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公開番号
2025176996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083449
出願日
2024-05-22
発明の名称
トレーサビリティ情報作成支援システム及びトレーサビリティ情報作成支援方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
藤央弁理士法人
主分類
G06Q
50/04 20120101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】自社が直接には把握できないサプライヤの情報も含めたトレーサビリティ情報の作成を支援する。
【解決手段】トレーサビリティ情報作成支援システムであって、プロセッサと、記憶装置と、を備え、記憶装置は、物品と、当該物品を構成する物品及びそのサプライヤとの関係を学習したモデルを保持し、プロセッサは、物品と、当該物品を構成する少なくとも一つの物品及びそのサプライヤとの関係を示すトレーサビリティ情報の入力を受け付け、モデルを使用して、入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定し、推定された1以上の物品及びそのサプライヤをユーザによる確認のために出力し、ユーザによって確認された1以上の物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として記憶装置に格納し、確定したトレーサビリティ情報を学習することによってモデルを更新する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
トレーサビリティ情報作成支援システムであって、
プロセッサと、記憶装置と、を備え、
前記記憶装置は、物品と、当該物品を構成する物品及びそのサプライヤとの関係を学習したモデルを保持し、
前記プロセッサは、
物品と、当該物品を構成する少なくとも一つの物品及びそのサプライヤとの関係を示すトレーサビリティ情報の入力を受け付け、
前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定し、
前記推定された1以上の物品及びそのサプライヤをユーザによる確認のために出力し、
前記ユーザによって確認された1以上の物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納し、
前記確定したトレーサビリティ情報を学習することによって前記モデルを更新することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理は、前記プロセッサが、前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品を構成する1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理を含み、
前記プロセッサは、
前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品を構成する1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理を、これ以上分割できない物品に到達するまで繰り返し、
前記推定された全ての物品及びそのサプライヤを前記ユーザによる確認のために出力し、
前記出力された全ての物品及びそのサプライヤのうち前記ユーザによって確認された物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項3】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理は、前記プロセッサが、前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品を構成する1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理を含み、
前記プロセッサは、
前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品を構成する物品及びそのサプライヤを推定し、前記推定された物品及びそのサプライヤを前記ユーザによる確認のために出力し、前記ユーザによって確認された物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納する処理を、これ以上分割できない物品に到達するまで繰り返すことを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項4】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理は、前記プロセッサが、前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品によって構成される1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理を含み、
前記プロセッサは、
前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品によって構成される物品及びそのサプライヤを推定する処理を、最終製品に相当する物品に到達するまで繰り返し、
前記推定された全ての物品及びそのサプライヤを前記ユーザによる確認のために出力し、
前記出力された全ての物品及びそのサプライヤのうち前記ユーザによって確認された物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項5】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理は、前記プロセッサが、前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品によって構成される1以上の物品及びそのサプライヤを推定する処理を含み、
前記プロセッサは、
前記入力されたトレーサビリティ情報に含まれる物品によって構成される物品及びそのサプライヤを推定し、前記推定された物品及びそのサプライヤを前記ユーザによる確認のために出力し、前記ユーザによって確認された物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納する処理を、最終製品に相当する物品に到達するまで繰り返すことを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項6】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記記憶装置は、物品と、当該物品を構成する物品及びそのサプライヤとの1以上の関係を含む学習用トレーサビリティ情報を保持し、
前記プロセッサは、
前記確定したトレーサビリティ情報を追加することによって前記学習用トレーサビリティ情報を更新し、
前記更新された学習用トレーサビリティ情報のうち、前記追加されたトレーサビリティ情報に、その他のトレーサビリティ情報より大きい重みを付けて、前記更新された学習用トレーサビリティ情報を学習することによって、前記モデルを更新することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項7】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記プロセッサは、
