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公開番号
2025178382
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025161471,2021028961
出願日
2025-09-29,2021-02-25
発明の名称
チタン酸ストロンチウム微粒子
出願人
サカタインクス株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C01G
23/00 20060101AFI20251128BHJP(無機化学)
要約
【課題】平均粒子径が小さく、結晶性及び分散性に優れるチタン酸ストロンチウム微粒子を提供する。
【解決手段】球形であり、レーザ回折・散乱型粒度分布測定機により測定した平均粒子径(D50)が10nm~30nmであるチタン酸ストロンチウム微粒子。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
球形であり、レーザ回折・散乱型粒度分布測定機により測定した平均粒子径(D50)が10nm~30nmであり、
アミノシラン化合物を含む
チタン酸ストロンチウム微粒子。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
メタノール50mLに、前記チタン酸ストロンチウム50mgを溶解させたときに、白濁が生じない請求項1に記載のチタン酸ストロンチウム微粒子。
【請求項3】
X線回折装置で算出される結晶子径と透過型電子顕微鏡で観察した粒子径の比率(透過型電子顕微鏡で観察した粒子径/X線回折装置で算出される結晶子径)が0.9~1.0である請求項1又は2に記載のチタン酸ストロンチウム微粒子。
【請求項4】
ヒドラジン又はヒドラジド化合物の含有量が、前記チタン酸ストロンチウム微粒子に対して0.1質量%~60質量%である請求項1~3の何れか一項に記載のチタン酸ストロンチウム微粒子。
【請求項5】
前記アミノシラン化合物の含有量が、前記ヒドラジン又はヒドラジド化合物に対してモル比で0.003~0.025である請求項1~4の何れか一項に記載のチタン酸ストロンチウム微粒子。
【請求項6】
円形度が、0.900~1.000である請求項1~5の何れか一項に記載のチタン酸ストロンチウム微粒子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、チタン酸ストロンチウム微粒子に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
チタン酸ストロンチウム(SrTiO
3
)は、誘電特性、熱電特性、光触媒能、高屈折率性等を有することから、機能性材料として様々な用途への展開が期待されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、平均粒子径が50nm以下、平均アスペクト比が1.0~1.2、屈折率が1.8~2.6である、チタン酸ストロンチウムが、高屈折率性を有することが開示されている。また、特許文献1では、チタン酸ストロンチウムを、高屈折率性を付与する成分として用いる場合には、塗膜中において凝集しない高い分散性が必要とされることが開示されている。
また、このような機能性材料として用いる場合には、純度が高い結晶が得られる結晶性を有することが必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2011/004750号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、平均粒子径が小さく、結晶性及び分散性に優れるチタン酸ストロンチウム微粒子を提供することを目的とする。
【0006】
本発明者らは、チタン酸ストロンチウム微粒子について鋭意検討したところ、ヒドラジン又はヒドラジド化合物を特定量含み、所定の条件(温度及び反応時間)で有機チタン酸エステルと、ストロンチウム化合物とを反応させることにより製造したチタン酸ストロンチウム微粒子が、平均粒子径が小さく、分散性に優れることができることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、球形であり、レーザ回折・散乱型粒度分布測定機により測定した平均粒子径(D50)が10nm~30nmであるチタン酸ストロンチウム微粒子である。
本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、メタノール50mLに、上記チタン酸ストロンチウム50mgを溶解させたときに、白濁が生じない。
また、本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、X線回折装置で算出される結晶子径と透過型電子顕微鏡で観察した粒子径の比率(透過型電子顕微鏡で観察した粒子径/X線回折装置で算出される結晶子径)が0.9~1.0であることが好ましい。
また、本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、ヒドラジン又はヒドラジド化合物の含有量が、上記チタン酸ストロンチウム微粒子に対して0.1質量%~60質量%であることが好ましい。
また、本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、アミノシラン化合物を含み、上記アミノシラン化合物の含有量が、上記ヒドラジン又はヒドラジド化合物に対してモル比で0.003~0.025であることが好ましい。
また、本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、円形度が0.900~1.000であることが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
平均粒子径が小さく、結晶性及び分散性に優れるチタン酸ストロンチウム微粒子を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(チタン酸ストロンチウム微粒子)
本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、球形であり、レーザ回折・散乱型粒度分布測定機により測定した平均粒子径(D50)が10nm~30nmである。
本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、平均粒子径(D50)が小さく、結晶性及び分散性に優れる。
【0010】
本発明のチタン酸ストロンチウム微粒子は、粒子形状が球形である。
ここで球形とは、真球だけでなく、楕円体形、円柱形、俵形(円柱の角を丸めた形状)等を含むものをいう。
具体的には、上記チタン酸ストロンチウム微粒子の円形度が、0.900~1.000である。
なお、円形度は、透過型電子顕微鏡で撮影した画像の粒子の面積をS、周囲長をLとすると、円形度=4πS/L
2
で計算できる。
なお、上記チタン酸ストロンチウム微粒子の形状は、例えば、透過型電子顕微鏡(日本電子社製「JEM-1011」)により観察倍率30万倍にて観察することにより確認することができる。
なお、上記円形度は、透過型電子顕微鏡で撮影した画像に現れる微粒子のうち、上記球形とは明らかに異なる特異的な形状を有するものを除いた平均値である。
(【0011】以降は省略されています)
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