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公開番号2025177311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084011
出願日2024-05-23
発明の名称画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人ひのき国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】共有の画像処理装置に情報処理装置を接続して利用するときに画像処理装置に表示される接続した情報処理装置とのやり取りを実施するためのアイコンは、適切に削除されないと、不用意に他人によって無断使用されてしまう可能性がある。
【解決手段】MFP100は、近接するクライアント端末110からの要求に応じて、クライアント端末110との通信接続を確立し(S1301)、簡単プリントボタンと簡単スキャンボタンを操作部102に表示する(S1302)。そして、簡単プリントボタンを利用した簡単プリント処理が実行された場合(S1308、S1309でYes)、簡単プリントボタンおよび簡単スキャンボタンを削除する(S1306)。また、簡単スキャンボタンを利用した簡単スキャン処理が実行された場合(S1311、S1312でYes)、簡単プリントボタンを削除し、簡単スキャンボタンを削除しないようにする(S1313)。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
スキャナを備える画像処理装置であって、
前記画像処理装置に近接する情報処理装置からの接続要求に応じて、該情報処理装置との通信接続を確立する接続手段と、
前記情報処理装置との通信接続に従い、前記情報処理装置から受信した印刷データを前記画像処理装置で印刷するプリント処理を行うための第1アイコンと、前記スキャナで原稿を読み取って得られるスキャンデータを前記情報処理装置に送信するスキャン処理を行うための第2アイコンを、前記画像処理装置の操作部に表示する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第1アイコンを利用したプリント処理が実行された場合に、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記プリント処理において前記情報処理装置から受信した印刷データの印刷が完了したことに応じて、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
スキャナを備える画像処理装置であって、
前記画像処理装置に近接する情報処理装置からの要求に応じて該情報処理装置との通信接続を確立する接続手段と、
前記情報処理装置との通信接続に従い、前記情報処理装置から受信した印刷データを前記画像処理装置で印刷するプリント処理を行うための第1アイコンと、前記スキャナで原稿を読み取って得られるスキャンデータを前記情報処理装置に送信するスキャン処理を行うための第2アイコンを、前記画像処理装置の操作部に表示する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第2アイコンを利用したスキャン処理が実行された場合に、前記第1アイコンを削除し、前記第2アイコンを削除しないように制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
前記制御手段は、
前記情報処理装置との通信接続が確立してから第1時間、前記操作部への操作が行われなかったことに応じて、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンの削除を行い、
また、前記スキャン処理が実行されてから前記第1時間よりも短い第2時間、前記操作部への操作が行われなかったことに応じて、前記第2アイコンの削除を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記制御手段は、
前記情報処理装置との通信接続が確立した状態で、第1時間、前記操作部への操作が行われなかったことに応じて、前記通信接続を切断することなく前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除し、さらに、前記通信接続が確立した後に前記プリント処理および前記スキャン処理のいずれも実行されていない場合には、前記プリント処理および前記スキャン処理が使用できないことを知らせるとともに、前記プリント処理および前記スキャン処理の使用再開を要求するか否かを問い合わせる通知を、前記情報処理装置に送信し、
さらに、前記通知の送信から第2時間が経過する前に、前記情報処理装置から前記使用再開の要求があった場合には、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを再表示し、
前記第2時間が経過する前に、前記使用再開の要求がなかった場合には、前記情報処理装置との通信を切断する、
ことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記情報処理装置との通信接続が確立した状態で前記プリント処理および前記スキャン処理とは異なる第3の処理が実行されたことに応じて、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除することを特徴とする請求項1又は3に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記情報処理装置との通信接続が確立した状態で前記プリント処理および前記スキャン処理とは異なる第3の処理が実行された場合に、該第3の処理の実行に応じて前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除する第1設定と、該第3の処理の実行から一定時間、前記操作部への操作が行われなかったことに応じて前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除する第2設定を選択的に設定する設定手段を有し、
前記制御手段は、前記情報処理装置との通信接続が確立した状態で前記第3の処理が実行された場合には、前記設定手段の設定に従って前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除する制御を行うことを特徴とする請求項1又は3に記載の画像処理装置。
【請求項8】
スキャナを備える画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置に近接する情報処理装置からの接続要求に応じて、該情報処理装置との通信接続を確立する接続工程と、
