TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025181520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024089558
出願日2024-05-31
発明の名称感光性組成物、積層構造体、硬化物及び電子部品
出願人太陽ホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03F 7/032 20060101AFI20251204BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】優れた解像性及び耐熱性を有する感光性組成物を提供する。
【手段】(A)カルボン酸含有樹脂と(B)光重合開始剤と(C)感光性モノマーと(D)着色剤と(E)熱硬化性樹脂とを含む感光性組成物であって、前記(E)熱硬化性樹脂が、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、及び水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂から選択される少なくとも1種のエポキシ樹脂を含み、前記(D)着色剤が、下記式(1)で示されるキノフタロン化合物を含む。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025181520000090.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">40</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">163</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)カルボン酸含有樹脂と、
(B)光重合開始剤と、
(C)感光性モノマーと、
(D)着色剤と、
(E)熱硬化性樹脂と、
を含む感光性組成物であって、
前記(E)熱硬化性樹脂が、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、及び水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂から選択される少なくとも1種のエポキシ樹脂を含み、
前記(D)着色剤が、下記式(1):
JPEG
2025181520000088.jpg
40
163
(式(1)中、


及びR

は、それぞれ独立に、-OH、-OR

、-NR



、-C(=O)NR



、ハロゲン原子、-CN、-NO

、-COOH、-C(=O)OR

、-O-C(=O)R

、-COOM

、-SO

H、-S(=O)

OR

、-O-S(=O)



、-SO



、炭素原子数1~30の炭化水素基、式(2)で示される基及び式(3)で示される基から選ばれる基であり、前記炭素原子数1~30の炭化水素基は置換されていてもよく、


は、それぞれ独立に、-OH、-OR

、-NR



、-C(=O)NR



、ハロゲン原子、-CN、-NO

、-COOH、-C(=O)OR

、-O-C(=O)R

、-COOM

、-SO

H、-S(=O)

OR

、-O-S(=O)



、-SO



及び炭素原子数1~30の炭化水素基から選ばれる基であり、前記炭素原子数1~30の炭化水素基は置換されていてもよく、
mは、0~5の整数であり、
nは、0~5の整数であり、
pは、0~4の整数であり、

続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記キノフタロン化合物の含有量が、前記(A)カルボン酸含有樹脂100質量部に対し、固形分換算で0.1~5質量部である、請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
前記式(1)が、前記式(2)で示される基及び前記式(3)で示される基から選ばれる基を少なくとも2つ有する、請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項4】
前記式(1)が、前記式(2)で示される基及び前記式(3)で示される基から選ばれる基であるR

を少なくとも1つ有し、かつ前記式(2)で示される基及び前記式(3)で示される基から選ばれる基であるR

を少なくとも1つ有する、請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項5】
第1フィルムと、前記第1フィルム上に設けられた樹脂層と、を備えた積層構造体であって、
前記樹脂層が、請求項1に記載の感光性組成物からなる、積層構造体。
【請求項6】
請求項1に記載の感光性組成物、又は請求項5に記載の積層構造体の樹脂層の硬化物。
【請求項7】
請求項6に記載の硬化物を有する電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感光性組成物に関する。さらに、本発明は、該感光性組成物を用いた積層構造体、硬化物、及び電子部品に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話やパソコン等の電子機器では、高密度実装化による小型化や、大容量情報を高速処理が、従来にも増して求められている。これに伴い、プリント配線板等の電子部品に使用されるソルダーレジストについても、解像性、耐熱性等の諸特性について、より高性能のものが要求されている。
【0003】
ところで、ソルダーレジスト等に使用される感光性組成物には、通常、着色剤が含まれるており、従来の緑色の着色剤に代えて青色着色剤と黄色着色剤とを混合して使用することが普及している(例えば、特許文献1等)。また、使用される着色剤としては、解像性や深部硬化性等を考慮して、露光波長領域(365nm付近)の吸収が小さいものを使用することが好ましいと言え、このような着色剤として例えばキノフタロン系黄色着色剤等が知られている。また、耐熱性の観点からは、例えば、ピグメントイエロー147等に代表されるようなアントラキノン系黄色着色剤が知られている。
【0004】
また、ソルダーレジスト等に使用される感光性組成物として、上記した耐熱性に加えて、PCT耐性や強靭性の他、種々の耐久性を改善するため、種々のカルボン酸含有樹脂を含む組成物が提案されている(例えば、特許文献2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-7974号公報
特許第3964326号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、着色剤を含む感光性組成物において、解像性及び耐熱性については未だ改善の余地があった。したがって、本発明の目的は、優れた解像性及び耐熱性を有する感光性組成物を提供することである。また、本発明の別の目的は、当該感光性組成物を用いた積層構造体、硬化物及び電子部品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、検討を重ねた結果、着色剤として、特定のアミド構造を有するキノフタロン化合物を使用し、かつ熱硬化性樹脂として特定のエポキシ樹脂を使用することにより、優れた解像性及び耐熱性を有する感光性組成物が得られる、との知見を得た。本発明は係る知見によるものである。即ち、本発明の要旨は以下のとおりである。
【0008】
[1](A)カルボン酸含有樹脂と、
(B)光重合開始剤と、
(C)感光性モノマーと、
(D)着色剤と、
(E)熱硬化性樹脂と、
を含む感光性組成物であって、
前記(E)熱硬化性樹脂が、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、及び水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂から選択される少なくとも1種のエポキシ樹脂を含み、
前記(D)着色剤が、下記式(1):
JPEG
2025181520000001.jpg
40
163
(式(1)中、


及びR

は、それぞれ独立に、-OH、-OR

、-NR



、-C(=O)NR



、ハロゲン原子、-CN、-NO

、-COOH、-C(=O)OR

、-O-C(=O)R

、-COOM

、-SO

H、-S(=O)

OR

、-O-S(=O)



、-SO



、炭素原子数1~30の炭化水素基、式(2)で示される基及び式(3)で示される基から選ばれる基であり、前記炭素原子数1~30の炭化水素基は置換されていてもよく、


は、それぞれ独立に、-OH、-OR

、-NR



、-C(=O)NR



、ハロゲン原子、-CN、-NO

、-COOH、-C(=O)OR

、-O-C(=O)R

、-COOM

、-SO

H、-S(=O)

OR

、-O-S(=O)



、-SO



及び炭素原子数1~30の炭化水素基から選ばれる基であり、前記炭素原子数1~30の炭化水素基は置換されていてもよく、
mは、0~5の整数であり、
nは、0~5の整数であり、
pは、0~4の整数であり、

【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特定のアミド構造を有するキノフタロン化合物からなる着色剤と、特定の熱硬化性樹脂とを併用することにより、優れた解像性及び耐熱性を有する感光性組成物を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例のキノフタロン化合物1のFT-IRのチャートである。
実施例のキノフタロン化合物2のFT-IRのチャートである。
実施例のキノフタロン化合物3のFT-IRのチャートである。
実施例のキノフタロン化合物1及び化合物4のTG/DTAのチャートである。
実施例のキノフタロン化合物1及び化合物5のTG/DTAのチャートである。
実施例のキノフタロン化合物1、化合物4及び化合物5の各溶液における紫外可視吸収スペクトルのチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許