特許ウォッチ

公開番号2025178626
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2024085345
出願日2024-05-27
発明の名称回転トランス
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人小笠原特許事務所
主分類H01F 38/18 20060101AFI20251202BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】エアギャップからの磁束漏れを抑制して効率を向上させることができる回転トランスを提供する。
【解決手段】第1の磁性体に第1のコイルが配置されて構成された回転子と、第2の磁性体に第2のコイルが配置されて構成された固定子と、回転子と固定子とを結合するための磁性材料を用いた転がり軸受け部と、を備える、回転トランスである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
第１の磁性体に第１のコイルが配置されて構成された回転子と、
第２の磁性体に第２のコイルが配置されて構成された固定子と、
前記回転子と前記固定子とを結合するための磁性材料を用いた転がり軸受け部と、を備える、
回転トランス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、回転トランスに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に、一方の外面が他方の内面に対し回転できるよう同軸に配置された磁性材料からなる第１の管状部品および第２の管状部品において、同心的に第１のコイルおよび第２のコイルをそれぞれ配置し、この第１のコイルと第２のコイルとの間の電磁誘導によって電力を伝送する回転トランスが、開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第４９５５６９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に記載された従来の回転トランスは、第１の管状部品と第２の管状部品との間に、相対回転するためのエアギャップ（空隙）を設けた構造である。このため、従来の回転トランスは、エアギャップからの磁束漏れ（損失）が発生して効率が悪化するという課題がある。
【０００５】
本開示は、上記課題を鑑みてなされたものであり、エアギャップからの磁束漏れを抑制して効率を向上させることができる回転トランスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本開示技術の一態様は、第１の磁性体に第１のコイルが配置されて構成された回転子と、第２の磁性体に第２のコイルが配置されて構成された固定子と、回転子と固定子とを結合するための磁性材料を用いた転がり軸受け部と、を備える、回転トランスである。
【発明の効果】
【０００７】
上記本開示の回転トランスによれば、回転子と固定子との結合をエアギャップではなく、磁性材料を用いた転がり軸受け構造にしているので、エアギャップからの磁束漏れを抑制して効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の一実施形態に係る回転トランスの構造断面図
本実施形態に係る回転トランスの応用例の構造断面図
本実施形態に係る回転トランスの応用例の構造断面図
本実施形態に係る回転トランスの応用例の構造断面図
本実施形態に係る回転トランスの応用例の構造断面図
本実施形態に係る回転トランスの応用例の構造断面図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
＜実施形態＞
［構造］
図１は、本開示の一実施形態に係る回転トランス１０の概略構造を示す断面図である。図１に例示した回転トランス１０は、回転子１００と、固定子２００と、転がり軸受け部３００と、を備える。
【００１０】
回転子１００は、回転する部品（軸）である。この回転子１００は、コアとなる磁性体１１０（第１の磁性体）および磁性体１１０に配置されるコイル１２０（第１のコイル）を含んで構成される。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許