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公開番号2025177334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084063
出願日2024-05-23
発明の名称撹拌装置、撹拌方法、および撹拌装置の清掃方法
出願人東京鐵鋼株式会社,テクノアート 有限会社
代理人個人
主分類B01F 29/62 20220101AFI20251128BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】 混合容器内で撹拌混合させて生成する生成物の粘性が高くても、全体を均一に撹拌混合することが可能な攪拌装置、撹拌方法、および攪拌装置の清掃方法を提供することを目的とする、
【解決手段】 粉末原材料であるセメントと液体原材料である水とからなる原材料とともに原材料よりも比重の大きい撹拌塊120が混合容器110に収容され、原材料および撹拌塊120を収容した混合容器110を、傾斜させた軸心周りに混合容器回転部130が回転させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉末原材料と液体原材料とからなる原材料を筒状の混合容器内で攪拌混合して高粘性生成物を生成する撹拌装置において、
前記原材料とともに前記混合容器に収容される前記原材料よりも比重の大きい撹拌塊と、
傾斜させた軸心周りに前記混合容器を回転させる混合容器回転部と、
を備えることを特徴とする撹拌装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記撹拌塊は、
球体、楕円体、または多面体からなる塊体であること、
を特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
【請求項3】
前記塊体は、
金属体であること、
を特徴とする請求項2記載の撹拌装置。
【請求項4】
前記撹拌塊の外径は、
前記混合容器の内径の1/2以下であること、
を特徴とする請求項2記載の撹拌装置。
【請求項5】
前記混合容器の内周面は、
滑らかな曲面または平面で形成されること、
を特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
【請求項6】
前記混合容器は、
内部空間を減圧するための減圧機構、
を備えることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
【請求項7】
前記混合容器は、
内面に設けられる樹脂層、
を備えることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
【請求項8】
前記高粘性生成物は、
前記粉末原材料であるセメントと、前記液体原材料である水と、からなるグラウト材であること、
を特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
【請求項9】
前記軸心の角度を任意の角度に変更させる軸心角度変更部、
を備えることを特徴とする請求項1記載の撹拌装置。
【請求項10】
粉末原材料と液体原材料とからなる原材料を筒状の混合容器内で攪拌混合して高粘性生成物を生成する撹拌方法において、
前記原材料とともに前記原材料よりも比重の大きい撹拌塊が前記混合容器に収容される工程と、
傾斜させた軸心周りに混合容器回転部が前記混合容器を回転させる工程と、
を備えることを特徴とする撹拌方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撹拌装置、撹拌方法、および攪拌装置の清掃方法に関し、特に粉末原材料と液体原材料とからなる原材料を筒状の混合容器内で攪拌混合して高粘性生成物を生成する撹拌装置、撹拌方法、および攪拌装置の清掃方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建築資材のひとつであるコンクリートは、水やセメント、あるいは様々な混合剤を配合したものを、ミキサなどの混合装置によって撹拌混合することで生成されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
図7は、特許文献1で開示された混合装置を示す図である。
図7に示すように特許文献1で開示された混合装置10は、生成するコンクリートの原材料が投入される有底筒型の混合容器11と、混合容器11に対して回転自在に底面の中央部から上下軸方向に設けられる回転軸12と、回転軸12を回転させる回転駆動装置13と、回転軸12に固定される複数の攪拌羽根14と、を備えており、攪拌羽根14は平板状に構成され、混合容器11内で攪拌羽根14における平板状の平面部が回転軸12の回転方向に向けられている。
【0004】
特許文献1で開示された混合装置10では、混合容器11に投入されたコンクリートの原材料が、混合容器11内で回転軸12を中心にして攪拌羽根14が回転することで、混合容器11内で原材料が撹拌混合される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-240028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1で開示された混合装置10では、混合容器11で撹拌混合することで生成される生成物の粘性が高い場合、混合容器11で撹拌される原材料の全体が均一になるように撹拌混合できないという問題があった。
【0007】
たとえば、無収縮モルタルなどのグラウトは、収縮がないため硬化後の強度が高い。ところがグラウトは粘性が高いため、特許文献1で開示された混合装置10では混合容器で撹拌混合する際に原材料の全体が均一に撹拌混合することができない。
【0008】
具体的には、特許文献1で開示された混合装置10では、混合容器11内で攪拌羽根14における平板状の平面部が回転軸12の回転方向に向けられているため、攪拌羽根14の平面部における回転方向側では、回転時に常に一定方向の力がかかっている。
【0009】
このため、粘性が高いグラウトの原材料は、攪拌羽根14の平面部の周りに粘着してしまい、原材料が動きづらい。このため、攪拌羽根14の平面部の周りの生成物と、他の部位の生成物とでは濃度が異なる。つまり混合容器11全体の原材料を均一に撹拌混合することができない問題がある。
【0010】
無収縮モルタルなどのグラウトは強度が高いため、たとえば鉄筋コンクリート製の大型構造物を構築する際に用いるプレキャストコンクリート構造体の柱梁接合部の隙間などの、強度を要する重要な部分に充填される。
(【0011】以降は省略されています)

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