TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025180273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024087476
出願日
2024-05-29
発明の名称
銀ナノ粒子の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
B22F
9/20 20060101AFI20251204BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約
【課題】本発明は、微細な粒径を有する銀ナノ粒子を高い生産効率で製造する手段を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、銀酸化物及び溶媒を含む銀酸化物の懸濁液を準備する、原料準備工程、銀酸化物の懸濁液を流動させながら該懸濁液に41から81 W/mLの範囲の吸収量でマイクロ波を照射して銀ナノ粒子を形成させる、銀ナノ粒子形成工程を含む、銀ナノ粒子の製造方法に関する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
銀酸化物及び溶媒を含む銀酸化物の懸濁液を準備する、原料準備工程、
銀酸化物の懸濁液を流動させながら該懸濁液に41から81 W/mLの範囲の吸収量でマイクロ波を照射して銀ナノ粒子を形成させる、銀ナノ粒子形成工程、
を含む、銀ナノ粒子の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、銀ナノ粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
金属ナノ粒子は、数nmから数十nm程度の粒径を有する銀、金又は白金等の金属粒子である。金属ナノ粒子は、プリンテッドエレクトロニクスにおけるパターンニングのインク材料として使用される。
【0003】
プリンテッドエレクトロニクスにおけるパターンニングのインク材料としては、低温焼成であっても低抵抗値となり得る緻密な焼結体が得られる材料が好ましい。このような金属ナノ粒子の製造方法として、金属イオンの溶液を反応容器に投入し、マイクロ波を照射して加熱還元する液相合成法が知られている。
【0004】
例えば、特許文献1は、反応液にマイクロ波を照射することで銀ナノ粒子を製造する方法を記載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2024-33912号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記のように、マイクロ波照射を用いる液相合成法によって銀ナノ粒子を製造する方法が知られている。しかしながら、従来技術の液相合成法の場合、バッチ式処理によってマイクロ波照射することから、処理時間が長く、生産量の増加が容易ではないという課題が存在した。
【0007】
それ故、本発明は、微細な粒径を有する銀ナノ粒子を高い生産効率で製造する手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、前記課題を解決するための手段を種々検討した。本発明者らは、原料懸濁液を流動させながら該懸濁液に所定の吸収量でマイクロ波を照射することにより、数秒の反応時間で微細な粒径を有する銀ナノ粒子を高収率で得ることができることを見出した。本発明者らは、前記知見に基づき、本発明を完成した。
【0009】
すなわち、本発明は、以下の態様及び実施形態を包含する。
(実施形態1) 銀酸化物及び溶媒を含む銀酸化物の懸濁液を準備する、原料準備工程、
銀酸化物の懸濁液を流動させながら該懸濁液に41から81 W/mLの範囲の吸収量でマイクロ波を照射して銀ナノ粒子を形成させる、銀ナノ粒子形成工程、
を含む、銀ナノ粒子の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、微細な粒径を有する銀ナノ粒子を高い生産効率で製造する手段を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
他の特許を見る