前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している一つの物品及びそのサプライヤの候補として、物品及びそのサプライヤの複数の組合せを推定した場合、各々の前記組合せの推定の確度を前記ユーザによる確認のために出力し、
前記ユーザによる確認は、前記複数の候補の一つを選択することを含むことを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項8】
請求項1に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記プロセッサは、
前記確定したトレーサビリティ情報に含まれる各サプライヤのリスク値を取得し、
前記各サプライヤのリスク値と、前記各サプライヤの推定の確度と、に基づいて、前記各サプライヤのリスクを前記ユーザに通知するか否かを判定することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項9】
請求項8に記載のトレーサビリティ情報作成支援システムであって、
前記プロセッサは、前記各サプライヤのリスク値が所定の基準より高く、かつ、前記各サプライヤの推定の確度が所定の基準より高い場合に、前記各サプライヤのリスクを前記ユーザに通知することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
【請求項10】
トレーサビリティ情報作成支援システムであって、
プロセッサと、記憶装置と、を備え、
前記プロセッサは、
物品と、当該物品を構成する少なくとも一つの物品及びそのサプライヤとの関係を示すトレーサビリティ情報の入力を受け付け、
大規模言語学習システムを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定し、
前記推定された1以上の物品及びそのサプライヤをユーザによる確認のために出力し、
前記ユーザによって確認された1以上の物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納し、
前記確定したトレーサビリティ情報に含まれる各サプライヤのリスク値を取得し、
前記各サプライヤのリスク値と、前記各サプライヤの推定の確度と、に基づいて、前記各サプライヤのリスクを前記ユーザに通知するか否かを判定することを特徴とするトレーサビリティ情報作成支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレーサビリティ情報の作成を支援する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
サプライチェーンの強靭化を図るために、災害時又は不具合の発生時に自社の製品の製造に関係するサプライヤを知りたいというニーズがある。
【0003】
製品に組み込まれた部品に関する情報を取得する技術として、例えば特開2023-35112号公報(特許文献1)に記載の技術がある。
【0004】
特許文献1には、「ソフトウェアで動作する部品を組み込んで完成品を製造する製造企業にて、完成品および部品に関する情報と、製造企業に部品を提供する提供企業と契約したソフトウェアに関するデータの開示範囲とを管理する製品ライフサイクル管理システムと、提供企業にて、開示範囲と、ソフトウェアに関するデータであるソフトウェア関連データと、を管理する製品ライフサイクル管理システムとを有し、製品ライフサイクル管理システムが、開示範囲内でソフトウェア関連データの開示を製品ライフサイクル管理システムに要求し、製品ライフサイクル管理システムが、要求されたソフトウェア関連データが開示範囲内であれば、そのソフトウェア関連データを製品ライフサイクル管理システムに送信する。」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-35112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
製品を製造している企業は、自社の製品に組み込む部品のうち、自社が直接購入している部品については、そのサプライヤ(いわゆるTier1のサプライヤ)に関する情報を取得できる。しかし、そのTier1のサプライヤの部品に組み込まれる部品又は材料を供給するさらに上流のサプライヤ(いわゆるTier2以降のサプライヤ)に関する情報は、通常は取得できない。このため、サプライチェーンの上流において、災害等のリスクの影響が大きいサプライヤを特定することができない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題の少なくとも一つを解決するために、本発明は、トレーサビリティ情報作成支援システムであって、プロセッサと、記憶装置と、を備え、前記記憶装置は、物品と、当該物品を構成する物品及びそのサプライヤとの関係を学習したモデルを保持し、前記プロセッサは、物品と、当該物品を構成する少なくとも一つの物品及びそのサプライヤとの関係を示すトレーサビリティ情報の入力を受け付け、前記モデルを使用して、前記入力されたトレーサビリティ情報において不足している1以上の物品及びそのサプライヤを推定し、前記推定された1以上の物品及びそのサプライヤをユーザによる確認のために出力し、前記ユーザによって確認された1以上の物品及びそのサプライヤを確定したトレーサビリティ情報として前記記憶装置に格納し、前記確定したトレーサビリティ情報を学習することによって前記モデルを更新することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、自社が直接には把握できないサプライヤの情報も含めたトレーサビリティ情報の作成が支援される。
【0009】
上記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例1に係るシステム全体の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施例1に係るシステム内部の構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施例1に係るシステムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本発明の実施例1に係るシステムの処理の概要の一例を示す説明図である。
本発明の実施例1に係るシステムが保持するトレーサビリティ情報の形式の一例を示す説明図である。
本発明の実施例1に係るシステムが保持するトレーサビリティ情報の形式の別の例を示す説明図である。
本発明の実施例1に係るトレーサビリティ情報作成支援装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施例1に係るトレーサビリティ情報作成支援装置の処理の第1の具体例を示すフローチャートである。
本発明の実施例1に係るトレーサビリティ情報作成支援装置の処理の第2の具体例を示すフローチャートである。
本発明の実施例1に係るサプライヤリスク評価装置の処理の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施例1に係るサプライヤリスク評価装置の処理の一例を示す説明図である。
本発明の実施例1に係る情報端末が表示する画面の一例を示す説明図である。
本発明の実施例2に係るシステム内部の構成の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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