TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025178629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-09
出願番号
2024085349
出願日
2024-05-27
発明の名称
電力変換装置
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
H02M
3/155 20060101AFI20251202BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】リアクトルを流れる電流のピーク値を小さくする。
【解決手段】制御部(80)は、ブースタ(40)を電流連続モードで動作させ、第2コンデンサ(41)の電圧を電源電圧の波高値(Vm)としたときに第2リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk1)、及び第2コンデンサ(41)の電圧を第2コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)としたときに第2リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk2)よりも第2リアクトル(42)を流れる電流のピーク値が小さくなるように、充電スイッチ(43)の制御によって第2コンデンサ(41)の電圧を調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
単相交流電源(2)から出力される交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路(10,90)と、
直流リンク(20)と、
前記直流リンク(20)から入力される直流電力を交流電力に変換して負荷(3)に供給するインバータ(60)と、
コンデンサ(41)、前記単相交流電源(2)から前記コンデンサ(41)に電流を流す充電経路に設けられたリアクトル(42)、及び前記リアクトル(42)にエネルギーを蓄える状態と、前記リアクトル(42)からエネルギーを放出する状態とを切り替える充電スイッチ(43)を有し、前記整流電圧を昇圧して昇圧電圧を前記コンデンサ(41)に出力するブースタ(40)と、
前記コンデンサ(41)から前記昇圧電圧を前記直流リンク(20)に断続的に印可するように、前記コンデンサ(41)と前記直流リンク(20)の間に接続される放電スイッチ(50)と、
前記充電スイッチ(43)及び前記放電スイッチ(50)を制御する制御部(80)とを備えた電力変換装置であって、
前記ブースタ(40)を電流連続モードで動作させ、
前記コンデンサ(41)の電圧を電源電圧の波高値(Vm)としたときに前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk1)、及び前記コンデンサ(41)の電圧を前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)としたときに前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk2)よりも前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値が小さくなるように、前記制御部(80)が前記充電スイッチ(43)の制御によって前記コンデンサ(41)の電圧を調整し、
前記コンデンサ(41)の電圧は、前記電源電圧の波高値(Vm)よりも大きく前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)未満であることを特徴とする電力変換装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記コンデンサ(41)の電圧と、前記電源電圧の波高値(Vm)よりも大きく前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)未満である電圧のうち、前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値が最も小さくなるときの電圧との差が10V以下となるように、前記制御部(80)が前記充電スイッチ(43)を制御することを特徴とする電力変換装置。
【請求項3】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記制御部(80)は、前記負荷(3)の消費電力に応じて前記コンデンサ(41)の電圧が変化するように前記充電スイッチ(43)を制御することを特徴とする電力変換装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電力変換装置において、
前記制御部(80)は、前記負荷(3)の消費電力が大きくなると前記コンデンサ(41)の電圧が高くなるように前記充電スイッチ(43)を制御することを特徴とする電力変換装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電力変換装置において、
前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値は、前記リアクトル(42)の磁気飽和許容電流(Is)以下であることを特徴とする電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、整流回路と、インバータと、ブースタとを備えた電力変換装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、単相交流電源から出力される交流電圧を整流して整流電圧を出力する 整流回路と、直流リンクと、前記直流リンクから入力される直流電力を交流電力に変換して負荷に供給するインバータと、コンデンサ、前記単相交流電源から前記コンデンサに電流を流す充電経路に設けられたリアクトル、及び前記リアクトルにエネルギーを蓄える状態と、前記リアクトルからエネルギーを放出する状態とを切り替える充電スイッチを有し、前記整流電圧を昇圧して昇圧電圧を前記コンデンサに出力するブースタと、前記コンデンサから前記昇圧電圧を前記直流リンクに断続的に印可するように、前記コンデンサと前記直流リンクの間に接続される放電スイッチとを備えた電力変換装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5626435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された電力変換装置において、リアクトルを流れる電流のピーク値を小さくしたいという要望がある。
