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公開番号2025177876
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024085019
出願日2024-05-24
発明の名称情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06Q 50/02 20240101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約【課題】農業者に対する支援を行う際に、必要な情報に容易にアクセスすることが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る情報処理装置は、農業者に対する支援を行う支援者を、支援者の情報端末からの情報に基づいて識別する識別手段と、複数の農業者の中から、識別された支援者が支援を行う被支援者を特定する特定手段と、支援者の情報端末における表示のために、特定された被支援者に関する情報と、被支援者が手掛ける圃場に関する情報とを支援者の情報端末に提供する提供手段と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
農業者に対する支援を行う支援者を、前記支援者の情報端末からの情報に基づいて識別する識別手段と、
複数の農業者の中から、識別された前記支援者が支援を行う被支援者を特定する特定手段と、
前記支援者の情報端末における表示のために、特定された前記被支援者に関する情報と、前記被支援者が手掛ける圃場に関する情報とを前記支援者の情報端末に提供する提供手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記特定手段は、更に、前記支援者が支援を行う前記被支援者の中から、所定条件に合致する被支援者を特定し、
前記提供手段は、前記所定条件に合致する前記被支援者に関する情報を前記支援者の情報端末に提供する、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記提供手段は、前記所定条件に合致する前記被支援者が手掛ける圃場に関する情報を前記支援者の情報端末に提供する、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記所定条件は、前記支援者が設定した検索条件を含む、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記所定条件は、前記被支援者に関連付けられた位置が前記情報端末の位置から所定の範囲内に含まれることを含む、ことを特徴とする請求項２に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記提供手段は、前記情報端末の位置と、前記被支援者の住所の位置と、前記被支援者が手掛ける圃場の位置との少なくともいずれかを地図上に示す情報を更に前記支援者の情報端末に提供する、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記提供手段は、前記被支援者のうちの特定の被支援者が指定されたことに応答して、前記特定の被支援者に関する情報と、前記特定の被支援者に関する詳細情報とを前記支援者の情報端末に提供する、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記提供手段は、前記被支援者が手掛ける複数の圃場のうちの第１の圃場が指定されたことに応答して、前記第１の圃場に関する詳細情報を更に前記支援者の情報端末に提供し、
前記詳細情報は、指定された圃場に対する、前記支援者による現在の指導内容と前記支援者による過去の指導内容との少なくともいずれかを含む、ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項９】
前記提供手段は、前記被支援者のうちの特定の被支援者が指定されたことに応答して、前記特定の被支援者に関連付けられた位置を前記地図上に示す情報を、前記支援者の情報端末に提供する、ことを特徴とする請求項６に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
前記提供手段は、前記特定の被支援者に関連付けられた位置と他の被支援者に関連付けられた位置とが、前記地図上で異なる態様で区別される情報を前記支援者の情報端末に提供する、ことを特徴とする請求項９に記載の情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、農業に関する情報が蓄積されつつあり、蓄積された情報の利用が進められている。特許文献１は、農業者に対する貸農地の選択を支援するために、農地を借りたい農業者の拠点である農業者位置と当該農業者の農地の位置とに基づいて、所定の条件を満たす貸農地の位置を特定し、特定した位置を地図上に表示する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第５７２７４２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、農業者に直接接して、農業技術の指導を行ったり、経営相談に応じたり、農業に関する情報を提供し農業者の農業技術や経営を向上するための支援を専門とする、普及指導員と呼ばれる国家資格を所持する都道府県職員が存在する。例えば普及指導員の業務では、対面で農業者を支援することも多く、現地で農業者を支援する際には、支援に必要な情報を速やかに取得できることが望ましい。他方、特許文献１では、地図上に貸農地の場所を表示することを開示するものの、農業者に対する支援を行う際に必要な情報を取得することは考慮されていなかった。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、農業者に対する支援を行う際に、必要な情報に容易にアクセスすることが可能な技術を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この課題を解決するため、例えば本発明の情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、農業者に対する支援を行う支援者を、前記支援者の情報端末からの情報に基づいて識別する識別手段と、複数の農業者の中から、識別された前記支援者が支援を行う被支援者を特定する特定手段と、前記支援者の情報端末における表示のために、特定された前記被支援者に関する情報と、前記被支援者が手掛ける圃場に関する情報とを前記支援者の情報端末に提供する提供手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、農業者に対する支援を行う際に、必要な情報に容易にアクセスすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図
本実施形態に係る情報端末の一例としてのクライアント端末のハードウェア構成例を示すブロック図
本実施形態に係る情報処理装置の一例としてのサーバのハードウェア構成例を示すブロック図
本実施形態に係る情報処理システムにおける各装置のソフトウェア構成例を示す図
本実施形態に係る情報処理システムにおける動作例を説明する図
本実施形態に係る普及指導員データ及び指導農業者データのデータ例を示す図
本実施形態に係る農業者データのデータ例を示す図
本実施形態に係る圃場データのデータ例を示す図
本実施形態に係る指導データのデータ例を示す図
本実施形態に係る指導履歴のデータ例を示す図
本実施形態に係るサーバにおける情報提供処理の動作例を説明する図
本実施形態に係る情報提供処理で生成された表示画面例を説明する図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【００１０】
＜情報処理システムの構成例＞
図１を参照して、本実施形態に係る情報処理システムの構成例について説明する。この情報処理システムは、普及指導員などの農業に対する支援を行う者（支援者ともいう）が、現地で支援を行う農業者（被支援者ともいう）や当該農業者が手掛ける圃場を容易に特定し、関連する情報に速やかにアクセスすることを可能にするシステムである。なお、農業者は、経営耕地面積又は農作物販売金額が所定の条件を満たす者である農家だけでなく、農業を営む者も対象に含み得る。
（【００１１】以降は省略されています）

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