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公開番号2025173542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079100
出願日2024-05-15
発明の名称撮影システム、撮影装置及び撮影方法
出願人HMS株式会社
代理人
主分類H04N 23/67 20230101AFI20251120BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高い精度で効率的に撮影対象に焦点を合わせることができる撮影システム、撮影装置及び撮影方法を提供する。
【解決手段】本開示は、対象領域を撮影する撮影システムであって、前記対象領域を撮影する撮像部と、前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する、撮影システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
対象領域を撮影する撮影システムであって、
前記対象領域を撮影する撮像部と、
前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、
前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、
前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する、撮影システム。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記撮像部は、水平方向及び垂直方向に撮影方向を変更可能なPTZカメラである、請求項１に記載の撮影システム。
【請求項３】
前記距離検出部は、レーザー距離計である、請求項１又は２に記載の撮影システム。
【請求項４】
前記撮像部及び前記距離検出部は、前記撮像部の撮影方向と、前記前記距離検出部の検出方向とが実質的に一致するように配置される、請求項１又は２に記載の撮影システム。
【請求項５】
前記距離検出部の検出方向は、前記撮像部の撮影方向の変化に同期して変化する、請求項４に記載の撮影システム。
【請求項６】
前記記憶部には、前記撮像部の撮影方向の情報と、前記小領域の情報とが関連付けて記憶される、請求項１又は２に記載の撮影システム。
【請求項７】
前記距離検出部は、所定期間ごとに前記対象領域の距離検出を実行し、前記記憶部の情報を更新する、請求項１又は２に記載の撮影システム。
【請求項８】
前記判定部は、所定期間の前記画像データから推定した所定の移動体の移動速度及び移動方向の少なくとも何れかに基づいて、前記特定現象の発生有無を判定する、請求項１又は２に記載の撮影システム。
【請求項９】
対象領域を撮影する撮影装置であって、
前記対象領域を撮影する撮像部と、
前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、
前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、
前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する、撮影装置。
【請求項１０】
撮影システムを用いて対象領域を撮影する撮影方法であって、
前記撮影システムは、
前記対象領域を撮影する撮像部と、
前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、
前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、
前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する、撮影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、撮影システム、撮影装置及び撮影方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、カメラを用いて対象者（人物・自動車など）を追従・識別する技術が知られている（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１１－６９３４２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
カメラを用いた監視は、例えば、オペレーターによってPTZカメラ（パン・チルト・ズームカメラ）の向きやズーム倍率を調整した上で、ピント合わせをカメラのAF機能（オートフォーカス）によって自動的に行うことができる。
【０００５】
しかしながら、広い監視範囲の中で瞬間的に対象者にピント合わせることは困難であり、焦点が合うまでに時間かかるため、ピント調整の精度も低下し、対象者の画像がぼやけてしまうことが多かった。
【０００６】
そこで、本開示は上記技術課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高い精度で効率的に撮影対象に焦点を合わせることができる撮影システム、撮影装置及び撮影方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示における撮影システムは、対象領域を撮影する撮影システムであって、
前記対象領域を撮影する撮像部と、
前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、
前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、
前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する。
【０００８】
本開示における撮影装置は、対象領域を撮影する撮影装置であって、
前記対象領域を撮影する撮像部と、
前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、
前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、
前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する。
【０００９】
本開示における撮影方法は、撮影システムを用いて対象領域を撮影する撮影方法であって、
前記撮影システムは、
前記対象領域を撮影する撮像部と、
前記対象領域の所定位置までの距離を検出する距離検出部と、
前記距離検出部で検出した距離データを、前記対象領域を複数に分割した小領域の位置情報に関連付けて記憶する記憶部と、
前記撮像部で取得した画像データを解析して、前記対象領域における予め定められた特定現象の発生有無及び発生位置を判定する判定部と、
前記撮像部の焦点距離を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記特定現象が発生したことを前記判定部が判定した場合に、該特定現象が発生した前記小領域に関連付けられた前記距離データに基づいて、前記撮像部の焦点距離を制御する。
【発明の効果】
【００１０】
本開示によれば、高い精度で効率的に撮影対象に焦点を合わせることができる撮影システム、撮影装置及び撮影方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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