TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025180301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024087521
出願日
2024-05-29
発明の名称
香味付与組成物
出願人
長谷川香料株式会社
代理人
主分類
C11B
9/00 20060101AFI20251204BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約
【課題】新たな香味付与組成物、および当該香味付与組成物を含有する消費財、ならびに、香味付与組成物の香味改善方法、および消費財の香味改善方法を提供する。
【解決手段】式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=90/10以上であり、前記化合物の(4E)体のうち、前記化合物の(4E,7E)体と、前記化合物の(4E,7Z)体との比率が(4E,7E)体/(4E,7Z)体=80/20以上である、香味付与組成物。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025180301000053.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">27</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">114</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、
前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=90/10以上であり、
前記化合物の(4E)体のうち、前記化合物の(4E,7E)体と、前記化合物の(4E,7Z)体との比率が(4E,7E)体/(4E,7Z)体=80/20以上である、香味付与組成物。
JPEG
2025180301000049.jpg
27
114
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、
前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=90/10以上であり、
前記化合物の(4E)体のうち、前記化合物の(4E,7E)体と、前記化合物の(4E,7Z)体との比率が(4E,7E)体/(4E,7Z)体=60/40を超えて70/30以下である、香味付与組成物。
JPEG
2025180301000050.jpg
27
114
【請求項3】
式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、
前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=90/10以上であり、
前記化合物の(4E)体のうち、前記化合物の(4E,7E)体と、前記化合物の(4E,7Z)体との比率が(4E,7E)体/(4E,7Z)体=60/40以下である、香味付与組成物。
JPEG
2025180301000051.jpg
27
114
【請求項4】
式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、
前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=10/90以下である、香味付与組成物。
JPEG
2025180301000052.jpg
27
114
【請求項5】
請求項4に記載の香味付与組成物において、
前記化合物の(4Z)体のうち、前記化合物の(4Z,7E)体と、前記化合物の(4Z,7Z)体との比率が(4Z,7E)体/(4Z,7Z)体=60/40以上である、香味付与組成物。
【請求項6】
請求項1または2に記載の香味付与組成物において、
前記香味付与組成物の全質量を基準として、前記化合物の濃度が0.05%以上5%以下の範囲である、香味付与組成物。
【請求項7】
請求項3に記載の香味付与組成物において、
前記香味付与組成物の全質量を基準として、前記化合物の濃度が0.005%以上0.5%以下の範囲である、香味付与組成物。
【請求項8】
請求項4または5に記載の香味付与組成物において、
前記香味付与組成物の全質量を基準として、前記化合物の濃度が0.05%以上1%以下の範囲である、香味付与組成物。
【請求項9】
香粧品用香料組成物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の香味付与組成物。
【請求項10】
飲食品用香料組成物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の香味付与組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、香味付与組成物、および当該香味付与組成物を含有する消費財、ならびに、香味付与組成物の香味改善方法、および消費財の香味改善方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
昨今、飲食品や香粧品における消費者の要求は高度化および多様化しているが、特に、香りに注目が集まっており、香りの特性が製品の訴求力に重要な要素となっている。例えば、添加によって、香味を改善すること、例えば、香りや味に持続性、天然感、ボリューム感などを付与または増強できる香料化合物への要求が高まっており、消費者製品によりよい香味を付与して既存製品の香味との差別化を可能とする、新たな香料化合物の開発が期待され続けている。
【0003】
これまで、香気改善のための提案がいくつか行われている。例えば、特許文献1には、α-シネンサールおよびβ-シネンサールを合成する際の中間体として4-メチル-8-ビニル-4,7-ノナジエナールおよび4-メチル-8-ビニル-4,8-ノナジエナールが開示され、これらの化合物がパイン(松)様の香調を有するフローラルでお香のような香りを有すること、および、これらの化合物を香料組成物に添加した際にトップ(香り立ち)を増強することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第3963783号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の上記化合物については、あくまで合成中間体としての使用を主目的としており、その詳細については明らかにされていなかった。
【0006】
本発明の課題は、新たな香味付与組成物、および当該香味付与組成物を含有する消費財、ならびに、香味付与組成物の香味改善方法、および消費財の香味改善方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記化合物のシス-トランス異性体を特定の比率で含む組成物が新たな香味付与組成物として有用であることを見出し、本発明の完成に至った。本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0008】
[1] 式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=90/10以上であり、前記化合物の(4E)体のうち、前記化合物の(4E,7E)体と、前記化合物の(4E,7Z)体との比率が(4E,7E)体/(4E,7Z)体=80/20以上である、香味付与組成物。
【0009】
JPEG
2025180301000001.jpg
27
114
【0010】
[2] 式(1)で表される化合物を含む香味付与組成物であって、前記化合物の(4E)体と、前記化合物の(4Z)体との比率が(4E)体/(4Z)体=90/10以上であり、前記化合物の(4E)体のうち、前記化合物の(4E,7E)体と、前記化合物の(4E,7Z)体との比率が(4E,7E)体/(4E,7Z)体=60/40を超えて70/30以下である、香味付与組成物。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る