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公開番号2025181512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024089548
出願日2024-05-31
発明の名称添加作業補助システム
出願人ダイセルミライズ株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類A01D 43/08 20060101AFI20251204BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本開示の技術は、サイレージ用調整剤の添加漏れ防止する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】添加作業補助システムは、ハーベスタの排出シュートから排出される飼料作物にサイレージ用調整剤を添加するための流路途中に配置され、該サイレージ用調整剤の瞬時流量を計測する流量計測部と、流量計測部が計測した瞬時流量を表示する流量表示部であって、ハーベスタのオペレータが視認可能な位置に配置された流量表示部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
飼料作物を回収するハーベスタの排出シュートから排出される前記飼料作物にサイレージ用調整剤を添加するための流路途中に配置され、該サイレージ用調整剤の瞬時流量を計測する流量計測部と、
前記流量計測部が計測した前記瞬時流量を表示する流量表示部であって、前記ハーベスタのオペレータが視認可能な位置に配置された流量表示部と、
を備える、添加作業補助システム。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記ハーベスタのピックアップ装置の下降信号を受信してから所定時間経過後までに前記流量計測部が所定量の前記瞬時流量を計測しない場合に、前記サイレージ用調整剤を送液する送液ポンプの未作動または該サイレージ用調整剤の残量を警告する報知装置
を備える、請求項1に記載の添加作業補助システム。
【請求項3】
前記流量計測部は、前記サイレージ用調整剤の積算流量を計測し、
前記積算流量が、前記ハーベスタに搭載された前記サイレージ用調整剤の残量がタンク容量の10%程度となった場合に、該サイレージ用調整剤の残量を警告する報知装置
を備える、請求項1に記載の添加作業補助システム。
【請求項4】
前記サイレージ用調整剤を送液する送液ポンプの電源がオフ状態であることを警告する報知装置を備える、
請求項1に記載の添加作業補助システム。
【請求項5】
前記ハーベスタのピックアップ装置の下降信号を受信してから所定時間経過後に、前記サイレージ用調整剤を送液する送液ポンプを作動開始させるタイマ装置
を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の添加作業補助システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、添加作業補助システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
牧草やとうもろこし等の飼料作物を発酵させることにより製造されるサイレージが知られている。サイレージは家畜用の飼料に広く用いられている。サイレージの製造では、飼料作物をハーベスタにて収穫する際にギ酸を含むサイレージ用調整剤を添加することによってpHを低下させることでサイレージの腐敗を防ぐ方法が採用されている。例えば、特許文献1には、サイレージ添加液噴霧ポンプを備えるサイレージ用ハーベスタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-108570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
飼料作物の収穫現場では、ハーベスタのオペレータが飼料作物を収穫する際に、サイレージ用調整剤を添加するための機器を操作する必要がある。しかしながら、サイレージ用調整剤を添加するための作業を人為的ミスによってオペレータが忘れてしまうと飼料作物にサイレージ用調整剤が添加されないという問題がある。
【0005】
本開示の技術は、サイレージ用調整剤の添加漏れ防止する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(態様1)
飼料作物を回収するハーベスタの排出シュートから排出される前記飼料作物にサイレージ用調整剤を添加するための流路途中に配置され、該サイレージ用調整剤の瞬時流量を計測する流量計測部と、
前記流量計測部が計測した前記瞬時流量を表示する流量表示部であって、前記ハーベスタのオペレータが視認可能な位置に配置された流量表示部と、
を備える、添加作業補助システム。
(態様2)
態様1に記載の添加作業補助システムであって、
前記ハーベスタのピックアップ装置の下降信号を受信してから所定時間経過後までに前記流量計測部が所定量の前記瞬時流量を計測しない場合に、前記サイレージ用調整剤を送液する送液ポンプの未作動または該サイレージ用調整剤の残量を警告する報知装置
を備えていてもよい。
(態様3)
態様1に記載の添加作業補助システムであって、
前記流量計測部は、前記サイレージ用調整剤の積算流量を計測し、
前記積算流量が、前記ハーベスタに搭載された前記サイレージ用調整剤の残量がタンク容量の10%程度となった場合に、該サイレージ用調整剤の残量を警告する報知装置
を備えていてもよい。
(態様4)
態様1に記載の添加作業補助システムであって、
前記サイレージ用調整剤を送液する送液ポンプの電源がオフ状態であることを警告する報知装置を備えていてもよい。
(態様5)
態様1から4のいずれか一項に記載の添加作業補助システムであって、
前記ハーベスタのピックアップ装置の下降信号を受信してから所定時間経過後に、前記サイレージ用調整剤を送液する送液ポンプを作動開始させるタイマ装置
を備えていてもよい。
【0007】
課題を解決するための手段に記載の内容は、本開示の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、サイレージ用調整剤の添加漏れ防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る添加量調整システムが搭載されるハーベスタを示す図である。
図2は、実施形態に係る添加作業補助システムの概念図である。
図3は、実施形態における調整剤の添加作業に関する制御シーケンスを表す図である。
図4は、比較例における調整剤の添加作業に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、図面を参照して本開示の実施形態について説明する。なお、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲内で、適宜、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本開示は、実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
(【0011】以降は省略されています)

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