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公開番号
2025177965
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024085145
出願日
2024-05-24
発明の名称
触媒組成物の製造方法
出願人
三井金属株式会社
,
国立大学法人 熊本大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
37/02 20060101AFI20251128BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】本発明は、還元剤として水素を使用した排ガス中のNOxの選択的触媒還元のための触媒組成物を製造する方法であって、活性及びN
2
選択性が向上した触媒組成物を製造することができる方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、還元剤として水素を使用した排ガス中のNOxの選択的触媒還元のための触媒組成物を製造する方法であって、
前記触媒組成物が、ゼオライト粒子、Zr、P及びPtを含む触媒成分を含み、
前記方法が、下記工程:
(1)ゼオライト粒子を準備する工程;並びに
(2)前記ゼオライト粒子の表面にZr、P及びPtを担持して前記触媒成分を得る工程
を含む、前記方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
還元剤として水素を使用した排ガス中のNOxの選択的触媒還元のための触媒組成物を製造する方法であって、
前記触媒組成物が、ゼオライト粒子、Zr、P及びPtを含む触媒成分を含み、
前記方法が、下記工程:
(1)ゼオライト粒子を準備する工程;並びに
(2)前記ゼオライト粒子の表面にZr、P及びPtを担持して前記触媒成分を得る工程
を含む、前記方法。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
工程(2)が、下記工程:
(2a)前記ゼオライト粒子の表面にZr及びPを担持して第1中間体を得る工程;
(2b)前記第1中間体を焼成して第2中間体を得る工程;並びに
(2c)前記第2中間体にPtを担持する工程
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
工程(2b)において、前記第1中間体を焼成する前に、前記第1中間体を水熱処理に供する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
工程(2b)において、前記第1中間体を800℃以上1000℃以下の温度で焼成する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ゼオライト粒子を構成するゼオライトの最大環が8員環である、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ゼオライト粒子を構成するゼオライトが、AEI型、AFX型、ANA型、CHA型、DDR型、ERI型、GIS型、KFI型、LTA型、MRT型、PAU型及びYUG型から選択される、請求項5に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
カーボンニュートラルへの関心の高まりから、エネルギー源として化石燃料に代えて水素を使用する技術、例えば、水素を燃料とする水素エンジンが注目されている。
【0003】
水素エンジンから排出される排ガスには、空気中のN
2
の高温酸化により生成されるサーマルNOxが含まれる。したがって、サーマルNOxを浄化する技術が求められている。
【0004】
NOxを浄化する技術としては、還元剤として水素を使用した選択的触媒還元(H
2
-SCR)により、NOxをN
2
に変換する技術(例えば、特許文献1)が知られている。
【0005】
特許文献1には、H
2
-SCRのための触媒として、固体酸強度の高い担体(例えば、SnP
2
O
7
、CeP
2
O
7
、ZrP
2
O
7
、TiP
2
O
7
等のリン酸系化合物)と、担体に担持された貴金属元素(例えば、Pt)とから構成される触媒が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の触媒には、活性及びN
2
選択性の点で改善の余地がある。
【0008】
そこで、本発明は、還元剤として水素を使用した排ガス中のNOxの選択的触媒還元のための触媒組成物を製造する方法であって、活性及びN
2
選択性が向上した触媒組成物を製造することができる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、以下の方法を提供する。
[1]還元剤として水素を使用した排ガス中のNOxの選択的触媒還元のための触媒組成物を製造する方法であって、
前記触媒組成物が、ゼオライト粒子、Zr、P及びPtを含む触媒成分を含み、
前記方法が、下記工程:
(1)ゼオライト粒子を準備する工程;並びに
(2)前記ゼオライト粒子の表面にZr、P及びPtを担持して前記触媒成分を得る工程
を含む、前記方法。
[2]工程(2)が、下記工程:
(2a)前記ゼオライト粒子の表面にZr及びPを担持して第1中間体を得る工程;
(2b)前記第1中間体を焼成して第2中間体を得る工程;並びに
(2c)前記第2中間体にPtを担持する工程
を含む、[1]に記載の方法。
[3]工程(2b)において、前記第1中間体を焼成する前に、前記第1中間体を水熱処理に供する、[2]に記載の方法。
[4]工程(2b)において、前記第1中間体を800℃以上1000℃以下の温度で焼成する、[2]又は[3]に記載の方法。
[5]前記ゼオライト粒子を構成するゼオライトの最大環が8員環である、[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6]前記ゼオライト粒子を構成するゼオライトが、AEI型、AFX型、ANA型、CHA型、DDR型、ERI型、GIS型、KFI型、LTA型、MRT型、PAU型及びYUG型から選択される、[5]に記載の方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、還元剤として水素を使用した排ガス中のNOxの選択的触媒還元のための触媒組成物を製造する方法であって、活性及びN
2
選択性が向上した触媒組成物を製造することができる方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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