【0005】
本開示の目的は、リアクトルを流れる電流のピーク値を小さくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、単相交流電源(2)から出力される交流電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路(10,90)と、直流リンク(20)と、前記直流リンク(20)から入力される直流電力を交流電力に変換して負荷(3)に供給するインバータ(60)と、コンデンサ(41)、前記単相交流電源(2)から前記コンデンサ(41)に電流を流す充電経路に設けられたリアクトル(42)、及び前記リアクトル(42)にエネルギーを蓄える状態と、前記リアクトル(42)からエネルギーを放出する状態とを切り替える充電スイッチ(43)を有し、前記整流電圧を昇圧して昇圧電圧を前記コンデンサ(41)に出力するブースタ(40)と、前記コンデンサ(41)から前記昇圧電圧を前記直流リンク(20)に断続的に印可するように、前記コンデンサ(41)と前記直流リンク(20)の間に接続される放電スイッチ(50)と、前記充電スイッチ(43)及び前記放電スイッチ(50)を制御する制御部(80)とを備えた電力変換装置であって、前記ブースタ(40)を電流連続モードで動作させ、前記コンデンサ(41)の電圧を電源電圧の波高値(Vm)としたときに前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk1)、及び前記コンデンサ(41)の電圧を前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)としたときに前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk2)よりも前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値が小さくなるように、前記制御部(80)が前記充電スイッチ(43)の制御によって前記コンデンサ(41)の電圧を調整し、前記コンデンサ(41)の電圧は、前記電源電圧の波高値(Vm)よりも大きく前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)未満であることを特徴とする。
【0007】
第1の態様では、コンデンサ(41)の電圧の調整により、前記コンデンサ(41)の電圧を電源電圧の波高値(Vm)としたときに前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk1)、及び前記コンデンサ(41)の電圧を前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)としたときに前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値(Pk2)よりも前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値を小さくできる。
【0008】
本開示の第2の態様は、第1の態様において、前記コンデンサ(41)の電圧と、前記電源電圧の波高値(Vm)よりも大きく前記コンデンサ(41)の素子耐圧(Vbr)未満である電圧のうち、前記リアクトル(42)を流れる電流のピーク値が最も小さくなるときの電圧との差が10V以下となるように、前記制御部(80)が前記充電スイッチ(43)を制御することを特徴とする。
【0009】
第2の態様では、リアクトル(42)を流れる電流のピーク値を最小値に近い値にできる。
【0010】
本開示の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記制御部(80)は、前記負荷(3)の消費電力に応じて前記コンデンサ(41)の電圧が変化するように前記充電スイッチ(43)を制御することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
高圧電気機器の開閉器
20日前
個人
電気を重力で発電装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
モータ
1か月前
キヤノン電子株式会社
モータ
1か月前
株式会社東光高岳
充電器
今日
トヨタ自動車株式会社
モータ
1か月前
株式会社アイドゥス企画
減反モータ
20日前
株式会社デンソー
端子台
13日前
株式会社デンソー
回転電機
4日前
株式会社ダイヘン
送配電装置
4日前
本田技研工業株式会社
回転電機
6日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
株式会社不二越
空冷式油圧装置
4日前
ローム株式会社
半導体集積回路
11日前
富士電機株式会社
電力変換装置
4日前
矢崎総業株式会社
電源回路
19日前
株式会社日立製作所
回転電機
11日前
株式会社TMEIC
制御装置
12日前
株式会社東光高岳
充電対象切換システム
今日
矢崎総業株式会社
給電装置
12日前
日産自動車株式会社
ロータシャフト
27日前
株式会社イノコンバンク
無線給電システム
4日前
日産自動車株式会社
ロータシャフト
27日前
トヨタ自動車株式会社
ステータの製造装置
1か月前
大和ハウス工業株式会社
敷設用機器
12日前
ローム株式会社
モータドライバ回路
27日前
個人
非対称鏡像力を有する4層PWB電荷搬送体
27日前
トヨタ自動車株式会社
可変界磁ロータ
1か月前
株式会社マキタ
電動作業機
1か月前
サンデン株式会社
モータ
5日前
株式会社TMEIC
電力変換装置
12日前
株式会社アイシン
電力変換装置
1か月前
個人
電線盗難防止方法及び電線盗難防止装置
1か月前
京商株式会社
模型用非接触電力供給システム
20日前
サンデン株式会社
モータ
5日前
株式会社土井製作所
ケーブル保護管路
11日前
続きを見る
他の特許を見る