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公開番号
2025179831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-10
出願番号
2025087935
出願日
2025-05-27
発明の名称
回転停止装置
出願人
ローラックス ゲーエムベーハー ウント コー. ケーゲー
,
ROLLAX GMBH & CO.KG
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
F16D
67/02 20060101AFI20251203BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】より高いトルクに耐え得る回転停止装置を提供する。
【解決手段】回転可能に取り付けられたシャフト12用の回転停止装置であって、ストッパー本体30と、シャフト12の回転運動をストッパー本体30に対する被駆動要素18の直線運動に変換する伝動機14と、被駆動要素18によって停止位置に移動し、ストッパー本体30に対して当接する停止位置に移動可能なストッパー要素24と、を備え、ストッパー要素24は、リニアガイドにより、シャフト12に回転可能に固定され、かつシャフトの軸方向に移動可能に連結されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
回転可能に取り付けられたシャフト(12)の回転停止装置において、
固定されたストッパー本体(30)と、
前記シャフト(12)の回転運動を前記ストッパー本体(30)に対する被駆動要素(18)の直線運動に変換する伝動機(14)と、
前記被駆動要素(18)によって停止位置に移動し、前記ストッパー本体(30)に対して当接する停止位置に移動可能なストッパー要素(24)と、を備え、
前記ストッパー要素(24)は、リニアガイドにより、前記シャフト(12)に回転可能に固定され、かつ前記シャフトの軸方向に移動可能に連結されている回転停止装置。
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【請求項2】
前記伝動機(14)は、前記シャフト(12)に回転不能に装着されたスピンドル(16)と、前記被駆動要素(18)として前記スピンドルに螺合されたナットと、を含むスピンドル伝動機構である請求項1に記載の回転停止装置。
【請求項3】
前記伝動機(14)は、ハウジング(10)内に収容され、
前記ハウジング内において、前記被駆動要素(18)は、回転方向には固定されているが前記シャフトの軸方向には移動可能に案内され、
前記ハウジングの端壁に、前記ストッパー本体(30)が形成されている請求項2に記載の回転停止装置。
【請求項4】
前記リニアガイドは、前記シャフト(12)に回転不能に楔入され、前記ストッパー要素(24)の軸方向の突起(26)を案内するガイドディスク(28)によって形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の回転停止装置。
【請求項5】
前記ガイドディスク(28)は、前記突起(26)が係合する開口部を有する請求項4に記載の回転停止装置。
【請求項6】
前記ストッパー要素(24)は、複数の軸方向の突起(26)を有し、各軸方向の前記突起には前記ストッパー本体(30)がそれぞれ割り当てられている請求項4に記載の回転停止装置。
【請求項7】
前記ストッパー要素(24)を停止位置に付勢するバネ要素(32)を備える請求項1~3のいずれか一項に記載の回転停止装置。
【請求項8】
前記ストッパー本体(30)のそれぞれには、周方向に前記ストッパー本体に向かって上昇する傾斜部(38)が設けられ、停止方向と反対方向に回転する際に、前記ストッパー要素(24)の一部が傾斜部上を走行する請求項1~3のいずれか一項に記載の回転停止装置。
【請求項9】
少なくとも2つの前記ストッパー要素(24)と少なくとも2つの前記ストッパー本体(30)が、各回転方向に回転停止部が形成されるように配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載の回転停止装置。
【請求項10】
前記被駆動要素(18)は、前記バネ要素(32)のレバーアームに係合する環状ビード(36)を有し、前記レバーアームの端部が前記ストッパー要素(24)に係合することにより、前記ストッパー要素のストロークがてこ比に応じて増加する請求項7に記載の回転停止装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転可能に取り付けられたシャフトの回転停止装置に関し、回転停止装置は、固定されたストッパー本体と、シャフトの回転運動をストッパー本体に対する被駆動要素の直線運動に変換する伝動機と、被駆動要素によって停止位置に移動可能なストッパー要素とを備え、ストッパー要素は、停止位置においてストッパー本体に当接する。
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【背景技術】
【0002】
この種の回転停止装置は、独国特許公報DE102020126785U1(特許文献1)により公知である。この従来の回転停止装置に含まれるストッパー要素は、シャフトに回転不能に保持されたバネ要素からなり、被駆動要素が移動範囲の端部に達した際に、被駆動要素によって停止位置へ弾性的に撓む。このようにストッパー要素がシャフトの回転運動を阻止することにより、ストッパー本体に衝突した際に伝動機が受ける機械的負荷が制限される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
独国特許公報DE102020126785U1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、より高いトルクに耐え得る回転停止装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、この目的は、リニアガイドを介して、ストッパー要素をシャフトに回転可能に固定し、かつ軸方向に変位可能に連結することにより達成される。リニアガイドは、ストッパー要素を安定化させ、衝突時にこのストッパー要素に作用する曲げモーメントを低減する。
【0006】
本発明の有利な実施形態及びさらなる実施形態は、従属請求項に記載されている。一実施の形態では、伝動機は、シャフトに固定して設置されたスピンドルと、スピンドルに螺合する、被駆動要素としてのナットを備えたスピンドル伝動機構である。
【0007】
本発明の一実施の形態において、前記ストッパー本体は、伝動機を収容するハウジングの端壁上又は端壁内に配置することができる。また、本発明の一実施の形態において、ストッパー要素は、被駆動要素、すなわちスピンドルナットによって停止位置の方向に変位できるように、スピンドル上で軸方向に変位可能に配置することができる。ストッパー要素は、リニアガイド内で案内され、停止位置において、自由端が対応するストッパー本体に当接する1つまたは複数の突起部を有することができる。リニアガイドは、シャフトに回転不能に楔入され、突起部が精密に案内される開口部を有するガイドディスクによって形成することができる。この場合、トルクは、主に又は(ストッパー要素自体がスピンドルに回転不能に保持されていない場合は)ガイドディスクを介して、ストッパー要素に伝達される。ガイドディスクとストッパー要素との間の軸方向の距離は、突起部に大きな曲げモーメントが作用しないように比較的小さく抑えることができる。
【0008】
ストッパー要素とガイドディスクの間には、バネ要素を配置することができる。このバネ要素は、ストッパー要素を被駆動要素の方向に弾性的に予圧し、被駆動要素がストッパー本体から離れる際に、ストッパー要素が停止位置から安全に解放されるようにする。同時にバネ要素は、ストッパー要素がガイドディスクから離れる距離を制限するために使用することができる。
【0009】
本発明のオプションとして、各ストッパー要素は、周方向にストッパー要素に隣接し、少なくともストッパー要素の高さまで上昇する傾斜部と関連付けることができる。ストッパー要素が停止方向と反対方向に回転すると、突起の自由端が傾斜部に乗り上げ、ストッパー本体から押し出されて、少なくともストッパー本体を自由に通過できる程度まで押し出す。その後、ストッパー要素が再び反対方向に回転すると、被駆動要素によってストッパー要素が停止方向に戻されるまで、突起はストッパー本体に再び衝突することはない。このようにして、バネ要素が破損した場合でも、回転ストッパーの機能は維持される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より高いトルクに耐え得る回転停止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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