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公開番号2025175186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025159460,2023172602
出願日2025-09-25,2017-08-01
発明の名称不織布製造用ポリアミドイミド樹脂組成物
出願人株式会社レゾナック
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/4334 20120101AFI20251120BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】 NMPと同等にポリアミドイミド樹脂を溶解可能であり、乾燥性に優れた有機溶媒を含み、かつ優れた耐熱性を有する不織布の製造に好適に使用できるポリアミドイミド樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】 (A)数平均分子量が20,000以上のポリアミドイミド樹脂と、(B)ジメチルアセトアミドとを含む、不織布製造用アミドイミド樹脂組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)数平均分子量が20,000以上のポリアミドイミド樹脂と、(B)ジメチルアセトアミドとを含む、不織布製造用アミドイミド樹脂組成物。
続きを表示(約 54 文字)【請求項2】
請求項1に記載の不織布製造用アミドイミド樹脂組成物を用いて形成された不織布。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、ポリアミドイミド樹脂組成物に関し、より詳細には、不織布の製造に好適に使用できるポリアミド樹脂組成物に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
不織布は、様々な分野で使用することができ、例えば、電池用セパレーター、各種フィルターとして使用されている。不織布は、例えば、その用途及び使用目的に応じて選択された材料を用いる紡糸工程を経て製造される。例えば、電池用セパレーターの用途では、優れた耐熱性が要求される。また、高温環境下で使用されるフィルターの用途においても、優れた耐熱性が要求され、これらの使用形態の多様化から耐熱性のさらなる向上が望まれている。これに対し、優れた耐熱性を有し、かつ耐薬品性及び耐溶剤性にも優れるポリアミドイミド樹脂が繊維材料又は不織布材料として注目されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4797863号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ポリアミドイミド樹脂の良溶媒としてN-メチル-2-ピロリドン(NMP)が広く使用されているが、近年、環境保全及び安全衛生の観点から、NMPの使用に関する規制が厳しくなっている。また、NMPは、沸点が200℃以上と高いことから、乾燥性が悪く、紡糸後の繊維のべたつき、さらに不織布製造時には繊維同士の溶着ムラなどの不具合が生じやすい。したがって、NMPと同等にポリアミドイミド樹脂を溶解可能でありながら、比較的低い温度で良好な乾燥性が得られる有機溶媒を使用した、不織布の製造に適したポリアミドイミド樹脂組成物が望まれている。
【0005】
ポリアミドイミド樹脂を溶解可能であり、かつ比較的低い沸点を有する有機溶媒として、ジメチルアセトアミド(DMAC)、ジメチルホルムアミド(DMF)等がある。しかし、DMAC、DMF等の有機溶媒を用いて合成して得たポリアミドイミド樹脂は、NMPを用いて合成して得たポリアミドイミド樹脂と比較して、機械的強度、耐熱性などの特性が低くなる傾向がある。一方、一般的に、ポリアミドイミド樹脂の耐熱性を高めると、樹脂の溶解性が低下しやすい傾向があり、耐熱性と溶解性とのバランスを調整することは難しい。そのため、ポリアミドイミド樹脂溶液を使用して繊維及び不織布を製造する場合、ポリアミドイミド樹脂の耐熱性を高めると、樹脂の溶解性が低下しやすいことから、紡糸時に不具合が生じやすい。このようなことから、耐熱性に優れた不織布の実現に向けて、ポリアミドイミド樹脂組成物のさらなる開発が望まれている。
【0006】
したがって、本発明の実施形態は、NMPと同等にポリアミドイミド樹脂を溶解可能であり、乾燥性に優れた有機溶媒を含み、かつ優れた耐熱性を有する不織布の製造に好適に使用できるポリアミドイミド樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
不織布は、紡糸によって得た繊維を、織らずに、絡み合わせてシート状に成形したものであり、成形は、熱を加えるか、機械的又は化学的な処理を加えることによって実施される。本発明者らは、種々の検討の中で、耐熱性を有する不織布を構成するためには、繊維材料に使用する樹脂として、270℃以上のガラス転移温度(Tg)を有する樹脂が好適であることを見出した。そして、数平均分子量が20,000以上のポリアミドイミド樹脂と、ジメチルアセトアミドとを含む樹脂組成物を構成することによって、耐熱性と溶解性との良好なバランスを得ることができ、不織布の製造に好適に使用できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明の実施形態は、(A)数平均分子量が20,000以上のポリアミドイミド樹脂と、(B)ジメチルアセトアミドとを含む、不織布製造用ポリアミドイミド樹脂組成物に関する。
他の実施形態は、上記ポリアミドイミド樹脂組成物を用いて形成された不織布に関する。
【発明の効果】
【0009】
本実施形態によれば、優れた耐熱性が要求される不織布の製造に好適に使用できるポリアミドイミド樹脂組成物を提供することができる。上記ポリアミドイミド樹脂組成物は、溶媒としてジメチルアセトアミドを含むため、環境保全及び安全衛生の観点でも好ましい。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
1.ポリアミドイミド樹脂組成物
電池用セパレーター、燃料排ガスフィルター等の高温環境下で使用される耐熱フィルターの用途に不織布を使用する場合、充分な耐熱性を得る観点から、樹脂は270℃以上のガラス転移温度(Tg)を有することが好ましい。なお、本明細書で記載するTgは、TMA(Thermal Mechanical Analysis)法に従い測定して得た値を意味し、詳細は実施例で後述する。樹脂のTgは、275℃以上がより好ましく、280℃以上がさらに好ましい。
これに対し、一実施形態において、ポリアミドイミド樹脂組成物は、(A)数平均分子量が20,000以上のポリアミドイミド樹脂と、(B)溶媒としてジメチルアセトアミドとを少なくとも含む。上記実施形態のポリアミドイミド樹脂組成物によれば、数平均分子量が20,000以上のポリアミドイミド樹脂を使用することで、270℃以上のTgを得ることが容易であり、かつジメチルアセトアミドへの優れた溶解性を得ることもできる。そのため、上記ポリアミドイミド樹脂組成物を使用して、耐熱性に優れた不織布を効率良く製造することができる。不織布は、例えば、電池用セパレーター、及び耐熱フィルター等の高い耐熱性が要求される用途に好適に使用できる。以下、ポリアミドイミド樹脂組成物の構成成分について、説明する。以下の説明では、ポリアミドイミド樹脂組成物を「樹脂組成物」と称すこともある。
(【0011】以降は省略されています)

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