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公開番号2025178651
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2024085383
出願日2024-05-27
発明の名称画像検査システム、画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20251202BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像検査時に記憶装置に検査画像や基準画像を記憶するための記憶領域が確保できないまま検査画像の検査を実行する状況が発生することを防止または抑制できる画像検査システム、画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラムを提供する。
【解決手段】画像検査システム100は、基準画像生成部380、画像検査部350、第1記憶部、および第2記憶部を有する。基準画像生成部380は、記録媒体に形成された画像の検査に用いる基準画像を生成する。画像検査部350は、基準画像に基づいて、記録媒体に形成された画像を読み取って生成された検査対象画像の検査を行う。第1記憶部は、検査対象画像の生成中において、基準画像生成部380により生成中の基準画像を記憶する。第2記憶部は、検査対象画像を記憶する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体に形成された画像の検査に用いる基準画像を生成する基準画像生成部と、
前記基準画像に基づいて、前記記録媒体に形成された画像を読み取って生成された検査対象画像の検査を行う画像検査部と、
検査対象画像の生成中において、前記基準画像生成部により生成中の前記基準画像を記憶する第1記憶部と、
検査対象画像を記憶する第2記憶部と、
を備える、画像検査システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記基準画像の生成工程と、前記画像を検査する検査工程とが並行して行われるよう制御する制御部をさらに有する、請求項1に記載の画像検査システム。
【請求項3】
前記記録媒体に前記画像を形成するためのジョブを取得する取得部をさらに備え、
前記ジョブの取得に基づいて、記憶装置において前記第1記憶部と前記第2記憶部とを確保するよう制御する制御部をさらに有する、請求項1に記載の画像検査システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記第1記憶部と前記第2記憶部とを前記ジョブのページごとに確保するよう制御する、請求項3に記載の画像検査システム。
【請求項5】
前記画像検査部による検査の実行前に、記憶装置において前記第1記憶部と前記第2記憶部とを確保するよう制御する制御部をさらに備え、
前記第1記憶部と前記第2記憶部とが確保できない場合に、前記画像検査部による検査を行わない、請求項1に記載の画像検査システム。
【請求項6】
前記画像検査部によるページごとの検査の完了に基づいて、前記第1記憶部に記憶された前記基準画像を前記ページごとに消去する第1消去部をさらに備える、請求項1に記載の画像検査システム。
【請求項7】
前記画像検査部によるページごとの検査の完了に基づいて、前記第2記憶部に記憶された前記検査対象画像を前記ページごとに消去する第2消去部をさらに備える、請求項1または6に記載の画像検査システム。
【請求項8】
前記画像検査部は、前記第1記憶部に記憶された前記基準画像と、前記第2記憶部に記憶された前記検査対象画像とに基づいて検査を行う、請求項1または2に記載の画像検査システム。
【請求項9】
記録媒体に形成された画像の検査に用いる基準画像であって、基準画像生成部により生成された前記基準画像と、前記記録媒体に形成された画像を読み取って生成された検査対象画像と、を取得する画像取得部と、
前記基準画像に基づいて、前記検査対象画像の検査を行う画像検査部と、
検査対象画像の生成中において、前記基準画像生成部により生成中の前記基準画像を記憶する第1記憶部と、
検査対象画像を記憶する第2記憶部と、
を備える、画像検査装置。
【請求項10】
記録媒体に形成された画像の検査に用いる基準画像を生成するステップ(a)と、
前記基準画像に基づいて、前記記録媒体に形成された画像を読み取って生成された検査対象画像を検査するステップ(b)と、
検査対象画像の生成中において、前記ステップ(a)において生成中の前記基準画像を第1記憶部に記憶するステップ(c)と、
検査対象画像を第2記憶部に記憶するステップ(d)と、
を含む、画像検査方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像検査システム、画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、検査画像を印刷した印刷用紙(印刷物)を読み取った読取画像と基準画像とを比較することにより印刷物の品質検査を行う方法が知られている(例えば、下記特許文献1)。特許文献1においては、検査画像が印刷されたいくつかの印刷物のなかからユーザーが検品し、異常がないと判断した印刷物の読取画像が基準画像として使用される。
【0003】
また、基準画像として原稿画像を使用し、原稿画像と、印刷物を読み取った読取画像との比較により、印刷物の品質検査を行う方法も知られている(例えば、下記特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-146514号公報
特開2015-53561号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の画像形成装置においては、本印刷に用いる基準画像を生成するためにユーザーの検品作業が必要である。また、本印刷の開始前に基準画像を準備してから、本印刷を実行する必要がある。また、特許文献2の印刷物検査装置においては、検査画像の生成(同文献の図6におけるステップS117)が開始されるよりも前に基準画像の生成(図6におけるステップS101~S115)を完了させておく必要がある。したがって、基準画像の生成(図6におけるステップS101~S115)から、画像検査(図6におけるステップS117~S119)に至る処理には依然として相当の時間を要するという問題がある。
【0006】
これに対して、これまで基準画像の生成処理と検査画像の検査処理とを同時並行的に行う技術は提案されていない。本発明者は、基準画像の生成から画像検査に至る処理に要する時間を短縮するため、基準画像の生成処理と検査画像の検査処理とを同時並行的に行い、生成済みの基準画像を使用して画像検査を順次行う技術の開発を進めている。しかし、検査画像の検査タイミングや基準画像のサイズによっては、記憶装置に検査画像や基準画像を記憶するための記憶領域が確保できない状況が発生しうる。つまり、画像検査時に記憶装置に検査画像や基準画像を記憶するための記憶領域が確保できないことが、正常に画像検査が行われない要因となりうる。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものである。本発明は、画像検査時に記憶装置に検査画像や基準画像を記憶するための記憶領域が確保できないまま検査画像の検査を実行する状況が発生することを防止または抑制できる画像検査システム、画像検査装置、画像検査方法、および画像検査プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0009】
(1)記録媒体に形成された画像の検査に用いる基準画像を生成する基準画像生成部と、前記基準画像に基づいて、前記記録媒体に形成された画像を読み取って生成された検査対象画像の検査を行う画像検査部と、検査対象画像の生成中において、前記基準画像生成部により生成中の前記基準画像を記憶する第1記憶部と、検査対象画像を記憶する第2記憶部と、を備える、画像検査システム。
【0010】
(2)前記基準画像の生成工程と、前記画像を検査する検査工程とが並行して行われるよう制御する制御部をさらに有する、上記(1)に記載の画像検査システム。
(【0011】以降は省略されています)

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