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公開番号
2025181309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024089218
出願日
2024-05-31
発明の名称
ブラシレスモータ
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02K
9/02 20060101AFI20251204BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】案内流路によって案内された冷却風が円筒部とロータハウジングとの間の隙間に流入することを抑制し、ステータ、ヒートシンク、及び回路基板を含む冷却対象に対して供給される冷却風を確保することができるブラシレスモータを提供する。
【解決手段】ブラシレスモータ10において、モータホルダ22は、円筒部54からモータホルダの径方向外側に延出し、ダクト状に形成された延出部62を有し、延出部の先端部には、モータホルダの軸方向一方側に向けて開口し、冷却風を取り入れる取入口64が形成され、延出部の内側には、モータホルダの径方向に沿って延在し、取入口から取り入れられた冷却風をセンターピース18の本体部42の側へ案内する案内流路66が形成されており、延出部の内側には、モータホルダの径方向に沿って延在し、取入口とロータハウジング28との間を閉塞する壁68が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
有天筒状のロータハウジング(28)を有するロータ(14)と、
前記ロータの軸心部に設けられたモータシャフト(12)と、
前記ロータハウジングの内側に収容されたステータ(16)と、
前記ロータハウジングの開口(28A)と対向する本体部(42)を有し、前記ステータ及び前記モータシャフトを支持するセンターピース(18)と、
前記本体部に対する前記ステータと反対側に配置された回路基板(20)と、
前記本体部に設けられ、前記回路基板と伝熱可能に接続されたヒートシンク(26)と、
前記ロータハウジングを囲う円筒部(54)を有するモータホルダ(22)と、
を備え、
前記モータホルダは、前記円筒部から前記モータホルダの径方向外側に延出し、ダクト状に形成された延出部(62)を有し、
前記延出部の先端部には、前記モータホルダの軸方向一方側に向けて開口し、冷却風を取り入れる取入口(64)が形成され、
前記延出部の内側には、前記モータホルダの径方向に沿って延在し、前記取入口から取り入れられた冷却風を本体部の側へ案内する案内流路(66)が形成されており、
前記延出部の内側には、前記モータホルダの径方向に沿って延在し、前記取入口と前記ロータハウジングとの間を閉塞する壁(68)が設けられている、
ブラシレスモータ(10)。
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【請求項2】
前記ヒートシンクは、前記モータシャフトの周囲に沿って延在しており、
前記本体部は、前記ステータの側から前記ヒートシンクを覆う天井部(72)を有し、
前記壁は、前記取入口から取り入れられた冷却風を前記ヒートシンクと前記天井部との間の冷却風流路(74)に案内する、
請求項1に記載のブラシレスモータ。
【請求項3】
前記取入口と前記円筒部との間には、前記壁に対する前記モータホルダの軸方向一方側に位置し、前記円筒部から前記モータホルダの径方向外側に拡がる円環部(56)が前記延出部と一体に形成されており、
前記モータホルダの軸方向における前記壁と前記円環部との間には、空間(70)が設けられている、
請求項1又は請求項2に記載のブラシレスモータ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、ブラシレスモータに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、有天筒状のロータハウジングを有するロータと、ロータの軸心部に設けられたモータシャフトと、ロータハウジングの内側に収容されたステータと、ロータハウジングの開口と対向する本体部を有し、ステータ及びモータシャフトを支持するセンターピースと、本体部に対するステータと反対側に配置された回路基板と、本体部に設けられ、回路基板と伝熱可能に接続されたヒートシンクと、ロータハウジングを囲う円筒部を有するモータホルダとを備えるブラシレスモータがある(例えば、特許文献1参照)。このブラシレスモータにおいて、モータホルダは、円筒部からモータホルダの径方向外側に延出し、ダクト状に形成された延出部を有する。延出部の先端部には、モータホルダの軸方向一方側に向けて開口し、冷却風を取り入れる取入口が形成され、延出部の内側には、モータホルダの径方向に沿って延在し、取入口から取り入れられた冷却風を本体部の側へ案内する案内流路が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3426151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のブラシレスモータでは、案内流路によって案内された冷却風が円筒部とロータハウジングとの間の隙間に流入し、ステータ、ヒートシンク、及び回路基板を含む冷却対象に対して供給される冷却風が不足する虞がある。
【0005】
本開示の技術は、案内流路によって案内された冷却風が円筒部とロータハウジングとの間の隙間に流入することを抑制し、ステータ、ヒートシンク、及び回路基板を含む冷却対象に対して供給される冷却風を確保することができるブラシレスモータを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術は、有天筒状のロータハウジング(28)を有するロータ(14)と、前記ロータの軸心部に設けられたモータシャフト(12)と、前記ロータハウジングの内側に収容されたステータ(16)と、前記ロータハウジングの開口(28A)と対向する本体部(42)を有し、前記ステータ及び前記モータシャフトを支持するセンターピース(18)と、前記本体部に対する前記ステータと反対側に配置された回路基板(20)と、前記本体部に設けられ、前記回路基板と伝熱可能に接続されたヒートシンク(26)と、前記ロータハウジングを囲う円筒部(54)を有するモータホルダ(22)と、を備え、前記モータホルダは、前記円筒部から前記モータホルダの径方向外側に延出し、ダクト状に形成された延出部(62)を有し、前記延出部の先端部には、前記モータホルダの軸方向一方側に向けて開口し、冷却風を取り入れる取入口(64)が形成され、前記延出部の内側には、前記モータホルダの径方向に沿って延在し、前記取入口から取り入れられた冷却風を本体部の側へ案内する案内流路(66)が形成されており、前記延出部の内側には、前記モータホルダの径方向に沿って延在し、前記取入口と前記ロータハウジングとの間を閉塞する壁(68)が設けられている、ブラシレスモータ(10)である。
【0007】
本開示の技術によれば、案内流路によって案内された冷却風が円筒部とロータハウジングとの間の隙間に流入することを抑制し、ステータ、ヒートシンク、及び回路基板を含む冷却対象に対して供給される冷却風を確保することができるブラシレスモータが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の技術の一実施形態に係るブラシレスモータの平面図である。
図1のA-A線断面図である。
図2の要部拡大図である。
図2の要部拡大図である。
図4のB-B線断面図である。
図4のC-C線断面図である。
本開示の技術の一実施形態に係るブラシレスモータの主要な構成を示す斜視図である。
本開示の技術の一実施形態に係るブラシレスモータにおいて円筒部とロータハウジングとの間の隙間を拡大した態様を示す要部拡大縦断面図である。
第1比較例に係るブラシレスモータの主要な構成を示す斜視図である。
第2比較例に係るブラシレスモータの主要な構成を示す斜視図である。
第3比較例に係るブラシレスモータの主要な構成を示す要部拡大縦断面図である。
第3比較例に係るブラシレスモータにおいて円筒部とロータハウジングとの間の隙間を拡大した態様を示す要部拡大縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の技術の一実施形態について説明する。
【0010】
図1に示す本実施形態のブラシレスモータ10は、例えば乗用自動車等の車両に搭載される送風装置に用いられるファンモータである。図2及び図3に示すように、ブラシレスモータ10は、モータシャフト12と、ロータ14と、ステータ16と、センターピース18と、回路基板20と、モータホルダ22と、回路ケース24と、ヒートシンク26とを備えている。なお、各図において、矢印Z1は、ブラシレスモータ10の軸方向一方側を示しており、矢印Z2は、ブラシレスモータ10の軸方向他方側を示している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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