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公開番号
2025179924
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2024086866
出願日
2024-05-29
発明の名称
自転車用ペダル
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B62M
3/08 20060101AFI20251204BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】自転車を漕ぐ力を軽減可能とする自転車用ペダルを提供する。
【解決手段】ペダル踏面8をもつペダル本体9と、ペダル本体9を回転可能に支持するペダル軸10とを有する自転車用ペダル1において、ペダル本体9とペダル軸10の間にラチェット機構18を設けた。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
自転車の運転者が足(L)を載せるペダル踏面(8)をもつペダル本体(9)と、
前記ペダル本体(9)を前記ペダル踏面(8)の前後方向の中間位置で回転可能に支持するペダル軸(10)と、を有する自転車用ペダルにおいて、
前記ペダル本体(9)と前記ペダル軸(10)の間に、前記ペダル本体(9)の前記ペダル軸(10)よりも前側部分が下方に移動する方向の前記ペダル本体(9)の前記ペダル軸(10)に対する回転を規制し、前記ペダル本体(9)の前記ペダル軸(10)よりも前側部分が上方に移動する方向の前記ペダル本体(9)の前記ペダル軸(10)に対する回転を許容するラチェット機構(18)を設けたことを特徴とする自転車用ペダル。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記ペダル軸(10)の中心から前記ペダル踏面(8)の前端までの前後方向の距離が、前記ペダル軸(10)の中心から前記ペダル踏面(8)の後端までの前後方向の距離よりも長い請求項1に記載の自転車用ペダル。
【請求項3】
前記ペダル本体(9)は、前記ペダル踏面(8)をもつ踏み板(9A)と、前記踏み板(9A)に作用する踏力を前記ペダル軸(10)の前後に分配する踏力分配アーム(9B)とで構成され、
前記踏力分配アーム(9B)は、前記ペダル軸(10)に回転可能に連結されるペダル軸連結部(14)と、前記ペダル軸連結部(14)から前方に延びる前側アーム部(15)と、前記ペダル軸連結部(14)から後方に延びる後側アーム部(16)とを有し、
前記踏み板(9A)の前側の端部が、前記前側アーム部(15)に回動可能に連結され、前記踏み板(9A)の後側の端部が、前記後側アーム部(16)にばね部材(20)を介して上下動可能に支持されている請求項1または2に記載の自転車用ペダル。
【請求項4】
前記ペダル踏面(8)を上向きにした状態での前記ペダル本体(9)の重心(G)が、前記ペダル軸(10)の中心に対して前側かつ下方に位置するように、前記ペダル本体(9)の下側に錘(28)を設け、これにより、前記ペダル踏面(8)が下向きとなるように前記ペダル本体(9)を前記ペダル軸(10)に対して回転させたときに、前記ペダル本体(9)が、前記ラチェット機構(18)の空転方向、すなわち前記ペダル本体(9)の前記ペダル軸(10)よりも前側部分が上方に移動する方向に回転して前記ペダル踏面(8)が上向きに自然復帰するようにした請求項1または2に記載の自転車用ペダル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、自転車を漕ぐ力を軽減可能とする自転車用ペダルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、自転車用ペダル(以下、単に「ペダル」という)は、運転者が足を載せるペダル踏面をもつペダル本体と、そのペダル本体をペダル踏面の前後方向の中間位置で回転可能に支持するペダル軸とを有する。このペダルは、自転車のクランク軸の両端から180°反対方向に延びる左右一対のクランクアームの先端に取り付けて使用される(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-061857号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、自転車を漕ぐとき、ペダルはクランク軸を中心にクランクアームの長さを半径とする円運動をする。
【0005】
ここで、本願の発明者は、ペダルの円運動の軌跡のうち、運転者が大きい力でペダルを踏み込む区間、すなわち、クランク軸の前方にペダルが位置する区間において、ペダルの円運動の中心からペダルの踏み込み力の作用する位置(力点)までの距離を長くすることができないかを検討した。
【0006】
ペダルの円運動の中心からペダルの踏み込み力の作用する位置(力点)までの距離を長くすることができれば、同じ大きさの踏み込み力でも、円運動の中心から力点までの距離が長くなる分、クランク軸を回転させる力が大きくなるので、自転車を漕ぐ力を軽減することが可能となる。
【0007】
なお、従来のペダルにおいては、ペダル本体がペダル軸まわりに正逆いずれの方向にも回転可能に支持されているため、ペダルの踏み込み力の作用する位置(力点)は、常にペダル軸の位置である。
【0008】
この発明が解決しようとする課題は、自転車を漕ぐ力を軽減可能とする自転車用ペダルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、この発明では、以下の構成の自転車用ペダルを提供する。
[構成1]
自転車の運転者が足を載せるペダル踏面をもつペダル本体と、
前記ペダル本体を前記ペダル踏面の前後方向の中間位置で回転可能に支持するペダル軸と、を有する自転車用ペダルにおいて、
前記ペダル本体と前記ペダル軸の間に、前記ペダル本体の前記ペダル軸よりも前側部分が下方に移動する方向の前記ペダル本体の前記ペダル軸に対する回転を規制し、前記ペダル本体の前記ペダル軸よりも前側部分が上方に移動する方向の前記ペダル本体の前記ペダル軸に対する回転を許容するラチェット機構を設けたことを特徴とする自転車用ペダル。
【0010】
この構成を採用すると、ペダル本体とペダル軸の間に設けたラチェット機構の作用により、ペダル本体のペダル軸よりも前側部分が下方に移動する方向のペダル本体のペダル軸に対する回転が規制されるので、ペダル本体を踏み込んだときに、ペダルの踏み込み力の作用する位置(力点)が、ペダル軸の位置ではなく、ペダル踏面の前端の位置となる。そのため、ペダルの円運動の軌跡のうち、運転者が大きい力でペダルを踏み込む区間、すなわち、クランク軸の前方にペダルが位置する区間において、ペダルの円運動の中心からペダルの踏み込み力の作用する位置(力点)までの距離を長くし、自転車を漕ぐ力を軽減することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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