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公開番号
2025176766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083062
出願日
2024-05-22
発明の名称
車載機器用収納体
出願人
株式会社ニフコ
代理人
個人
主分類
B60R
11/02 20060101AFI20251128BHJP(車両一般)
要約
【課題】カバーが車載機器を覆った状態を、カバーとブラケットとの嵌合性に依存することなく、安定的に維持可能とする。
【解決手段】カバー3は、ブラケット2に対し第1方向xに沿った第1往動操作により取り付け可能で、かつ、第1復動操作により取り外し可能に構成された第1カバー体4と、第1カバー体4に対し第1方向xに交叉する第2方向yに沿った第2往動操作により取り付け可能で、かつ、第2復動操作により取り外し可能に構成された第2カバー体と5から構成されている。第1カバー体4には、ブラケット2に形成された被受容部21を第1往動操作の終了位置において受容・保持する受容部31を備えさせている。第2カバー体5を第1カバー体4に取り付けた状態において、受容部31からの被受容部21の抜け出しを阻止する。
【選択図】図19
特許請求の範囲
【請求項1】
車体側に取り付けられて車載機器を保持するブラケットと、
前記ブラケットに組み合わされて前記ブラケットとの間に前記車載機器の収容空間を形成させるカバーとからなる、車載機器用収納体であって、
前記カバーは、
前記ブラケットに対し第1方向に沿った第1往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第1往動操作と逆向きの第1復動操作により前記ブラケットから取り外し可能に構成された第1カバー体と、
前記第1カバー体に対し前記第1方向に交叉する第2方向に沿った第2往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第2往動操作と逆向きの第2復動操作により前記第1カバー体から取り外し可能に構成された第2カバー体とから構成されており、
前記第1カバー体には、前記ブラケットに形成された被受容部を前記第1往動操作により受容する受容部を備えさせており、
前記第2カバー体を前記第1カバー体に取り付けた状態において、前記受容部からの前記被受容部の抜け出しを阻止するようにしてなる、車載機器用収納体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
車体側に取り付けられて車載機器を保持するブラケットと、
前記ブラケットに組み合わされて前記ブラケットとの間に前記車載機器の収容空間を形成させるカバーとからなる、車載機器用収納体であって、
前記ブラケットに対し第1方向に沿った第1往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第1往動操作と逆向きの第1復動操作により前記ブラケットから取り外し可能に構成された第1カバー体と、
前記第1カバー体に対し前記第1方向に交叉する第2方向に沿った第2往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第2往動操作と逆向きの第2復動操作により前記第1カバー体から取り外し可能に構成された第2カバー体とから構成されており、
前記第1カバー体には、前記ブラケットに形成された被受容部を前記第1往動操作により受容する受容部を備えさせており、
前記第2カバー体には、前記第2往動操作の終了位置において前記受容部との間で前記被受容部を前記第1方向において挟む規制部を備えさせてなる、車載機器用収納体。
【請求項3】
前記被受容部を、頭部と頸部とを有し、この頸部を前記受容部に受容させるように構成させてなる、請求項2に記載の車載機器用収納体。
【請求項4】
前記第1カバー体における前記受容部の形成位置とは異なる位置に、前記第1往動操作の終了位置において、前記ブラケットの嵌合部に嵌合される一又は二以上の被嵌合部を備えさせてなる、請求項2に記載の車載機器用収納体。
【請求項5】
前記第1カバー体における前記受容部の形成位置とは異なる位置に、前記第1往動操作の過程で、前記ブラケットの嵌合部にこの嵌合部側の弾性変形によって受容される一又は二以上の被嵌合部を備えさせてなる、請求項2に記載の車載機器用収納体。
【請求項6】
前記嵌合部は、前記第1往動操作の過程において、前記被嵌合部の一側部に接する押さえ片と、前記被嵌合部における前記一側部と反対の他側部に接する弾性片とを備えており、前記弾性片の弾性変形によって前記第1往動操作の過程で前記被嵌合部を受容するようにしてなる、請求項5に記載の車載機器用収納体。
【請求項7】
前記被嵌合部に、前記第1往動操作の終了位置における前記嵌合部の弾性復帰によって前記第1復動操作に所定の抵抗を生じさせるように前記嵌合部側に係合される係合部を形成させてなる、請求項5に記載の車載機器用収納体。
【請求項8】
前記ブラケットに、前記嵌合部の側方にあって、前記第1往動操作の終了位置において前記嵌合部から前記被嵌合部を抜け出させる向きの前記嵌合部の弾性変形を抑制する抑制部を形成させてなる、請求項5に記載の車載機器用収納体。
【請求項9】
前記カバー体を前記第1方向に直交する向きにおいて二分する前記第1方向に沿った仮想の中心線を挟んだ両側にそれぞれ、前記受容部を備えさせてなる、請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の車載機器用収納体。
【請求項10】
前記第2カバー体に、前記ブラケットに一端を固定されて垂下されるステーに支持されて前記カバー下に位置づけられるバックミラーにおける前記ステーの通過部を形成させてなる、請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の車載機器用収納体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、車載カメラなどの車載機器を車体側に保持させるために用いられる車載機器用収納体の改良に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
