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公開番号
2025180824
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024088428
出願日
2024-05-30
発明の名称
畜舎用敷剤及び畜舎
出願人
個人
代理人
弁理士法人共生国際特許事務所
主分類
A01K
1/015 20060101AFI20251204BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】畜舎の床面に散布することにより、悪臭の発生を防ぎ、ハエ等の害虫を駆除し、適度に乾燥して家畜の飼育に優れた畜舎用敷剤を供給する。
【解決手段】10属の菌属に属する細菌群と食品廃棄物とを60℃乃至100℃未満で醗酵させ、前記食品廃棄物が70質量%乃至95質量%減容した堆肥と、多孔性物質とが混合されており、前記菌属が、(1)ストレプトマイセス属、(2)サッカロポリスポーラ属、(3)ノカルジア属、(4)シュードモナス属、(5)バシラス属、(6)セルロモナス属、(7)クロストリジューム属、(8)アスパラギルス属、(9)ペニシリウム属、(10)リゾープス属、であり、前記多孔性物質が、モンモリロナイト、珪藻土、ゼオライト、及びモレキュラーシーブから選ばれる1以上であることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の10属の菌属に属する細菌群と食品廃棄物とを60℃乃至100℃未満で醗酵させ、前記食品廃棄物が70質量%乃至95質量%減容した堆肥と、多孔性物質とが混合されており、
前記菌属が、
(1)ストレプトマイセス属(Streptomyces)
(2)サッカロポリスポーラ属(saccharopolyspola)
(3)ノカルジア属(Nocardia)
(4)シュードモナス属(Pseudomonas)
(5)バシラス属(Bacillus)
(6)セルロモナス属(Cellulomonas)
(7)クロストリジューム属(Clostridium)
(8)アスパラギルス属(Aspergillus)
(9)ペニシリウム属(Penicillium)
(10)リゾープス属(Rhizopus)
であり、
前記多孔性物質が、モンモリロナイト、珪藻土、ゼオライト、及びモレキュラーシーブから選ばれる1以上であることを特徴とする畜舎用敷剤。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
全体質量100%に対し、前記堆肥が5.0乃至50.0質量%含有されていることを特徴とする請求項1に記載の畜舎用敷剤。
【請求項3】
前記多孔性物質は、粒径が0.1~10.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の畜舎用敷剤。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の畜舎用敷剤を床面に敷き詰めたこと特徴とする畜舎。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、牛、豚、鶏等の飼育動物の畜舎の床面に用いる畜舎用敷剤に係り、より詳しくは、食品廃棄物を醗酵させて製造した堆肥を用いる畜舎用敷剤及び畜舎に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
豚、牛、鶏等の動物を飼育する畜舎は、糞、尿由来の未分解有機物等に起因する悪臭が発生したり、ハエなどの害虫が発生したりするなど、劣悪な環境を与えるために、住宅街など人が住む地域の近郊では動物の飼育が困難であった。また、この悪臭や害虫等の不衛生な環境は飼育される動物にも悪影響を与え、動物の生育、肉質、産卵量などに悪影響を与えている。
【0003】
この悪臭や害虫は、飼育動物の糞や尿などを畜舎の外部に漏らすことなく処理する必要がある。このため特許文献1には、畜舎及を立体的に配置し、内部の環境を調節できるようにした畜舎が開示されている。
【0004】
しかし、特許文献1に記載された畜舎は、悪臭の発生を防ぐものではなく、密閉状態を保ち内部で発生した悪臭を外部に逃がさないことを目的とするものであって、家畜は壁に囲まれた密閉状態で飼育されており、そのために多大の費用が掛かり、また、飼育される動物は自然に近い状態では飼育されていないために病弱になりやすく発育が充分でないという問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭50-18268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、畜舎の床面に散布することにより、悪臭の発生を防ぎ、ハエ等の害虫を駆除し、適度に乾燥して家畜の飼育に優れた畜舎用敷剤を供給することを課題とする。
【0007】
また本発明は、この畜舎用敷剤を用いることにより、飼育動物の良好な飼育環境とすることが可能な畜舎を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の畜舎用敷剤は、以下の10属の菌属に属する細菌群と食品廃棄物とを60℃乃至100℃未満で醗酵させ、食品廃棄物が70質量%乃至95質量%減容した堆肥と、多孔性物質とが混合されたことを特徴とする。
ここで、10属の菌属に属する細菌群菌属は、
(1)ストレプトマイセス属(Streptomyces)
(2)サッカロポリスポーラ属(Saccharopolyspola)
(3)ノカルジア属(Nocardia)
(4)シュードモナス属(Pseudomonas)
(5)バシラス属(Bacillus)
(6)セルロモナス属(Cellulomonas)
(7)クロストリジューム属(Clostridium)
(8)アスパラギルス属(Aspergillus)
(9)ペニシリウム属(Penicillium)
(10)リゾープス属(Rhizopus)
であり、
多孔性物質は、モンモリロナイト、珪藻土、ゼオライト、及びモレキュラーシーブから選ばれる1以上である。なお、モレキュラーシーブは、合成モレキュラーシーブを含む。
【0009】
本発明では、全体質量100%に対し、前記堆肥が5.0乃至50.0質量%含有されていることが好ましい。
【0010】
本発明は、前記多孔性物質の粒径が0.5~10mmであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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