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公開番号2025179737
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086679
出願日2024-05-28
発明の名称フィルタ取付構造及びフィルタ取付金具
出願人ヤマシンフィルタ株式会社
代理人個人
主分類F24F 8/108 20210101AFI20251203BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】フィルタエレメントのみを容易に着脱することができる
【解決手段】フィルタと、フィルタの周囲に設けられた枠と、枠に重ねて設けられた弾性変形可能なシール部材と、を有するフィルタエレメントを、少なくとも2つのフィルタ取付金具を用いて、天井に設けられた空気制気口に隣接して取り付ける。フィルタ取付金具は、枠部と、枠部に設けられた取付金具と、を有し、枠部は、細長い板状部材を折り曲げて形成された壁面と、壁面の長手方向に沿った両端にそれぞれ設けられた第1板状部及び第2板状部を有する。壁面、第1板状部及び第2板状部により、壁面の延設方向に沿って見たときに枠部がコの字形状となり、コの字形状の内部の空間にはシール部材が天井側を向くようにフィルタエレメントが挿入される。第1板状部は天井又は空気制気口に当接し、取付金具はフィルタエレメントを天井に向けて押圧してシール部材を変形させる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
フィルタエレメントを、少なくとも2つのフィルタ取付金具を用いて、天井又は壁である取付面に設けられた空気制気口に隣接して配置するフィルタ取付構造であって、
前記フィルタ取付金具は、枠部と、前記枠部に設けられた取付金具と、を有し、
前記枠部は、前記フィルタエレメントが前記空気制気口に面するように、前記空気制気口又は前記取付面に取り付けられ、
前記取付金具は、前記フィルタエレメントを前記取付面に向けて押圧する
ことを特徴とするフィルタ取付構造。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記フィルタエレメントは、多角形板状であり、
前記枠部が、前記フィルタエレメントの角部に取り付けられる
ことを特徴とする請求項1に記載のフィルタ取付構造。
【請求項3】
前記取付金具は、板状であり、前記枠部に回動可能に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルタ取付構造。
【請求項4】
前記取付金具は、前記枠部の一方の端の近傍に設けられた回転軸を中心に回動可能であり、
前記取付金具の先端が前記枠部の他方の端近傍に位置する閉状態であるときに、前記取付金具が前記フィルタエレメントを前記取付面に向けて押圧する
ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタ取付構造。
【請求項5】
前記取付金具は、前記フィルタエレメントを前記取付面に向けて押圧する第1弾性部材を有し、
前記第1弾性部材は、前記閉状態であるときに、前記取付金具と前記枠部との間、又は、前記取付金具と前記フィルタエレメントとの間に位置している
ことを特徴とする請求項4に記載のフィルタ取付構造。
【請求項6】
前記フィルタ取付金具は、前記空気制気口に前記枠部を取り付ける取付部を有し、
前記取付部は、前記空気制気口が有するガラリ羽根部材に取り付けられる吊り金具を有する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のフィルタ取付構造。
【請求項7】
前記取付部は、前記吊り金具と前記枠部との位置を調整可能にする第2弾性部材を有する
ことを特徴とする請求項6に記載のフィルタ取付構造。
【請求項8】
前記枠部は、壁面と、前記壁面の両端にそれぞれ設けられた第1板状部及び第2板状部を有し、
前記壁面、前記第1板状部及び前記第2板状部により、前記壁面の延設方向に沿って見たときに前記枠部がコの字形状となり、当該コの字形状の内部の空間に前記フィルタエレメントが挿入されることで、前記枠部が前記フィルタエレメントの端部を挟持する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のフィルタ取付構造。
【請求項9】
フィルタエレメントを天井又は壁である取付面に設けられた空気制気口に隣接して配置するためのフィルタ取付金具であって、
枠部と、前記枠部に設けられた取付金具と、を有し、
前記フィルタエレメントが前記空気制気口に面するように、前記枠部に前記フィルタエレメントが挿入され、
前記取付金具は、前記フィルタエレメントを前記取付面に向けて押圧する
ことを特徴とするフィルタ取付金具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フィルタ取付構造及びフィルタ取付金具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、既存の空気調和装置の室内ユニットのユニットパネルに取り付けられ、室内空気に含まれる汚染物質を吸着して除去するためのフィルタを枠内に保持するフィルタ内枠部と、フィルタ内枠部と連結する4本の連結ステーと、連結ステーとそれぞれ接続され、フィルタ内枠部をスペーサを介してユニットパネルに固定する四つのフィルタ外枠部とを主に具備するフィルタ取付具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5111471号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、フィルタ交換の際に、フィルタ取付具全体を取り外さなければならず、フィルタエレメント(フィルタ及びフィルタ内枠部)のみを取り外すことができないという問題がある。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フィルタエレメントのみを容易に着脱することができるフィルタ取付構造及びフィルタ取付金具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ取付構造は、例えば、フィルタを、少なくとも2つのフィルタ取付金具を用いて、天井又は壁である取付面に設けられた空気制気口に隣接して配置するフィルタ取付構造であって、前記フィルタ取付金具は、枠部と、前記枠部に設けられた取付金具と、を有し、前記枠部は、前記フィルタエレメントが前記空気制気口に面するように、前記空気制気口又は前記取付面に取り付けられ、前記取付金具は、前記フィルタエレメントを前記取付面に向けて押圧することを特徴とする。ここで、本発明における「フィルタエレメント」とは、ろ材単体であってもよく、ろ材をフレームに固定したものであってもよい。
【0007】
また、上記課題を解決するために、本発明に係るフィルタ取付金具は、例えば、フィルタエレメントを天井又は壁である取付面に設けられた空気制気口に隣接して配置するためのフィルタ取付金具であって、枠部と、前記枠部に設けられた取付金具と、を有し、前記フィルタエレメントが前記空気制気口に面するように、前記枠部に前記フィルタエレメントが挿入され、前記取付金具は、前記フィルタエレメントを前記取付面に向けて押圧することを特徴とする。
【0008】
本発明に係るフィルタ取付構造及びフィルタ取付金具よれば、枠部にはフィルタエレメントが挿入され、枠部に設けられた取付金具がフィルタエレメントを押圧する。これにより、フィルタ取付金具を用いてフィルタエレメントのみを容易に着脱することができる。また、取付金具がフィルタエレメントを押圧させることで、リークを防ぐことができる。
【0009】
前記フィルタエレメントは多角形板状であり、前記枠部が、前記フィルタエレメントの角部に取り付けられてもよい。すなわち、少なくとも2つのフィルタ取付金具をフィルタエレメントの対向する2つの角部に設ければよい。これにより、様々な大きさのフィルタエレメントに対応することができる。
【0010】
前記取付金具は、板状であり、前記枠部に回動可能に設けられていてもよい。これにより、取付金具の回転操作のみ、すなわちワンタッチでフィルタエレメントをフィルタ取付金具に取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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