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公開番号
2025178114
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025038068
出願日
2025-03-11
発明の名称
磁気共鳴イメージング支援方法及び磁気共鳴イメージング装置
出願人
キヤノンメディカルシステムズ株式会社
代理人
弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類
A61B
5/055 20060101AFI20251128BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】適切な本番スキャンのスキャンプランの生成を支援する、磁気共鳴イメージング支援方法を提供する。
【解決手段】方法は、取得ステップと、多断面再構成ステップと、第1決定ステップと、第2決定ステップとを含む。取得ステップは、被検体に対してスカウトスキャンを行うことにより、異なるスライス位置に対応する複数の第1スライス画像であって、サジタル面及びコロナル面の一方に対応する複数の第1スライス画像を取得する。多断面再構成ステップは、前記複数の第1スライス画像に基づいて多断面再構成によりアキシャル面に対応する第2スライス画像を生成する。第1決定ステップは、前記第2スライス画像に基づいて、前記被検体の特定の部位に対応する位置を決定する。第2決定ステップは、前記第1決定ステップにより決定された位置における前記複数の第1スライス画像に基づいて、本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被検体に対してスカウトスキャンを行うことにより、異なるスライス位置に対応する複数の第1スライス画像であって、サジタル面及びコロナル面の一方に対応する複数の第1スライス画像を取得する取得ステップと、
前記複数の第1スライス画像に基づいて多断面再構成によりアキシャル面に対応する第2スライス画像を生成する多断面再構成ステップと、
前記第2スライス画像に基づいて、前記被検体の特定の部位に対応する位置を決定する第1決定ステップと、
前記第1決定ステップにより決定された位置における前記複数の第1スライス画像に基づいて、本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する第2決定ステップと、
前記第2決定ステップにより決定された範囲におけるスキャンを前記被検体に対して行う本番スキャンステップと
を含む、磁気共鳴イメージング支援方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第2決定ステップは、前記本番スキャンにおける前記スキャンの開始位置及び終了位置を決定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項3】
前記第2決定ステップは、前記本番スキャンに含まれる複数のサブスキャンの数及び位置の少なくとも一方を決定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項4】
前記第2決定ステップは、設定されたFOV(Field Of View)のサイズに基づいて、前記複数のサブスキャンの数及び位置の少なくとも一方を決定する、
請求項3に記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項5】
前記多断面再構成ステップは、複数の前記第2スライス画像を生成し、
前記第1決定ステップは、前記複数の前記第2スライス画像に基づいて、前記被検体の特定の部位に対応する位置を決定する、
請求項1に記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項6】
前記第2決定ステップは、前記第1決定ステップにより決定された位置におけるサジタル面に対応する第1スライス画像における頭頂又は頭部中心の位置に基づいて、前記本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する、
請求項1~5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項7】
前記第2決定ステップは、前記第1決定ステップにより決定された位置におけるコロナル面に対応する第1スライス画像における膝中心の位置に基づいて、前記本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する、
請求項1~5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項8】
前記第2決定ステップは、前記第1決定ステップにより決定された位置におけるサジタル面及びコロナル面の少なくとも一方に対応する第1スライス画像における脊椎の位置に基づいて、前記本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する、
請求項1~5のいずれか一つに記載の磁気共鳴イメージング支援方法。
【請求項9】
被検体に対してスカウトスキャンを行うことにより、異なるスライス位置に対応する複数の第1スライス画像であって、サジタル面及びコロナル面の一方に対応する複数の第1スライス画像を取得する取得部と、
前記複数の第1スライス画像に基づいて多断面再構成によりアキシャル面に対応する第2スライス画像を生成する多断面再構成部と、
前記第2スライス画像に基づいて、前記被検体の特定の部位に対応する位置を決定する第1決定部と、
前記第1決定部により決定された位置における前記複数の第1スライス画像に基づいて、本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する第2決定部と、
前記第2決定部により決定された範囲におけるスキャンを前記被検体に対して行う本番スキャン部と
