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公開番号2025174495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080907
出願日2024-05-17
発明の名称感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムおよび感情推定システム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A61B 5/16 20060101AFI20251120BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】感情推定処理を早期に開始することができる感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムおよび感情推定システムを提供すること。
【解決手段】本願に係る感情推定装置は、キャリブレーションにより調整された推定条件に基づき、感情推定対象者における生体状態に関する感情指標値から感情推定を行う感情推定装置であって、コントローラを有し、コントローラは、キャリブレーション時に、検出された感情指標値の時系列データの特徴である特異点情報を抽出して記憶し、感情推定時に、検出された感情指標値の時系列データにおける特異点情報に対応する対応情報を抽出し、特異点情報と対応情報との差に応じて感情推定を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
キャリブレーションにより調整された推定条件に基づき、感情推定対象者における生体状態に関する感情指標値から感情推定を行う感情推定装置であって、コントローラを有し、
前記コントローラは、
キャリブレーション時に、検出された感情指標値の時系列データの特徴である特異点情報を抽出して記憶し、感情推定時に、検出された感情指標値の時系列データにおける特異点情報に対応する対応情報を抽出し、前記特異点情報と前記対応情報との差に応じて感情推定を行う
感情推定装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記特異点情報と前記対応情報との差に応じて検出された感情指標値を補正し、補正した前記感情指標値に基づき感情推定を行う
請求項1に記載の感情推定装置。
【請求項3】
前記特異点情報および前記対応情報は、感情指標値の時系列データにおける振れ幅である
請求項1または請求項2に記載の感情推定装置。
【請求項4】
感情指標値が正側領域に位置する場合に第1感情状態と判定し、
感情指標値が負側領域に位置する場合に第2感情状態と判定し、
感情指標値が前記正側領域と前記負側領域の間のニュートラル領域に位置する場合に感情不定状態と判定する感情推定装置であって、
前記コントローラは、
キャリブレーション時に、ニュートラル領域決定方法を用いて検出された感情指標値の時系列データに基づき前記ニュートラル領域を規定するニュートラル領域閾値を決定し、感情推定時に、前記ニュートラル領域決定方法を用いて検出された感情指標値の時系列データに基づき比較用領域を規定する比較用領域閾値を決定し、前記ニュートラル領域閾値と前記比較用領域閾値との差に応じて検出された感情指標値を補正し、補正した前記感情指標値に基づき感情推定を行う
請求項1または請求項2に記載の感情推定装置。
【請求項5】
前記コントローラは、
補正した前記時系列データに基づき前記特異点情報を更新する
請求項1または請求項2に記載の感情推定装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記キャリブレーション時に、前記感情推定対象者が特殊タスクを行った際の前記感情指標値から前記特異点情報を抽出する
請求項1または請求項2に記載の感情推定装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記感情指標値を、感情推定対象者の顔画像情報から感情指標値を推定するAIモデルにより生成する
請求項1または請求項2に記載の感情推定装置。
【請求項8】
前記コントローラは、
感情推定対象者の顔画像情報から生体状態を推定するAIモデルにより生体状態を推定し、推定した前記生体状態に基づき前記感情指標値を算出する
請求項1または請求項2に記載の感情推定装置。
【請求項9】
キャリブレーションにより調整された推定条件に基づき、感情推定対象者における生体状態に関する感情指標値から感情推定を行う感情推定方法であって、
キャリブレーション時に、検出された感情指標値の時系列データの特徴である特異点情報を抽出して記憶し、感情推定時に、検出された感情指標値の時系列データにおける特異点情報に対応する対応情報を抽出し、前記特異点情報と前記対応情報との差に応じて感情推定を行う
感情推定方法。
【請求項10】
キャリブレーションにより調整された推定条件に基づき、感情推定対象者における生体状態に関する感情指標値から感情推定を行う感情推定プログラムであって、
キャリブレーション時に、検出された感情指標値の時系列データの特徴である特異点情報を抽出して記憶し、感情推定時に、検出された感情指標値の時系列データにおける特異点情報に対応する対応情報を抽出し、前記特異点情報と前記対応情報との差に応じて感情推定を行う
感情推定プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムおよび感情推定システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、対象者から測定した生体データに基づいて感情の指標値を算出し、算出した指標値から対象者の感情を推定する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の技術では、個人差・周囲環境差により生体データの表れ方が変動し、それに伴って指標値がバラついてしまうため、感情推定に用いる閾値を変動に合わせて調整するキャリブレーションが必要となる。例えば、特許文献1では、感情の変化を特定できるタスクを対象者に実行させ、タスク実行時の生体データに基づいてキャリブレーションを行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-071507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、感情推定処理を開始する前に毎回キャリブレーションを行って閾値を設定する必要があるため、感情推定処理を開始するまでに毎回時間を要してしまう。
【0005】
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、感情推定処理を早期に開始することができる感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムおよび感情推定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に係る感情推定装置は、キャリブレーションにより調整された推定条件に基づき、感情推定対象者における生体状態に関する感情指標値から感情推定を行う感情推定装置であって、コントローラを有し、前記コントローラは、キャリブレーション時に、検出された感情指標値の時系列データの特徴である特異点情報を抽出して記憶し、感情推定時に、検出された感情指標値の時系列データにおける特異点情報に対応する対応情報を抽出し、前記特異点情報と前記対応情報との差に応じて感情推定を行う。
【発明の効果】
【0007】
本開示では、事前に感情指標値の特異点情報を抽出しておき、次回以降は、キャリブレーションを行わずに、特異点情報を元に閾値等の調整すべき値の設定を行って感情推定処理を行う。従って、本開示によれば、次回以降はキャリブレーションを行うことなく閾値等を設定できるため、感情推定処理を早期に開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にて想定される車両と人物との関係を示す図である。
図2は、車載システムの概略ブロック図を示す図である。
図3は、感情推定に関わる二次元モデルの一例を示す図である。
図4は、ニュートラル領域を説明するための図である。
図5は、実施形態に係る感情推定装置の構成例を示す図である。
図6は、心理平面テーブルの一例を示す図である。
図7は、心理平面テーブルの一例を示す図である。
図8は、特殊タスクテーブルの一例を示す図である。
図9は、ニュートラル領域テーブルの一例を示す図である。
図10は、第1タスクおよび第2タスクの実行時における生理反応の指標値の時間変化を模式的に示した図である。
図11は、生理反応の時間変化を模式的に示す図である。
図12は、ニュートラル領域の推定された上限値の時間変化を示す模式図である。
図13は、特異点情報の一例を示す図である。
図14は、初回キャリブレーション処理の処理手順を示すフローチャートである。
図15は、次回以降の感情推定処理の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、感情推定装置、感情推定方法、感情推定プログラムおよび感情推定システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
<<実施形態>>
本発明の実施形態を説明する。実施形態において人物の感情を推定する技術を説明する。図1は、実施形態にて想定される車両V1と人物U1との関係を示す図である。人物U1は感情推定の対象者であり、以下、対象者U1と称される。車両V1は任意の種類の車両である。ここでは車両V1は路面上を走行する自動車等であるとする。対象者U1は車両V1の乗員である。本実施形態では対象者U1が車両V1の運転者であることを想定する。以下、単に運転者といった場合、それは車両V1の運転者(故に対象者U1)を指すものとする。但し、対象者U1は運転者以外の乗員(即ち車両V1の同乗者)であっても良い。人物U1を対象者U1と称することに合わせて車両V1は対象車両V1と称され得る。車両V1に対し車載システムSYSが搭載される。車載システムSYSは、感情推定システムの一例である。
(【0011】以降は省略されています)

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