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公開番号2025181507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024089537
出願日2024-05-31
発明の名称魚節砕片の製造方法および魚節の切削方法
出願人マルトモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A23L 17/00 20160101AFI20251204BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】単位時間当たりの魚節砕片の製造量に優れる魚節砕片の製造方法を提供すること。
【解決手段】回転する切削刃に魚節を接触させる工程を有し、前記切削刃が回転盤に設置されていて、切削刃にスリットが間隔をおいて設置され、前記スリットの間隔が異なる二種の切削刃が、魚節に順次接触する工程を含むことを特徴とする、魚節砕片の製造方法。スリットの間隔が、2.5 mm以上3.5 mm以下の切削刃と、スリットの間隔が、6.0 mm以上8.0 mm以下の切削刃と、の二種の切削刃を交互に魚節に接触させることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転する切削刃に魚節を接触させる工程を有し、
前記切削刃が回転盤に設置されていて、切削刃にスリットが間隔をおいて設置され、
前記スリットの間隔が異なる二種の切削刃が、魚節に交互に接触する工程を含むことを特徴とする、魚節砕片の製造方法。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
スリットの間隔が、2.5 mm以上3.5 mm以下の切削刃と、スリットの間隔が、6.0 mm以上8.0 mm以下の切削刃と、の二種の切削刃を交互に魚節に接触させる工程を含む、請求項1に記載の魚節砕片の製造方法。
【請求項3】
魚節と切削刃との削成角度が、20度以上40度以下の範囲である、請求項2に記載の魚節砕片の製造方法。
【請求項4】
回転する切削刃に魚節を接触させるステップを有し、
回転する切削刃に魚節を接触させるステップが、
前記切削刃が回転盤に設置されていて、切削刃にスリットが間隔をおいて設置され、前記スリットの間隔が異なる二種の切削刃が、魚節に交互に接触するステップを含む、魚節の切削方法。
【請求項5】
スリットの間隔が、2.5 mm以上3.5 mm以下の切削刃と、スリットの間隔が、6.0 mm以上8.0 mm以下の切削刃と、の二種の切削刃を交互に魚節に接触させるステップを含み、
魚節と切削刃との削成角度が、20度以上40度以下の範囲である、請求項4に記載の魚節の切削方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚節砕片の製造方法および魚節の切削方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
かつお節等の魚節の砕片を製造する方法として、魚節を削らずそのまま粗砕、粉砕する方法が知られている。具体的には本枯れ鰹節について、カッターミルを用いて粗砕して得た粗砕物を篩で篩い分けする魚節粉砕物の製造方法が提案されている(特許文献1)。
魚節をカッターミルを用いて粉砕した場合には比較的大きな砕片が生じる場合があり、食用として適さない。この大きな砕片を取り除くために篩による選別が必要になる。しかし篩による選別工程を導入した場合、単位時間当たりに製造する魚節の砕片が減少する問題がある。
一方、魚節の砕片を製造する際に、魚節を削らずそのまま粗砕、粉砕するのではなく、先に削り節を製造しておき、この削り節を粉砕すれば、効率よく魚節の砕片を製造することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-97512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、魚節の砕片を製造する際に、魚節の削り節を製造しておき、この削り節を粉砕する方法では、削り節を製造する工程が必要となる。削り節を先に製造することから、単位時間当たりの魚節砕片の製造量が減少する問題がある。
本発明者らは、当初は通常の魚節の削り節の製造方法を調整すれば簡単に魚節の砕片を製造できると考えた。
しかし、実際に実験を行ってみると、目的とする魚節の砕片が簡単には製造できないことが判明した。
本発明の目的は、単位時間当たりの魚節砕片の製造量に優れる魚節砕片の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討した結果、間隔の異なるスリット付きの切削刃を交互に魚節に接触させると魚節砕片を効率よく製造できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、
[1]回転する切削刃に魚節を接触させる工程を有し、
前記切削刃が回転盤に設置されていて、切削刃にスリットが間隔をおいて設置され、
前記スリットの間隔が異なる二種の切削刃が、魚節に交互に接触する工程を含むことを特徴とする、魚節砕片の製造方法を提供するものである。
【0007】
また本発明の一つは、
[2]スリットの間隔が、2.5 mm以上3.5 mm以下の切削刃と、スリットの間隔が、6.0 mm以上8.0 mm以下の切削刃と、の二種の切削刃を交互に魚節に接触させる工程を含む、上記[1]に記載の魚節砕片の製造方法を提供するものである。
【0008】
また本発明の一つは、
[3]魚節と切削刃との削成角度が、20度以上40度以下の範囲である、上記[2]に記載の魚節砕片の製造方法を提供するものである。
【0009】
また本発明は、
[4]回転する切削刃に魚節を接触させるステップを有し、
回転する切削刃に魚節を接触させるステップが、
前記切削刃が回転盤に設置されていて、切削刃にスリットが間隔をおいて設置され、前記スリットの間隔が異なる二種の切削刃が、魚節に交互に接触するステップを含む、魚節の切削方法を提供するものである。
【0010】
また本発明の一つは、
[5]スリットの間隔が、2.5 mm以上3.5 mm以下の切削刃と、スリットの間隔が、6.0 mm以上8.0 mm以下の切削刃と、の二種の切削刃を交互に魚節に接触させるステップを含み、
魚節と切削刃との削成角度が、20度以上40度以下の範囲である、上記[4]に記載の魚節の切削方法を提供するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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