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公開番号
2025177513
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084420
出願日
2024-05-23
発明の名称
化合物、重合体、コーティング剤、及び器具
出願人
国立大学法人九州大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07D
263/14 20060101AFI20251128BHJP(有機化学)
要約
【課題】生体適合性を有する重合体を提供する。
【解決手段】2-(2-エトキシカルボニルエチル)-2-オキサゾリンに代表される、2位にエトキシカルボニルアルキル基を有し、1、3位に異項原子として1個の窒素原子と1個の酸素原子のみを有する5~7員環の化合物、及びその重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される、化合物。
JPEG
2025177513000017.jpg
237
125
(上記一般式(1)中、mは1以上3以下の数であり、Lは炭素数が2以上6以下である、置換又は無置換のアルキレン鎖である。)
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の化合物の重合体。
【請求項3】
下記一般式(2)で表される単位を有する、請求項2に記載の重合体。
JPEG
2025177513000018.jpg
92
170
(上記一般式(2)中、mは1以上3以下の数であり、Lは炭素数が2以上6以下である、置換又は無置換のアルキレン鎖である。)
【請求項4】
請求項2の重合体を含む、コーティング剤。
【請求項5】
請求項2の重合体を含む、がん細胞の接着性向上剤。
【請求項6】
請求項2の重合体を含む、薬物担体。
【請求項7】
請求項1の化合物を含む、コーティング剤。
【請求項8】
重合開始剤をさらに含む、請求項12に記載のコーティング剤。
【請求項9】
基材と、
前記基材上に配置された請求項2に記載の重合体を含む層と、
を備える、医療器具。
【請求項10】
基材と、
前記基材上に配置された請求項2に記載の重合体を含む層と、
を備える、バイオセンサー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機化学に関し、化合物、重合体、コーティング剤、及び器具に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
安全性が高く、患者の負担を低減する低侵襲治療用人工臓器や在宅用診断装置の開発が進められている。多くの医療器具は高分子材料を含む。医療器具の血液適合性を有しない高分子材料に血液が接触すると、接触相、凝固系、白血球系、血小板、及び補体系当の生体防御機構が活性化され得る。そのため、血液に直接接触する高分子材料には、血液適合性が求められる。また、血液に限らず、生体に接触する高分子材料には、生体適合性が求められる(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2023/054500号
国際公開第2023/162926号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、生体適合性を有する重合体を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]本発明の実施形態に係る化合物は、下記一般式(1)で表される。
JPEG
2025177513000001.jpg
237
125
(上記一般式(1)中、mは1以上3以下の数であり、Lは炭素数が2以上6以下である、置換又は無置換のアルキレン鎖である。)
【0006】
[2]本発明の実施形態に係る重合体は、[1]に記載の化合物の重合体である。
【0007】
[3]上記[2]に記載の重合体は、下記一般式(2)で表される単位を有していてもよい。
JPEG
2025177513000002.jpg
92
170
(上記一般式(2)中、mは1以上3以下の数であり、Lは炭素数が2以上6以下である、置換又は無置換のアルキレン鎖である。)
【0008】
[4]本発明の実施形態に係るコーティング剤は、[2]又は[3]に記載の重合体を含む。
【0009】
[5]本発明の実施形態に係る親水性コーティング剤は、[2]又は[3]に記載の重合体を含む。
【0010】
[6]本発明の実施形態に係る生体適合性コーティング剤は、[2]又は[3]に記載の重合体を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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