いスリープに関するものである。
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【背景技術】
【0002】
一般に水道配管は、軽量で可撓性、耐震性に優れる等の理由から、鋳鉄管、あるいはポリエチレン管や塩化ビニル管などのプラスチック製の規格管が広く普及しており、地中に埋められる場合が多い。
しかしながら、鋳鉄管の場合には、水分や酸素による錆びが発生し、腐食が進行する虞がある。また、プラスチック管の場合には、地中の溶剤などが浸透し、配管内部へ移行する虞がある。
【0003】
このような課題に対応するために、特許文献1には、積層体のスリーブ内側から順に、シーラント層、延伸ポリアミドフィルム層、無機化合物を表面に設けてなるガスバリアフィルム層、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層からなるスリーブが開示されている。
特に、シーラント層に隣接して、延伸ポリアミドフィルム層を配置し、スリーブの最外層に延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム層を配置することによって、装着作業、埋設施工時のシールエッジ裂けや穴あきが起こりにくく、スリーブ自身を含めた経時劣化も少ない。
【0004】
また、特許文献2では、土中に埋設された水道配管と灯油配管が上下で交差する部分の水道配管を被覆して、腐食した灯油配管からしみ出した灯油によって水道水に石油臭がつくのを防ぐために樹脂層と金属層が積層されたラミネートフィルムを開示している。
特に金属層を積層体の一部に構成することで、耐灯油の効果を発揮することが可能となっている。
【先行技術文献】
【0005】
特開2019-065912号公報
特許第4230060号号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
地中埋設管に用いるスリーブは、一般的に、樹脂フィルムが用いられるが、埋設工事や地中環境によっては灯油やガソリンに晒されるため、耐突き刺し強度や耐灯油・耐ガソリン性が要求される。更に、ハロゲン系有機化合物の土壌汚染によるバリア性も要求される。
これらの課題を解決するには、金属層を含むフィルムも考えられるが、透明性を損なうため、配管の状態をスリーブ外部から鮮明に見ることができないなどの課題を有する。
本発明は、これらの課題を同時に解決することのできる透明性が高く、耐突き刺し強度や耐灯油・耐ガソリン性が要求されるスリーブを提供することにある。加えて、ハロゲン系有機化合物の土壌汚染によるバリア性も有することができる新規なスリーブを提供することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明はプラスチックフィルムを用いた積層体からなるスリーブであって、該積層体のスリーブ内側にシーラント層を設け、かつ該スリーブ外側に耐突き刺し層を有し、該スリーブ中間層に耐灯油及び/あるいはハロゲン系ガスバリア層を有するスリーブに関する。
【0008】
前記耐突き刺し層に、ポリアミドフィルムあるいはポリエステルフィルムを用いることを特徴とする、前記のスリーブに関する。
【0009】
前記灯油及び/あるいは耐ハロゲン系ガスバリア層が無機化合物の蒸着層を設けていることを特徴とする、前記のスリーブに関する。
【0010】
該積層体のスリーブ内側のシーラント層と該中間層との間に耐灯油性接着剤層が設けられていることを特徴とする前記のスリーブに関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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