TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025178759
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2024085559
出願日2024-05-27
発明の名称保持器及び軸受
出願人日本精工株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F16C 33/41 20060101AFI20251202BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】生産性の低下を抑制することができる保持器及び軸受を提供する。
【解決手段】保持器5は、転動体を保持する。保持器5は、軸方向から見た場合に円環状を呈している保持体50を備えている。保持体50は、軸方向から見た場合に周方向に沿って並んでいる複数の柱部51と、複数の柱部51のうち互いに隣り合う柱部51の間に位置し且つ転動体を回転自在に保持するポケット部52と、を含んでいる。保持体50は、本体領域53と、脆弱領域54と、を含んでいる。脆弱領域54の強度は、本体領域53の強度よりも小さい。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
転動体を保持するための保持器であって、
軸方向から見た場合に円環状を呈している保持体を備え、
前記保持体は、前記軸方向から見た場合に周方向に沿って並んでいる複数の柱部と、前記複数の柱部のうち互いに隣り合う柱部の間に位置し且つ前記転動体を回転自在に保持するポケット部と、を含み、
前記保持体は、本体領域と、前記本体領域の強度よりも小さい強度を有する脆弱領域と、を含んでいる、保持器。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記脆弱領域は、前記ポケット部に形成されている、請求項1に記載の保持器。
【請求項3】
前記脆弱領域は、前記ポケット部に形成された溝を含んでいる、請求項2に記載の保持器。
【請求項4】
前記脆弱領域は、前記複数の柱部のそれぞれに形成されている、請求項1に記載の保持器。
【請求項5】
前記脆弱領域は、前記複数の柱部のそれぞれに形成された溝を含んでいる、請求項4に記載の保持器。
【請求項6】
内輪と、
外輪と、
前記内輪と前記外輪との間に配置された転動体と、
前記内輪と前記外輪との間において前記転動体を保持する保持器と、を備え、
前記保持器は、軸方向から見た場合に周方向に沿って並んでいる複数の分割部材を有しており、
前記複数の分割部材のそれぞれの側面には、破断痕が形成されている、軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保持器及び軸受に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の転動体を回転自在に保持するための保持器が知られている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1に記載された保持器は、軸方向から見た場合に周方向に沿って並んでいる複数の分割部材によって構成されたいわゆる分割型の保持器である。このような保持器によれば、一体型の保持器に比べて、複数の転動体の動きの不一致に起因する保持器の破損が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-44260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、保持器が複数の分割部材に分割されている場合には、保持器の組付けが煩雑となる結果、生産性が低下してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、生産性の低下を抑制することができる保持器及び軸受の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の保持器は、[1]「転動体を保持するための保持器であって、軸方向から見た場合に円環状を呈している保持体を備え、前記保持体は、前記軸方向から見た場合に周方向に沿って並んでいる複数の柱部と、前記複数の柱部のうち互いに隣り合う柱部の間に位置し且つ前記転動体を回転自在に保持するポケット部と、を含み、前記保持体は、本体領域と、前記本体領域の強度よりも小さい強度を有する脆弱領域と、を含んでいる、保持器。」である。
【0007】
上記[1]に記載された保持器は、本体領域と、本体領域の強度よりも小さい強度を有する脆弱領域と、を含んでいる。これにより、ポケット部が転動体に対向した状態で保持器が転動体に向かって押圧されると、保持器が脆弱領域において破断する結果、複数の分割部材に分割される。そのため、一体型の保持器と同様に、転動体に向かって保持器を押圧することで、保持器を組み付けることができる。よって、この保持器によれば、生産性の低下が抑制される。
【0008】
本発明の保持器は、[2]「前記脆弱領域は、前記ポケット部に形成されている、上記[1]に記載の保持器。」であってもよい。これにより、上述したように保持器が複数の分割部材に分割された場合、互いに隣り合う分割部材の間に転動体が存在するため、分割部材同士の接触が抑制される。したがって、分割部材の破損が抑制される。
【0009】
本発明の保持器は、[3]「前記脆弱領域は、前記ポケット部に形成された溝を含んでいる、上記[2]に記載の保持器。」であってもよい。これにより、上述したように保持器が転動体に向かって押圧された場合、保持器が脆弱領域において確実に破断する。
【0010】
本発明の保持器は、[4]「前記脆弱領域は、前記複数の柱部のそれぞれに形成されている、上記[1]に記載の保持器。」であってもよい。これにより、保持器が複数の分割部材に分割されても、転動体を確実に保持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

日本精工株式会社
搬送装置
11日前
日本精工株式会社
ボールねじ
4日前
日本精工株式会社
ボールねじ
20日前
日本精工株式会社
リニアガイド
13日前
日本精工株式会社
温度検出装置
1か月前
日本精工株式会社
ボールねじ装置
今日
日本精工株式会社
ボールねじ装置
19日前
日本精工株式会社
アクチュエータ
1か月前
日本精工株式会社
保持器及び軸受
今日
日本精工株式会社
密封型転がり軸受
1か月前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受
4日前
日本精工株式会社
環境配慮型機械部品
1か月前
日本精工株式会社
直動案内装置の仮軸
4日前
日本精工株式会社
逆入力遮断クラッチ
1か月前
日本精工株式会社
飛行体用回転支持装置
4日前
日本精工株式会社
回転センサ一体型軸受
19日前
日本精工株式会社
飛行体用回転支持装置
4日前
日本精工株式会社
センサ付き転がり軸受装置
11日前
日本精工株式会社
ハブユニット軸受の製造方法
1か月前
日本精工株式会社
モータビルトイン方式の主軸装置
今日
日本精工株式会社
モータビルトイン方式の主軸装置
11日前
日本精工株式会社
ねじ機構及びねじ機構の製造方法
4日前
日本精工株式会社
転動体の疲労き裂進展速度の測定方法
11日前
日本精工株式会社
歯車伝達機構および直動アクチュエータ
19日前
日本精工株式会社
深溝玉軸受用保持器、及びその製造方法
1か月前
日本精工株式会社
円すいころ軸受用保持器及び円すいころ軸受
11日前
日本精工株式会社
光学式エンコーダユニット及び光学式エンコーダ
1か月前
日本精工株式会社
光学式エンコーダユニット及び光学式エンコーダ
1か月前
日本精工株式会社
引張強度予測方法及びダイカスト熱処理材の製造方法
4日前
日本精工株式会社
データ読み取りシステムおよび設備保全管理システム
1か月前
日本精工株式会社
圧電アクチュエータおよびマニピュレーションシステム
19日前
日本精工株式会社
ホイールナット緩み検出システム及び該検出システムを備えるハブユニット軸受
11日前
日本精工株式会社
軸受診断装置及び軸受診断方法
1か月前
日本精工株式会社
サーボプレス機構、プレス加工方法、軸受の製造方法、機械装置の製造方法、及び車両の製造方法
6日前
日本精工株式会社
軸受要素の製造方法、筒状部材の製造方法、軸受要素、軸受、機械装置の製造方法、車両の製造方法、機械装置、および車両
13日前
個人
留め具
1か月前
続きを見る