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公開番号2025172445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024077955
出願日2024-05-13
発明の名称天体撮像装置、天体撮像方法および天体撮像プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 1/00 20060101AFI20251118BHJP(計算;計数)
要約【課題】撮像画像から人工物を除去する精度を高めることができる天体撮像装置、天体撮像方法および天体撮像プログラムを提供する。
【解決手段】観測対象の天体を撮像する撮像手段の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像手段の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定する飛翔体特定手段と、飛翔体特定手段が特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、撮像手段が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理を行う画像処理手段と、画像処理手段による画像処理結果を示す情報を出力する出力手段とを含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項１】
観測対象の天体を撮像する撮像手段の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像手段の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定する飛翔体特定手段と、
前記飛翔体特定手段が特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、前記撮像手段が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理を行う画像処理手段と、
画像処理手段による画像処理結果を示す情報を出力する出力手段とを備える
ことを特徴とする天体撮像装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記画像処理手段は、互いに異なる時刻に同一撮像画角で撮像された複数の撮像画像において飛翔体の予測軌道に対応する予測軌道領域を設定し、予測軌道領域に飛翔体が含まれる第１撮像画像の予測軌道領域に、予測軌道領域に飛翔体が含まれない第２撮像画像の予測軌道領域を重ね合わせる
請求項１記載の天体撮像装置。
【請求項３】
前記画像処理手段は、前記第２撮像画像の予測軌道領域に含まれる観測対象の天体の位置を前記第１撮像画像の撮像時刻時点の位置に補正する
請求項２記載の天体撮像装置。
【請求項４】
前記第２撮像画像は、前記第１撮像画像が撮像された後に撮像される
請求項２または請求項３記載の天体撮像装置。
【請求項５】
前記飛翔体特定手段が特定した飛翔体に基づいて、撮像画像から飛翔体を除去する画像処理に要する複数の撮像画像を撮像するのに最適な最適撮像時間を特定する最適撮像時間特定手段を備え、
前記撮像手段は、基準時刻から前記最適撮像時間特定手段が特定した最適撮像時間が経過するまで観測対象の天体を撮像する
請求項１または請求項２記載の天体撮像装置。
【請求項６】
前記画像処理手段による画像処理結果に基づいて算出した最適撮像時間を示す情報を最適撮像時間記憶部に登録する最適撮像時間登録手段を備え、
前記最適撮像時間特定手段は、前記最適撮像時間記憶部に登録された情報に基づいて最適撮像時間を特定する
請求項５記載の天体撮像装置。
【請求項７】
前記最適撮像時間特定手段は、前記飛翔体特定手段が特定した飛翔体に対応する情報が前記最適撮像時間記憶部に登録されていない場合、所定の最大撮像時間を最適撮像時間として特定する
請求項６記載の天体撮像装置。
【請求項８】
前記画像処理手段は、基準時刻に撮像された撮像画像の予測軌道領域に飛翔体が含まれていない場合、該飛翔体を画像処理の対象外とする
請求項５記載の天体撮像装置。
【請求項９】
コンピュータが、
観測対象の天体を撮像する撮像部の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像部の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定し、
特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、前記撮像部が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理を実行し、
画像処理結果を示す情報を出力する
ことを特徴とする天体撮像方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
観測対象の天体を撮像する撮像部の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像部の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定する飛翔体特定処理と、
特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、前記撮像部が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理と、
画像処理結果を示す情報を出力する出力処理とを
実行させるための天体撮像プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、天体撮像装置、天体撮像方法および天体撮像プログラムに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
天体の撮像に関連する技術として、例えば、特許文献１には、ビルの照明灯（ノイズ光）または飛行機などの移動物体におけるノイズ光を除去することにより、星空における星の光のみを撮影する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００４－１４７１５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、特許文献１に記載された技術は、撮像画像から人工物を除去する精度について改良の余地がある。
【０００５】
本開示は、撮像画像から人工物を除去する精度を高めることができる天体撮像装置、天体撮像方法および天体撮像プログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示による天体撮像装置は、観測対象の天体を撮像する撮像手段の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像手段の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定する飛翔体特定手段と、飛翔体特定手段が特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、撮像手段が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理を行う画像処理手段と、画像処理手段による画像処理結果を示す情報を出力する出力手段とを含む。
【０００７】
本開示による天体撮像方法は、コンピュータが、観測対象の天体を撮像する撮像部の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像部の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定し、特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、撮像部が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理を実行し、画像処理結果を示す情報を出力する。
【０００８】
本開示による天体撮像プログラムは、コンピュータに、観測対象の天体を撮像する撮像部の撮像環境を示す情報に基づいて、該撮像部の撮像画角内に存在し得る飛翔体を特定する飛翔体特定処理と、特定した飛翔体の予測軌道に基づいて、撮像部が撮像した撮像画像から飛翔体を除去する画像処理と、画像処理結果を示す情報を出力する出力処理とを実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本開示によれば、撮像画像から人工物を除去する精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
天体撮像装置の機能構成を例示するブロック図である。
撮像画像から人工衛星を除去する画像処理を例示する説明図である。
画像処理の時系列関係を例示する説明図である。
天体撮像装置の動作概要を例示する説明図である。
天体撮像装置の動作を例示するフローチャートである。
天体撮像装置の動作を例示するフローチャートである。
天体撮像装置の動作を例示するフローチャートである。
コンピュータの構成を例示するブロック図である。
天体撮像装置の主要部を例示するブロック図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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