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公開番号2025180006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024087039
出願日2024-05-29
発明の名称発光素子パネル、プリントヘッド及び画像形成装置並びに発光素子パネルの製造方法
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類B41J 2/447 20060101AFI20251204BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数の発光素子を位置決め対象物における基準位置決め位置に精度よく位置決めすることができる発光素子パネル、プリントヘッド及び画像形成装置並びに発光素子パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】フィルム状の発光素子パネル311は、ライン状に配列されている複数の発光素子31~31を有している。複数の発光素子31~31のライン状の方向に沿った配列方向Sにおいて発光素子パネル311の両端部3111,3112には、複数の発光素子31~31を位置決め対象物(316)における基準位置決め位置に位置決めするための位置決め部33a,33bが設けられ、両端部3111,3112にそれぞれ設けられた一対の位置決め部33a,33bの中心γa,γbを結ぶ仮想直線αは、配列方向Sと直交する幅方向Mにおける複数の発光素子31~31の幅W内にある。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項1】
ライン状に配列されている複数の発光素子を有するフィルム状の発光素子パネルであって、
前記複数の発光素子の前記ライン状の方向に沿った配列方向において当該発光素子パネルの両端部には、前記複数の発光素子を位置決め対象物における基準位置決め位置に位置決めするための位置決め部が設けられ、
前記両端部にそれぞれ設けられた一対の位置決め部の中心を結ぶ仮想直線は、前記配列方向と直交する幅方向における前記複数の発光素子の幅内にある、ことを特徴とする発光素子パネル。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発光素子パネルであって、
前記仮想直線は、前記複数の発光素子の幅内で前記配列方向に対して斜めになっている、ことを特徴とする発光素子パネル。
【請求項3】
請求項1に記載の発光素子パネルであって、
前記複数の発光素子及び前記一対の位置決め部は、当該発光素子パネルの前記幅方向における何れか一方側に設けられている、ことを特徴とする発光素子パネル。
【請求項4】
請求項1に記載の発光素子パネルであって、
前記一対の位置決め部は、点対称の図形又は交点を含む図形で構成されている、ことを特徴とする発光素子パネル。
【請求項5】
請求項1に記載の発光素子パネルと、前記発光素子パネルを支持する支持部材と、を備え、
前記位置決め対象物は、前記支持部材である、ことを特徴とするプリントヘッド。
【請求項6】
請求項5に記載のプリントヘッドであって、
前記支持部材は、前記幅方向に凸状に湾曲する湾曲部を有し、
前記発光素子パネルは、前記支持部材における前記湾曲部に沿って配置される湾曲パネル部を有し、
前記湾曲パネル部には、前記湾曲部の前記幅方向における湾曲の折り返し位置を示す指標が設けられている、ことを特徴とするプリントヘッド。
【請求項7】
請求項5に記載のプリントヘッドであって、
前記一対の位置決め部の少なくとも一方は、貫通孔とされており、
前記支持部材には、前記貫通孔と位置合わせする基準位置決め部が設けられている、ことを特徴とするプリントヘッド。
【請求項8】
請求項7に記載のプリントヘッドであって、
前記一対の位置決め部のうち、一方の位置決め部の前記貫通孔は前記配列方向に長い長孔で形成され、他方の位置決め部の前記貫通孔は丸孔で形成されており、
前記基準位置決め部は、前記長孔及び前記丸孔がそれぞれ挿通される一対の基準突起部とされている、ことを特徴とするプリントヘッド。
【請求項9】
請求項5に記載のプリントヘッドであって、
前記発光素子パネルは、光透過性部材で形成されており、
前記一対の位置決め部の少なくとも一方は、位置決め目印とされており、
前記支持部材には、前記位置決め目印と位置合わせする基準位置決め部が設けられている、ことを特徴とするプリントヘッド。
【請求項10】
請求項9に記載のプリントヘッドであって、
前記一対の位置決め部の双方は、円形状又は十字状の前記位置決め目印とされており、
前記基準位置決め部は、前記一対の位置決め目印と重ね合わされる一対の基準目印とされている、ことを特徴とするプリントヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複写機、複合機、プリンター及びファクシミリ装置等の画像形成装置に用いることができる発光素子パネル、プリントヘッド及び画像形成装置並びに発光素子パネルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ライン状に配列されている複数の発光素子を有する剛性の発光素子基板を備えたプリントヘッドが記載されている。
【0003】
詳しくは、特許文献1に記載のプリントヘッド(LEDアレイプリントヘッド)は、複数の発光素子のライン状の方向に沿った配列方向において発光素子基板の両端部に、複数の発光素子(LEDチップアレイ)を位置決め対象物(放熱板)の基準位置決め位置に位置決めするための位置決め部(ピン孔)を設けている。これにより、複数の発光素子(LEDチップアレイ)を位置決め対象物(放熱板)の基準位置決め位置に精度よく位置決めすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平6-3644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、剛性の発光素子基板に代えてフィルム状の発光素子パネルを用いる場合、次のような不都合がある。
【0006】
すなわち、発光素子パネルを位置決め対象物(例えば発光素子パネルを支持する支持部材)の基準位置決め位置に位置決めするときには、従来では、発光素子パネルの外形ラインを位置決め対象物に設けた基準位置決め位置に位置合わせする(例えば基準壁や基準目印に当接させる)ことにより、発光素子パネルを位置決め対象物における基準位置決め位置に位置決めしていた。
【0007】
しかしながら、このような位置決めでは、発光素子パネルのパネル外形の寸法ばらつき等によりパネル外形と複数の発光素子との位置精度は良くはなく、そのため、発光素子パネルが位置決め対象物における基準位置決め位置からずれ易い。そうすると、複数の発光素子の位置決め対象物における基準位置決め位置に対する位置精度が悪化する。従って、その後の調整工程(例えば、複数の発光素子に対するレンズアレイの位置及び/又は傾き、特に傾き)に手間がかかり、ひいては、調整時間を要し、調整作業が悪化する。
【0008】
この点に関し、従来の剛性の発光素子基板を用いる場合のように、複数の発光素子を位置決め対象物における基準位置決め位置に位置決めするための位置決め部を発光素子パネルに設けることが考えられる。ところが、フィルム状の発光素子パネルでは、位置決め部を闇雲に設けたとしても、位置決め部の位置によっては複数の発光素子を位置決め対象物における基準位置決め位置に精度よく位置決めすることができない。
【0009】
そこで、本開示は、ライン状に配列されている複数の発光素子を有するフィルム状の発光素子パネルであって、複数の発光素子を位置決め対象物における基準位置決め位置に精度よく位置決めすることができる発光素子パネル、プリントヘッド及び画像形成装置並びに発光素子パネルの製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示は、前記課題を解決するために、本開示は、次の発光素子パネル、プリントヘッド及び画像形成装置並びに発光素子パネルの製造方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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