前記情報処理装置との通信接続に従い、前記情報処理装置から受信した印刷データを前記画像処理装置で印刷するプリント処理を行うための第1アイコンと、前記スキャナで原稿を読み取って得られるスキャンデータを前記情報処理装置に送信するスキャン処理を行うための第2アイコンを、前記画像処理装置の操作部に表示する表示工程と、
前記第1アイコンを利用したプリント処理が実行された場合に、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除する削除工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項9】
スキャナを備える画像処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置に近接する情報処理装置からの接続要求に応じて、該情報処理装置との通信接続を確立する接続工程と、
前記情報処理装置との通信接続に従い、前記情報処理装置から受信した印刷データを前記画像処理装置で印刷するプリント処理を行うための第1アイコンと、前記スキャナで原稿を読み取って得られるスキャンデータを前記情報処理装置に送信するスキャン処理を行うための第2アイコンを、前記画像処理装置の操作部に表示する表示工程と、
前記第2アイコンを利用したスキャン処理が実行された場合に、前記第1アイコンを削除し、前記第2アイコンを削除しない削除工程と、
を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
【請求項10】
コンピュータに、請求項8又は9に記載の画像処理装置の制御方法を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来は、MFP(Multi Function Peripheral)を利用する場合は、自社オフィスの自席の近くにある特定のMFPを利用することがメインのユースケースであった。
近年、分散ワークの増加に伴い働く場所が、自社オフィスからコワーキングスペースやシェアフィスなど多様化している。また、オフィス内においても、ノートPC(Personal Computer)やタブレット端末などのモバイル端末が活用され、フリーアドレスが普及し、固定席での運用から変わってきている。
【0003】
このような状況から、従来の自席の近くのMFPの利用でなく、初見のMFPを利用する機会が増えてきている。クライアント端末の近くのMFPと容易に接続することができ、プリントやスキャンを行うためのアイコンをMFPに表示して、プリントやスキャンを実行できるものがある。このようなアイコンは不要になると削除する必要がある。
【0004】
特許文献1には、画像形成装置等の画面に表示されたアイコンを画面から削除するまでの削除猶予期間を、アイコンに対してユーザが設定した情報(アイコン名など)に基づいて設定し、削除猶予期間を超えて利用が無いアイコンを画面上から削除する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-32250号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の技術は、アイコンを画面から削除するまでの期間を、ユーザがアイコンに設定した情報に基づいて変化させる技術であり、特定のユーザが日常的に利用する装置を前提とし、このような装置においてユーザが目的のアイコンを容易に発見できるようにするためのものである。そのため、コワーキングスペースやシェアオフィスなどに設置されているMFPのように、不特定多数のユーザにより共有で利用される画像処理装置に対して、特許文献1の技術を利用したとしても、適切なタイミングでアイコンを削除できるとは限らない。
【0007】
例えば、ユーザが自身のモバイル端末をMFPに接続し、プリントやスキャンを行うためのアイコンをMFPに表示させて利用するケースがある。このようなケースでは、利用が終わったアイコンが表示されたままになっていると、アイコン操作により、MFPに接続されているモバイル端末が他のユーザによって無断で使用されてしまう可能性がある。このような事態の発生を防ぐためには、MFPに表示されているアイコンを、利用が終わったタイミングで削除する必要がある。なお、アイコンに紐づく機能により利用タイミングも異なるため、一律にアイコンを削除するとかえって使い勝手がわるくなってしまう。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、画像処理装置に表示されるプリントやスキャンを行うためのアイコンを適切なタイミングで削除することができる仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、スキャナを備える画像処理装置であって、前記画像処理装置に近接する情報処理装置からの接続要求に応じて、該情報処理装置との通信接続を確立する接続手段と、前記情報処理装置との通信接続に従い、前記情報処理装置から受信した印刷データを前記画像処理装置で印刷するプリント処理を行うための第1アイコンと、前記スキャナで原稿を読み取って得られるスキャンデータを前記情報処理装置に送信するスキャン処理を行うための第2アイコンを、前記画像処理装置の操作部に表示する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第1アイコンを利用したプリント処理が実行された場合に、前記第1アイコンおよび前記第2アイコンを削除することを特徴とする。
また、本発明は、スキャナを備える画像処理装置であって、前記画像処理装置に近接する情報処理装置からの接続要求に応じて、該情報処理装置との通信接続を確立する接続手段と、前記情報処理装置との通信接続に従い、前記情報処理装置から受信した印刷データを前記画像処理装置で印刷するプリント処理を行うための第1アイコンと、前記スキャナで原稿を読み取って得られるスキャンデータを前記情報処理装置に送信するスキャン処理を行うための第2アイコンを、前記画像処理装置の操作部に表示する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第2アイコンを利用したスキャン処理が実行された場合に、前記第1アイコンを削除し、前記第2アイコンを削除しないように制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、画像処理装置の操作部に表示されるプリントやスキャンを行うためのアイコンを適切なタイミングで削除することができ、画像処理装置の利用に伴うセキュリティの確保とユーザビリティの向上を両立することが可能となる。この結果、コワーキングスペースやシェアオフィスなどに設置されている画像処理装置を安全かつ使い勝手よく利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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