カメラ本体を車両に固定するブラケットに設けられた被係止部に対する係止部を備えたカバー本体と、このカバー本体に係合可能に組み合わされたスライド部とを備えたカバーとして、特許文献1に示されるものがある。
【0003】
特許文献1のものでは、カバー本体はブラケットに斜め前方下側から斜め後方上側方向に向けたスライド移動により前記被係止部に前記係止部を挿入して取り付けられる(特許文献1の段落番号0045)。
また、特許文献1のものでは、この後、スライド部を後方に移動させ、スライド部をカバー本体に本止めさせると共に、スライド部をブラケットに嵌合させることで、カバーを車載カメラを覆う位置に保持するようにしている(特許文献1の段落番号0045、0046)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-34235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のものでは、カバー本体及びスライド部はいずれも後方に向けた移動によりブラケットに嵌合する。カバーを車載カメラを覆う位置に安定的に保持させるためには、前記嵌合の嵌合性を高めることとなるが、単純にかかる嵌合性を高めてしまうと、カバーの取り付け、及び、取り外しに要する力が過大となりやすく、これらの作業性を低下させる一因となる。
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の車載機器用の収納体において、これを構成するカバーが車載機器を覆った状態を、かかるカバーと車載機器を保持するブラケットとの嵌合性に依存することなく、安定的に維持可能とする新たな構造を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、第一の観点から、車載機器用収納体を、
車体側に取り付けられて車載機器を保持するブラケットと、
前記ブラケットに組み合わされて前記ブラケットとの間に前記車載機器の収容空間を形成させるカバーとからなる、車載機器用収納体であって、
前記カバーは、
前記ブラケットに対し第1方向に沿った第1往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第1往動操作と逆向きの第1復動操作により前記ブラケットから取り外し可能に構成された第1カバー体と、
前記第1カバー体に対し前記第1方向に交叉する第2方向に沿った第2往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第2往動操作と逆向きの第2復動操作により前記第1カバー体から取り外し可能に構成された第2カバー体とから構成されており、
前記第1カバー体には、前記ブラケットに形成された被受容部を前記第1往動操作により受容する受容部を備えさせており、
前記第2カバー体を前記第1カバー体に取り付けた状態において、前記受容部からの前記被受容部の抜け出しを阻止するようにしてなる、ものとした。
【0007】
ブラケットに対し第1カバー体は第1方向に沿った第1往動操作により取り付けられ、第1復動操作により取り外し可能となるが、第2カバー体は第1カバー体に第1方向に交叉する第2方向に沿った第2往動操作により取り付けられ第2復動操作により取り外し可能となっていることから、第1方向に沿った力が単純に作用されても、第2カバー体は第1カバー体から外れ難く、したがって、第1カバー体とブラケットとの組み合わせ状態は取り付け時に第1カバー体とブラケット体とが簡単に分離しないように両者が嵌まり合う箇所での嵌合性を高めなくても安定的に維持される。ブラケットからカバーを取り外すときは、第1カバー体から第2カバー体を第2復動操作により取り外した状態から、第1カバー体を第1復動操作することでなされるが、取り付け時に第1カバー体とブラケット体とが嵌まり合う箇所での嵌合性を高めなくても良いことから、第1復動操作に過大な力を作用させる必要がなく、ブラケットからのカバーの取り外しは第1カバー体からの第2カバー体の取り外しを契機としてスムースに行える。
【0008】
また、前記課題を達成するために、この発明にあっては、第二の観点から、車載機器用収納体を、
車体側に取り付けられて車載機器を保持するブラケットと、
前記ブラケットに組み合わされて前記ブラケットとの間に前記車載機器の収容空間を形成させるカバーとからなる、車載機器用収納体であって、
前記ブラケットに対し第1方向に沿った第1往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第1往動操作と逆向きの第1復動操作により前記ブラケットから取り外し可能に構成された第1カバー体と、
前記第1カバー体に対し前記第1方向に交叉する第2方向に沿った第2往動操作により取り付け可能で、かつ、前記第2往動操作と逆向きの第2復動操作により前記第1カバー体から取り外し可能に構成された第2カバー体とから構成されており、
前記第1カバー体には、前記ブラケットに形成された被受容部を前記第1往動操作により受容する受容部を備えさせており、
前記第2カバー体には、前記第2往動操作の終了位置において前記受容部との間で前記被受容部を前記第1方向において挟む規制部を備えさせてなる、ものとした。
【0009】
前記被受容部を、頭部と頸部とを有し、この頸部を前記受容部に受容させるように構成させることが、この発明の態様の一つとされる。
【0010】
また、前記第1カバー体における前記受容部の形成位置とは異なる位置に、前記第1往動操作の終了位置において、前記ブラケットの嵌合部に嵌合される一又は二以上の被嵌合部を備えさせることが、この発明の態様の一つとされる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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