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公開番号
2025181521
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089563
出願日
2024-05-31
発明の名称
吸音構造体シート、吸音構造体シートセット、及び吸音構造体
出願人
NOK株式会社
代理人
弁理士法人NYTパートナーズ
主分類
G10K
11/16 20060101AFI20251204BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】保管時にかさばることを抑制する。
【解決手段】吸音構造体100は、折り曲げ可能なシート1で形成された吸音構造部材101と、可撓性の膜を形成す膜部材102とを備える。吸音構造部材101は、複数の貫通孔111を有するパンチングパネル110と、パンチングパネル110を外周側から囲む環状の側壁部120とを有する。パンチングパネル110は、シート1が折り曲げられて形成されている。側壁部120は、シート1が折り曲げられて形成されている。パンチングパネル110は、パンチングパネル110の面する方向において、側壁部120の一対の端120a,120bの間に位置している。膜部材102は、パンチングパネル110の面する方向においてパンチングパネル110に面して、パンチングパネル110との間に空間S1を形成している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
吸音構造体に組立可能な吸音構造体シートであって、
折り曲げ可能なシートで形成され、
複数の貫通孔を有するパンチングパネルを形成するパンチングパネル部と、
互いに対向する一対の第1側壁を形成する一対の第1側壁部と、
互いに対向する一対の第2側壁を形成する一対の第2側壁部と、を備え、
前記パンチングパネル部は、互いに対向する一対の端部である第1端部と、前記第1端部に交差する方向に延びる互いに対向する一対の端部である第2端部とを有し、
前記一対の第1側壁部は、前記パンチングパネル部の前記一対の第1端部に夫々折り曲げ可能につながり、
前記一対の第2側壁部は、前記パンチングパネル部の前記一対の第2端部に夫々折り曲げ可能につながり、
前記一対の第1側壁部は夫々、前記パンチングパネルの面する方向において、前記パンチングパネルが、前記第1側壁部の一対の端の間に位置するように折り曲げ可能になっており、
前記一対の第2側壁部は夫々、前記パンチングパネルの面する方向において、前記パンチングパネルが、前記第2側壁部の一対の端の間に位置するように折り曲げ可能になっている、
吸音構造体シート。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記第1側壁部は、前記第1端部に沿って延びる複数の側壁パネルを有し、
前記第2側壁部は、前記第2端部に沿って延びる複数の側壁パネルを有し、
前記第1側壁部において、前記複数の側壁パネルは、折り曲げ可能に前記第1側壁部の前記第1端部からの延び方向に連接しており、
前記第2側壁部において、前記複数の側壁パネルは、折り曲げ可能に前記第2側壁部の前記第2端部からの延び方向に連接している、
請求項1に記載の吸音構造体シート。
【請求項3】
前記第1側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記パンチングパネル部の面する方向の一方に折り曲げ可能な第1内壁パネルと、前記第1内壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な外壁パネルとを含み、
前記第2側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記パンチングパネル部の面する方向の一方に折り曲げ可能な第1内壁パネルと、前記第1内壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な外壁パネルとを含み、
前記第1側壁部において、前記延び方向における前記外壁パネルの幅は、前記延び方向における前記第1内壁パネルの幅よりも広く、
前記第2側壁部において、前記延び方向における前記外壁パネルの幅は、前記延び方向における前記第1内壁パネルの幅よりも広い、
請求項2に記載の吸音構造体シート。
【請求項4】
前記第1側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記外壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な第2内壁パネルを含み、
前記第2側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記外壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な第2内壁パネルを含む、
請求項3に記載の吸音構造体シート。
【請求項5】
前記第2側壁部は、前記第2側壁部を前記第1側壁部に固定する固定部を有し、
前記固定部は、前記第2側壁部の前記第2端部に沿う延び方向における一対の端が夫々、前記第1側壁の前記第1端部に沿う延び方向における一対の端の隣接する一方に対向するように、前記第2側壁部を前記第1側壁部に固定するようになっている、
請求項1に記載の吸音構造体シート。
【請求項6】
前記折り曲げ可能なシートは段ボール製のシートである、
請求項1に記載の吸音構造体シート。
【請求項7】
吸音構造体に組立可能な吸音構造体シートセットであって、
折り曲げ可能なシートで形成された吸音構造体シートと、
可撓性の膜を形成す膜部材と、を備え、
前記吸音構造体シートは、
複数の貫通孔を有するパンチングパネルを形成するパンチングパネル部と、
互いに対向する一対の第1側壁を形成する一対の第1側壁部と、
互いに対向する一対の第2側壁を形成する一対の第2側壁部と、
を有し、
前記パンチングパネル部は、互いに対向する一対の端部である第1端部と、前記第1端部に交差する方向に延びる互いに対向する一対の端部である第2端部とを有し、
前記一対の第1側壁部は、前記パンチングパネル部の前記一対の第1端部に夫々折り曲げ可能につながり、
前記一対の第2側壁部は、前記パンチングパネル部の前記一対の第2端部に夫々折り曲げ可能につながり、
前記一対の第1側壁部は夫々、前記パンチングパネルから、前記パンチングパネルの面する方向の一方に突出するように折り曲げ可能になっており、
