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公開番号2025174161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024080270
出願日2024-05-16
発明の名称設計製造支援装置、設計製造支援方法、及びプログラム
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人湘洋特許事務所
主分類G06F 30/20 20200101AFI20251120BHJP(計算;計数)
要約【課題】設計チェック工程におけるチェック漏れを低減する。
【解決手段】設計製造支援装置は、製品の設計データに含まれる設計情報、及び部品名を認識する設計情報認識部と、過去の不具合・エラーに関する情報が蓄積された不具合・エラー情報データベースと、前記設計データから認識された設計情報、及び部品名を前記不具合・エラー情報データベースに照らし合わせてユーザによる要確認個所を抽出する要確認個所抽出部と、設計データに基づく前記製品の画像をUI画面に表示するとともに、抽出された前記要確認個所を前記製品の前記画像に重畳して表示するUI制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
製品の設計データに含まれる設計情報、及び部品名を認識する設計情報認識部と、
過去の不具合・エラーに関する情報が蓄積された不具合・エラー情報データベースと、
前記設計データから認識された設計情報、及び部品名を前記不具合・エラー情報データベースに照らし合わせてユーザによる要確認個所を抽出する要確認個所抽出部と、
設計データに基づく前記製品の画像をＵＩ(User Interface)画面に表示するとともに、抽出された前記要確認個所を前記製品の前記画像に重畳して表示するＵＩ制御部と、
を備える設計製造支援装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
請求項１に記載の設計製造支援装置であって、
前記要確認個所抽出部は、抽出した前記要確認個所がユーザの視点から視認できるか否かの視認性を評価し、
前記ＵＩ制御部は、抽出された前記要確認個所のうち、前記ユーザの視点から視認できないと評価した前記要確認個所を前記ユーザの視点から視認できると評価した前記要確認個所と区別可能に表示する
設計製造支援装置。
【請求項３】
請求項１に記載の設計製造支援装置であって、
前記ＵＩ制御部は、前記ＵＩ画面に前記要確認個所に関する確認内容を表す情報を表示する
設計製造支援装置。
【請求項４】
請求項１に記載の設計製造支援装置であって、
設計ルールを保持する設計ルールデータベースと、
前記設計ルールデータベースを参照し、前記要確認個所が前記設計ルールを満たしているか否かを判定する設計評価部と、を備え、
前記ＵＩ制御部は、前記ＵＩ画面に前記設計評価部による判定結果を表示する
設計製造支援装置。
【請求項５】
請求項１に記載の設計製造支援装置であって、
前記ＵＩ制御部は、ネットワークを介して接続された端末装置に前記ＵＩ画面を表示する
設計製造支援装置。
【請求項６】
設計製造支援装置による設計製造支援方法であって、
製品の設計データに含まれる設計情報、及び部品名を認識する設計情報認識ステップ、
過去の不具合・エラーに関する情報が蓄積された不具合・エラー情報データベースと、
前記設計データから認識された設計情報、及び部品名を、過去の不具合・エラーに関する情報が蓄積された不具合・エラー情報データベースに照らし合わせてユーザによる要確認個所を抽出する要確認個所抽出ステップと、
設計データに基づく前記製品の画像をＵＩ画面に表示するとともに、抽出された前記要確認個所を前記製品の前記画像に重畳して表示するＵＩ制御ステップと、
を含む設計製造支援方法。
【請求項７】
請求項６に記載の設計製造支援方法であって、
抽出した前記要確認個所がユーザの視点から視認できるか否かの視認性を評価する視認性評価ステップを、含み、
前記ＵＩ制御ステップは、抽出された前記要確認個所のうち、前記ユーザの視点から視認できないと評価した前記要確認個所を前記ユーザの視点から視認できると評価した前記要確認個所と区別可能に表示する
設計製造支援方法。
【請求項８】
請求項６に記載の設計製造支援方法であって、
前記ＵＩ制御ステップは、前記ＵＩ画面に前記要確認個所に関する確認内容を表す情報を表示する
設計製造支援方法。
【請求項９】
請求項６に記載の設計製造支援方法であって、
設計ルールを保持する設計ルールデータベースを参照し、前記要確認個所が前記設計ルールを満たしているか否かを判定する設計評価ステップ、を含み、
前記ＵＩ制御ステップは、前記ＵＩ画面に前記設計評価部による判定結果を表示する
設計製造支援方法。
【請求項１０】
コンピュータを、
製品の設計データに含まれる設計情報、及び部品名を認識する設計情報認識部と、
過去の不具合・エラーに関する情報が蓄積された不具合・エラー情報データベースと、
前記設計データから認識された設計情報、及び部品名を前記不具合・エラー情報データベースに照らし合わせてユーザによる要確認個所を抽出する要確認個所抽出部と、
設計データに基づく前記製品の画像をＵＩ画面に表示するとともに、抽出された前記要確認個所を前記製品の前記画像に重畳して表示するＵＩ制御部と、
して機能させるプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、設計製造支援装置、設計製造支援方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
製品の設計においては、ＣＡＤ(Computer Aided Design)（３Ｄ(dimensions)-ＣＡＤを含む）を用いて製品の形状を検討・設計し、製品の品質を評価することが広く行われている。そして、実際の製造に入る前には、ＣＡＤを用いて設計した形状の製造が実際に可能であるか否かを設計者等が確認する設計チェックが実行される。
【０００３】
設計チェックに関し、例えば特許文献１には「第１製品の指摘箇所における第１部品間隙間に関する第１隙間情報を取得し、取得された前記第１隙間情報と前記指摘箇所に関する指摘箇所情報とを対応付け、第２製品における第２部品間隙間に関する第２隙間情報を取得し、取得された前記第２隙間情報に類似する前記第１隙間情報を検索し、検索された前記第１隙間情報に対応する前記指摘箇所情報を出力する設計支援方法」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１８－１８０５７８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載の技術によれば、過去の製品における指摘箇所の情報を新製品の類似箇所に対応付けて出力できる。しかながら、例えば、設計者等が製品の立体画像では視認しにくい位置の製造情報や、確認漏れが発生し易い部品が多い個所の内容の確認を支援する機能はない。このため、設計者等によるチェック漏れが発生し、製造工程から設計工程への手戻りを発生させる要因となっている。
【０００６】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、設計チェックにおけるチェック漏れを低減できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
【０００８】
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る設計製造支援装置は、製品の設計データに含まれる設計情報、及び部品名を認識する設計情報認識部と、過去の不具合・エラーに関する情報が蓄積された不具合・エラー情報データベースと、前記設計データから認識された設計情報、及び部品名を前記不具合・エラー情報データベースに照らし合わせてユーザによる要確認個所を抽出する要確認個所抽出部と、設計データに基づく前記製品の画像をＵＩ(User Interface)画面に表示するとともに、抽出された前記要確認個所を前記製品の前記画像に重畳して表示するＵＩ制御部と、を備える。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、設計チェックにおけるチェック漏れを低減できる。
【００１０】
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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