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公開番号
2025181370
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089319
出願日
2024-05-31
発明の名称
測定用セル及び測定用セル作成方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01N
21/03 20060101AFI20251204BHJP(測定;試験)
要約
【課題】測定対象の試料を搬送しやすくでき、測定対象の試料をより正確に測定することができる。
【解決手段】ラマン測定の計測対象の試料が保持された測定用セルであって、試料が載置される凹部である試料配置部を有する基部と、試料配置部の開放面を閉塞する蓋部と、基部と、蓋部とを締結する締結部材と、基部の試料配置部に接続され、試料配置部の空気を吸引する吸引装置と接続する吸引ラインと、吸引ラインに配置された弁と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ラマン測定の計測対象の試料が保持された測定用セルであって、
試料が載置される凹部である試料配置部を有する基部と、
前記試料配置部の開放面を閉塞する蓋部と、
前記基部と、前記蓋部とを締結する締結部材と、
前記基部の前記試料配置部に接続され、前記試料配置部の空気を吸引する吸引装置と接続する吸引ラインと、
前記吸引ラインに配置された弁と、を有する測定用セル。
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【請求項2】
前記基部と前記蓋部の間をシールするシール部材と、を有する請求項1に記載の測定用セル。
【請求項3】
前記蓋部は、ラマン測定の測定光、試料のラマン散乱光を透過する窓部をする請求項1に記載の測定用セル。
【請求項4】
前記試料配置部に配置され、前記試料が配置されたフィルタの前記試料配置部の深さ方向の位置を保持するスペーサを有する請求項1に記載の測定用セル。
【請求項5】
前記試料配置部に配置され、前記試料を保持する凹部が形成されたアタッチメントを有する請求項1に記載の測定用セル。
【請求項6】
前記基部の前記試料配置部に接続され、前記試料配置部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置と接続する給気ラインと、
前記給気ラインを開閉する開閉弁と、を有する請求項1に記載の測定用セル。
【請求項7】
前記基部に形成され、前記試料配置部に試料を供給する試料供給ラインを有する請求項1に記載の測定用セル。
【請求項8】
ラマン測定の計測対象の試料が保持された測定用セルを作成する測定用セル作成方法であって、
前記測定用セルの基部の試料配置部に試料を配置するステップと、
前記試料配置部の空気を吸引するステップと、を有する測定用セル作成方法。
【請求項9】
計測対象の試料を捕集した試料捕集機器をアルコールに浸漬させて、試料をアルコールに分散させ、分散させたアルコールと共に試料を前記試料配置部に配置する請求項8に記載の測定用セル作成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ラマン測定の計測対象の試料が保持された測定用セル及び測定用セル作成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
成分を分析する方法として、測定対象の試料に特定の波長の測定光を照射し、ラマン散乱光を計測する方法がある。測定対象の試料を保持する容器としては、特許文献1に記載の容器がある。特許文献1には、中央部に第1の凹部を形成し、該第1の凹部の底部に第2の凹部を形成した平板状の観察容器本体と、第1の凹部に収容されて第2の凹部の上部を覆うことによって、第2の凹部に試料室を形成する観察窓材と、中央部に試料室を見通す貫通孔を形成し、観察窓材の外周側端部及び観察容器本体の外周側表面を覆う蓋部材とを備えた観察試料密閉容器(測定用セル)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5779963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、測定用セルに保持された試料は、測定対象によっては成分が変化する場合がある。成分が変化した状態で測定すると測定の精度が低下する。また、試料を採取する場所と試料を測定する場所が異なる場合、採取から測定するまでに時間がかかる場合でも対応可能とすることが求められている。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、測定対象の試料を搬送しやすくでき、測定対象の試料をより正確に測定することができる測定用セル及び測定用セル作成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するための本開示の測定用セルは、ラマン測定の計測対象の試料が保持された測定用セルであって、試料が載置される凹部である試料配置部を有する基部と、前記試料配置部の開放面を閉塞する蓋部と、前記基部と、前記蓋部とを締結する締結部材と、前記基部の前記試料配置部に接続され、前記試料配置部の空気を吸引する吸引装置と接続する吸引ラインと、前記吸引ラインに配置された弁と、を有する。
【0007】
また、本開示の測定用セル作成方法は、ラマン測定の計測対象の試料が保持された測定用セル作成方法であって、前記測定用セルの基部の試料配置部に試料を配置するステップと、前記試料配置部の空気を吸引するステップと、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、測定対象の試料を搬送しやすくでき、測定対象の試料をより正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態の測定用セルを含む測定システムの一例を示す概略構成図である。
図2は、測定用セルの一例を示す斜視図である。
図3は、測定用セルの基部を示す正面図である。
図4は、測定用セルの蓋部を示す正面図である。
図5は、測定用セルの蓋部の基部と接する面を示す斜視図である。
図6は、測定セルを用いた測定方法の一例を示すフローチャートである。
図7は、測定用セルの他の例を示す斜視図である。
図8は、測定用セルの他の例を示す斜視図である。
図9は、測定用セルの他の例を示す正面図である。
図10は、試料の供給方法の一例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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