を備える、磁気共鳴イメージング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書及び図面に開示の実施形態は、磁気共鳴イメージング支援方法及び磁気共鳴イメージング装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、磁気共鳴イメージング装置を用いた全身(whole body)磁気共鳴イメージングの技術が注目されている。全身磁気共鳴イメージングでは、複数のサブスキャンにより被検体全身に対するスキャンが構成される。各サブスキャンにおいて、被検体の特定の部位が磁気共鳴イメージング装置のスキャン領域に位置するように、被検体が載置された寝台を移動させてスキャンが行われる。そして、台移動及びスキャンを繰り返すことにより、被検体の複数の連続する部位に関する部分画像が取得される。被検体に関する全ての部分画像が取得された後、各部分画像を台移動方向に継ぎ合わせることにより、被検体の全身画像が生成される。
【0003】
磁気共鳴イメージングのスキャンを行う際に、被検体がスキャンの中心からずれることに起因した画像の精度低下と画像の不完全を避けるために、本番スキャンの前に、まずはスカウトスキャンにより被検体のスカウト画像を生成し、スカウト画像に基づいて本番スキャンのスキャンプランを決定するのが一般的である。ここで、スカウトスキャンのスキャン時間を短縮するために、被検体のサジタル面又はコロナル面をスキャンしてスカウト画像が生成される。
【0004】
全身磁気共鳴イメージングの場合、本番スキャンのスキャンプランを確定する際に、被検体の全身に対するスカウトスキャンが行われ、被検体の全身スカウト画像が生成される。従来、全身磁気共鳴イメージングの本番スキャンのスキャンプランは、操作者の手作業により生成されるため、作業時間が長く、手間がかかるという問題がある。全身磁気共鳴イメージングのスキャンプランの確定において、特に、被検体の上下方向におけるスキャンの開始位置及び終了位置の決定、及び、被検体の左右、前後方向におけるスキャンの中軸線の決定が時間や手間を要する。スキャンの開始位置及び終了位置を特定するために、操作者は全身スカウト画像に基づいて、被検体の頭頂、頭部の中心、膝及び足などの位置を手作業で特定しなければならない。また、スキャンの中軸線を特定するために、操作者は、全身スカウト画像に基づいて、手作業で被検体の中軸線をマーキングする必要がある。
【0005】
このような問題に対して、物体検出アルゴリズム等を用いて、スカウト画像から位置情報を抽出し、スキャンプランの生成を支援する技術が提案されている。例えば、全身のコロナルスカウト画像から被検体の特徴点(landmark)を検出することにより、全身磁気共鳴イメージングの本番スキャンのスキャンプランの確定を支援する技術(例えば、シーメンス社のWhole-body Dot engine技術など)が知られている。しかしながら、この技術では、スカウト画像として一枚のスライス画像を使用するため、検出される特徴点の位置がスカウト画像のスライス位置に依存し、特徴点の位置決めが不正確になり、不適切なスキャンプランが生成されてしまうという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-016591号公報
特開2022-184766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、適切な本番スキャンのスキャンプランの生成を支援することである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置付けることもできる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る磁気共鳴イメージング支援方法は、取得ステップと、多断面再構成ステップと、第1決定ステップと、第2決定ステップと、本番スキャンステップとを含む。取得ステップは、被検体に対してスカウトスキャンを行うことにより、異なるスライス位置に対応する複数の第1スライス画像であって、サジタル面及びコロナル面の一方に対応する複数の第1スライス画像を取得する。多断面再構成ステップは、前記複数の第1スライス画像に基づいて多断面再構成によりアキシャル面に対応する第2スライス画像を生成する。第1決定ステップは、前記第2スライス画像に基づいて、前記被検体の特定の部位に対応する位置を決定する。第2決定ステップは、前記第1決定ステップにより決定された位置における前記複数の第1スライス画像に基づいて、本番スキャンにおいてスキャンされる範囲を決定する。本番スキャンステップは、前記第2決定ステップにより決定された範囲におけるスキャンを前記被検体に対して行う。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング装置の構成の一例を示す図である。
図2は、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング支援方法を示すフローチャートである。
図3は、部分スライス画像スタックの一例を示す図である。
図4は、全身スライス画像スタックの一例を示す図である。
図5は、サジタル面の全身スライス画像スタックに基づいてアキシャル面の全身スライス画像を生成する例を示す模式図である。
図6は、図5に示された複数のアキシャル面の全身スライス画像に対する物体検出の結果を示す模式図である。
図7は、アキシャル面の全身スライス画像に基づいて設定されたサジタル面の全身スライス画像における大まかな人体区分を示す模式図である。
図8は、アキシャル面及びサジタル面の全身スライス画像スタックに基づいて頭頂及び頭部の中心の位置を特定する方法を示す模式図である。
図9は、アキシャル面及びコロナル面の全身スライス画像スタックに基づいて膝中心の位置を特定する方法を示す模式図である。
図10は、アキシャル面、サジタル面及びコロナル面の全身スライス画像スタックに基づいて脊椎の位置を特定する方法を示す模式図である。
図11は、表示部に表示される本番スキャンのスキャンプランの一例を示す図である。
図12は、従来の磁気共鳴イメージング支援方法の問題点を説明するための図である。
図13は、第2の実施形態に係る磁気共鳴イメージング支援方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
第1の実施形態は、磁気共鳴イメージング支援方法及び磁気共鳴イメージング装置に関する。以下、図面を参照しながら、第1の実施形態に係る磁気共鳴イメージング支援方法及び磁気共鳴イメージング装置について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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