前記一対の第2側壁部は夫々、前記パンチングパネルから、前記パンチングパネルの面する方向の一方に突出するように折り曲げ可能になっており、
前記膜部材は、前記パンチングパネルの面する方向の一方において前記パンチングパネルに面して、前記パンチングパネルとの間に前記空間を形成するようになっている、
吸音構造体シートセット。
【請求項8】
前記折り曲げ可能なシートで形成された枠部材用シートを更に備え、
前記枠部材用シートは、折り曲げられて、接着されて、前記第1側壁及び前記第2側壁に前記膜部材を固定可能にする環状の枠部材を形成するようになっている、
請求項7に記載の吸音構造体シートセット。
【請求項9】
前記膜部材は、前記第1側壁及び前記第2側壁を外周側から囲むようになっており、
前記枠部材は、前記第1側壁及び前記第2側壁を外周側から囲む前記膜部材を介して、前記第1側壁及び前記第2側壁を外周側から囲むようになっている、
請求項8に記載の吸音構造体シートセット。
【請求項10】
前記枠部材は、前記パンチングパネルの面する方向において、前記第1側壁及び前記第2側壁から突出するようになっており、
前記突出する部分は、外周側に折り曲げ可能になっている、
請求項8に記載の吸音構造体シートセット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸音構造体シート、吸音構造体シートセット、及び吸音構造体に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、防音のために、種々の防音構造が提案されている。このような防音構造の中には、吸音作用を奏する吸音構造を有する吸音構造体がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-096826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の吸音構造体は、複数の部材から構成されている。このため、従来の吸音構造体は保管時にかさばり、保管のために一定程度のスペースを要する。このため、従来の吸音構造体に対しては、例えば、災害時に学校等の避難場所で使用される仕切板に使用するために、緊急用として保管する際に、保管場所における保管スペースの懸念が生じる場合がある。このため、従来の吸音構造体では、災害時の緊急用等のために十分な数の吸音構造体を保管することができない、または、災害時の緊急用等のための吸音構造体の保管を諦める場合があった。
【0005】
このため、従来の吸音構造体に対しては、保管スペースを縮小することができる構成が求められていた。
【0006】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、保管時にかさばることを抑制することができる吸音構造体シート、吸音構造体シートセット、及び吸音構造体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る吸音構造体シートは、吸音構造体に組立可能な吸音構造体シートであって、折り曲げ可能なシートで形成され、複数の貫通孔を有するパンチングパネルを形成するパンチングパネル部と、互いに対向する一対の第1側壁を形成する一対の第1側壁部と、互いに対向する一対の第2側壁を形成する一対の第2側壁部と、を備え、前記パンチングパネル部は、互いに対向する一対の端部である第1端部と、前記第1端部に交差する方向に延びる互いに対向する一対の端部である第2端部とを有し、前記一対の第1側壁部は、前記パンチングパネル部の前記一対の第1端部に夫々折り曲げ可能につながり、前記一対の第2側壁部は、前記パンチングパネル部の前記一対の第2端部に夫々折り曲げ可能につながり、前記一対の第1側壁部は夫々、前記パンチングパネルの面する方向において、前記パンチングパネルが、前記第1側壁部の一対の端の間に位置するように折り曲げ可能になっており、前記一対の第2側壁部は夫々、前記パンチングパネルの面する方向において、前記パンチングパネルが、前記第2側壁部の一対の端の間に位置するように折り曲げ可能になっている。
【0008】
本発明の一態様に係る吸音構造体シートにおいて、前記第1側壁部は、前記第1端部に沿って延びる複数の側壁パネルを有し、前記第2側壁部は、前記第2端部に沿って延びる複数の側壁パネルを有し、前記第1側壁部において、前記複数の側壁パネルは、折り曲げ可能に前記第1側壁部の前記第1端部からの延び方向に連接しており、前記第2側壁部において、前記複数の側壁パネルは、折り曲げ可能に前記第2側壁部の前記第2端部からの延び方向に連接している。
【0009】
本発明の一態様に係る吸音構造体シートにおいて、前記第1側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記パンチングパネル部の面する方向の一方に折り曲げ可能な第1内壁パネルと、前記第1内壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な外壁パネルとを含み、前記第2側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記パンチングパネル部の面する方向の一方に折り曲げ可能な第1内壁パネルと、前記第1内壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な外壁パネルとを含み、前記第1側壁部において、前記延び方向における前記外壁パネルの幅は、前記延び方向における前記第1内壁パネルの幅よりも広く、前記第2側壁部において、前記延び方向における前記外壁パネルの幅は、前記延び方向における前記第1内壁パネルの幅よりも広い。
【0010】
本発明の一態様に係る吸音構造体シートにおいて、前記第1側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記外壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な第2内壁パネルを含み、前記第2側壁部の前記複数の側壁パネルは、前記外壁パネルに対して前記パンチングパネル部の面する方向の他方に折り曲げ可能な第2内壁パネルを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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